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ヨコハマアートサイトラウンジvol.46
さわってみる~視覚障害とアート、これからの関係

ヨコハマアートサイトラウンジvol.46「さわってみる~視覚障害とアート、これからの関係」 視覚障害のある当事者による表現、
視覚障害のある人の鑑賞をサポートする取り組み、
触覚によってアートを体験する取り組み…
「さわる」ことをきっかけに、視覚障害とアートのこれからの関係を探るトークイベントです。
イベント内では、「ノールックみゅーじあむ」のギャラリーツアーを行い、ディスカッションをします。

開催日時|
2025年10月3日(金)16:00 ~ 17:30
(時間は前後する可能性があります)

ゲスト|
今泉梨香(ひよこの会・代表)
KYON.J(写真家)
大原万季(神奈川県立近代美術館学芸員)
佐藤玲子(川崎市岡本太郎美術館学芸員)

進行/小川智紀(ヨコハマアートサイト事務局)

会場|
象の鼻テラス
神奈川県横浜市中区海岸通り一丁目
みなとみらい線「日本大通り」駅下車 徒歩5分
https://zounohana.com/access/

ノールックみゅーじあむとは?|
視覚障害児が音や触覚を通して描いた美術作品や制作過程の映像などの展示を行う。障害への理解を深めるため、視覚障害三大不自由を体験するワークショップも同時開催する。主催の「ひよこの会」は横浜市を拠点に、視覚障害児の0歳からの早期教育とその家族を 育児相談や勉強会を通じてサポートしていく活動を行なっている。

お申込みはこちらから↓

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主催|
ヨコハマアートサイト事務局(STスポット横浜、横浜市にぎわいスポーツ文化局)
TEL|045-325-0410 FAX|045-325-0414
〒220-0004 横浜市西区北幸 1-11-15 横浜STビルB1

*ミニレポート*

今回のラウンジでは、視覚障害とアートの関わりをテーマとした実践が紹介されました。

まず、神奈川県立近代美術館の大原万季さんからは鎌倉別館での「これもさわれるのかな?—彫刻に触れる展覧会Ⅱ—」の事例が語られました。作品に触れることを前提に展示台や素材を工夫し、修復担当者と連携しながら進めた企画です。石や木、ブロンズの手触りや、音や振動を楽しめる立体作品など、触覚ならではの鑑賞体験を意図して選ばれた点が印象的でした。

続いて、岡本太郎美術館の佐藤さんからは、クラウドファンディングを契機に始まったインクルーシブな取り組みが紹介されました。点字付きの作品紹介カードを制作し、輪郭を浮かび上がらせた触図と拡大文字、着色を組み合わせることで、より多様な鑑賞方法を模索しています。ブラインドコミュニケーターとの取り組みも、継続して進めています。

ひよこの会の今泉さんは、視覚障害のある子どもと親のアート活動に取り組んでいます。「ノールックみゅーじあむ」では、子どもの主体的な表現が広がっていることを報告。また、KYON.Jさんは触れる写真や香りを組み合わせたワークショップを紹介し、見える/見えないの違いを超えた感覚の共有の可能性を示しました。

ディスカッションでは、今泉さんから、当事者家族としての意見を聞くことができました。「おしゃべりしながら鑑賞できる場」の重要性や、親以外の人と感想を交わす機会の価値が強調され、美術館のあり方への提案もありました。

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