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参加事業
新人Hソケリッサ!ことぶき多世代プロジェクト(中区)

寿町でのパフォーマンス、講演前の記念撮影

横浜市役所アトリウムで行われた「インド↔横浜 路上ダンス活動報告会+Dance Performance」の様子(3点とも)Photo:岡本千尋


プロジェクト4年目となる本年度は、月1回の定期無料ワークショップと、屋外公共空間でのダンス公演2回を実施しました。また並行して、近隣の保育園やこども食堂実施団体との連携を視野に、各所へのヒアリングを行いました。
ワークショップでは、小・中学生など若い世代の参加が増え、参加者の世代構成が広がりつつあります。若手世代の将来的な運営参画に向けた基盤づくりと位置づけ、継続的に参加して場に馴染んでもらうことを優先しました。
多様な背景を持つ身体が踊りを通じて出会う機会を生み出すため、寿町健康福祉交流センター前広場での公演は、誰もがその場で参加して踊れる場として構成しました。45分間踊り続ける方、短時間だけ参加する方、身体を揺らしながら見守る方など多様な関わり方が生まれ、世代や背景の違いを超えて自然と混じり合いながら踊る風景が広がりました。まちの協力団体からも「地域に合った形」と好評で、飛び込み参加をきっかけに会話や出会いも生まれました。
横浜市役所アトリウムでの公演では、2024年12月に実施したインドツアーと、寿町で継続してきた活動との連関を、映像上映・トーク・公演を通じて紹介し、本事業の着想のきっかけと活動の現在地、今後の展望を来場者と共有しました。事業を「地域の内部の営み」として閉じず、活動の背景や意図、継続して見えてきた変化を外部に向けて言語化し直す場となりました。寿町での実践を開かれた形で捉え直し、今後の連携や発信の基盤を整える上でも重要なステップになったと感じています。
本年度は寿町公演で成果を得た一方、公演が続く中で調査や対話の時間を確保することが課題となりました。定着しつつある都心部の公演は、次の工夫を考える時期です。次年度は寿町でのワークショップと公演を継続しつつ、リサーチや関係づくりに重点を置き、講演等を通じて実践を共有して活動の連動を図っていきたいです。
| 参加アーティスト | 新人Hソケリッサ!(平川収一郎、小磯松美、伊藤春夫、山下幸治、西篤近、浜岡哲平、高田丈、アオキ裕キ)、あだち麗三郎 |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月13日〜2026年1月24日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター 多目的室、横浜市役所アトリウム、横浜市寿町健康福祉交流センター前広場 |
| 主催 | 任意団体アオキカク |
| 協力 | 横浜市ことぶき協働スペース、認定NPO 法人ビッグイシュー基金、公益財団法人横浜市寿町健康福祉交流協会 |
| 助成 | 神奈川県マグカル展開促進補助金 |
| URL | https://sokerissa.net/ |
| aokikaku2021@gmail.com | |
| SNS |
第12回あっぱれフェスタ(旭区・中区)

第12回「あっぱれフェスタ」のステージに上がるファシリテーターの倉品淳子さんと劇団れん(サポートセンター連)メンバー

「あっぱれ行商」(川井地域ケアプラザ)の様子

「あっぱれフェスタ」初参加のチームエビカツ(マインド葦)のステージ photo:飯塚聡

「あっぱれ展」(二俣川サンハートギャラリー)会場風景
あっぱれフェスタは、障害福祉事業所自主製品の展示販売、アーティストと障害福祉事業所利用者のコラボによる「あっぱれオンステージ」等を開催する、福祉とアートのイベントです。今年はプレイベントの出張販売を行ったほか、関連イベントとなるあっぱれ展を実施しました。
フェスタ開催までに、アーティストを招き、障害がある人たちを対象とした舞台表現ワークショップを実施しました。この中から5つのパフォーマンスと1本の映像作品を「オンステージ」として発表し、前回以上に質が高まっていた様子が観客から好評を得ていました。複数の事業所の合同パフォーマンス「コラボステージ」や、前回までは映像参加だった団体が新たなサポートアーティストを迎えて舞台に出演したことも大きな成果です。二つ橋高等特別支援学校の生徒たちのバンドが初出演し、地域のつながりの拡大が示せた点も重要で、集客増にもつながりました。
また、事前にものづくりワークショップを行った事業所は、フェスタ関連イベントの「あっぱれ展」に参加し、製品のディスプレイ展示だけではなく「作品としてみせる展覧会づくり」に挑みました。この展示では、「一人ひとりを肯定する」という テーマを具現化する内容となり、普段は施設で「こだわり」「問題行動」と見なされる行為も作品化し、観客から評価を受けていました。こうした支援者 の体験は、日々の支援内容にもいい影響を及ぼす と思います。
参加したすべての事業所から「とてもよかった」と反応がありました。一方で、活動を継続するためには、パフォーマンス系の活動を自主事業化、予算化する意義を各事業所の運営法人に理解してもらうことが重要です。第一線で活躍するアーティストを招聘する必要があり、単発ではなく継続的なワークショップがより効果的であることへの理解が必要です。これまで3事業所が自主財源で事業化するなど、活動が安定性を増してきました。今後もこの課題に取り組んでいきます。
| 参加アーティスト | 飯塚聡、市川フー、岩井秀人、笠木泉、加藤綾、加藤未礼、倉品淳子、小日山拓也、白神ももこ、田村興一郎、中野敦之、長谷川優貴、若鍋久美子 |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月22日〜2026年1月19日 |
| 会場 | 【旭区】むくどりの家、活動ホームふたまたがわ、第2まどか、活動ホームあさひ、マインド葦、今宿地域ケアプラザ、川井地域ケアプラザ、旭区役所、ぱれっと旭、二俣川地域ケアプラザ、白根地域ケアプラザ、旭区民文化センターサンハートアートギャラリー、旭公会堂【中区】IKIIKI カンパニー |
| 主催 | あっぱれフェスタ実行委員会 |
| 共催 | 旭区役所 |
| 後援 | 旭区地域自立支援協議会、社会福祉法人旭区社会福祉協議会 |
| 協力 | 旭区内の地域ケアプラザの地域交流コーディネーター連絡会 |
| 助成 | 公益財団法人神奈川新聞厚生文化事業団 |
| TEL | 045-360-9778 |
| FAX | 045-360-7004 |
| 0@pop07.odn.ne.jp | |
| SNS |
oowaアートプロジェクト(西区・南区)

「Hallospace 展」会場風景 photo:Hajime Kato

「Hallospace 展」会場風景 photo:Hajime Kato

「特別支援教材をつくる会 特別編」ワークショップ実施風景 photo:Hajime Kato

「特別支援教材をつくる会」実施風景 photo:Hajime Kato
知的障害のあるこどもたちの居場所づくりを目的に、保護者やきょうだい、ケアラー、地域住民を巻き込みながらアート活動を拠点内外で展開しました。本年度は隔週の個別クラス「Hallospace」を新設し、さまざまな特性を持つこどもたちを受け入れる体制を拡充しました。特別クラスは近隣のシェアハウスで開催し、展覧会も地域イベントと同時開催することで、活動を地域へ開く機会をつくりました。
「特別支援教材をつくる会」では、地域の木工作家や住民の協力を得ながら教材開発を行いました。「怒り」をテーマに、通常級・支援級・支援学校それぞれの指導機会を整理し、怒りの行動を分類・共有しました。昨年度の経験を踏まえ、活動名を「感情あそび」として再構成することで、より参加しやすい形へと改善しました。準備段階から先生たちに参加してもらい、現場での課題解決のための活動へ落とし込むことができ、実践経験が豊富な中堅・ベテランの先生方が参加しました。現場の課題に応じて各自が授業へ応用できる形での提案をしましたが、次年度は授業化まで伴走する展開を予定しています。
「えんげきのがっこう」では、お店やさんごっこや運動会など親しみやすいテーマを設定し、子どもたちの動きに応じて活動を柔軟に展開しました。屋外での実践により、地域との関係性にも変化が ありました。例えば、掃除道具を持ってみるだけでも、不可解な動きをする(迷惑な)存在から地域のために仕事をしている有益な人という解釈に変化し、子どもたちの予測不能な動きを尊重してもらえる、という変化が生まれました。拠点外での実施となりましたが、未就学児、保護者、アーティストが一緒に挑戦し、場を切り開きました。
これからも「oowa park構想」の準備段階として、活動をまちへ開いていきます。教材づくりは県外 にも波及し、開催依頼や連携相談が増加しました。地域協働と体制強化を進めながら、活動の持続と 拡張を目指していきたいです。
| 参加アーティスト | 萩原雄太、清水穂奈美、住吉山実里、竹中里来、藤原佳奈、劉功眞、加藤甫、小澤亮太 |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月1日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【西区】Studio oowa、戸部公園、急な坂スタジオ、ヨコハマアパートメント、西区地域子育て支援拠点スマイル・ポート【南区】横浜国立大学教育学部附属特別支援学校 |
| 主催 | 一般社団法人oowa |
| 協力 | 横浜国立大学教育学部附属特別支援学校、西区地域子育て支援拠点 スマイル・ポート |
| oowa.studio@gmail.com | |
| SNS |
おりおり!おるおる!2025(青葉区・緑区)

あおば支援学校での「ふわふわに親しもう」実施風景。ウールピッカーを使い羊の毛の房をほどく

「ふわふわに親しもう」ペグ織りの原毛を撚ってひも状にする様子

荏子田太陽公園ローズハウスでの「輪っか織りワークショップ」実施風景

「輪っか織りワークショップ」完成作品
本年度は、羊の原毛を解毛し毛の繊維を引き出して毛糸になる様子を体験する「毛糸のはじまり」ワークショップを新しく設けました。
あおば支援学校での「ふわふわ羊さんを作ろう」では、羊の原毛の房をスリッカーでほどき松ぼっくりに巻いた羊のオブジェを制作しました。参加者にとっての初めての羊毛体験の機会となり、純粋な驚きの気持ちを持ってもらえたようです。「あおばフェスタ」も開催し、ペグ織り(台に並んで差してあるペグの根元の穴に縦糸を通し、横糸としてねじった羊毛をペグに交互にかけて織る織り手法)を体験しました。原始的な手法を紹介することで、普段、福祉の現場で織りを手がける方々の関心を引き、談話をした際には、現場の課題や問題提起の情報を知ることができました。荏子田太陽公園ローズハウスでは「輪っか織りワークショップ」として、昨年のまんまる織りを改良したオリジナル台紙に、裂き糸やアートヤーンを織り込んで円状の額を制作しました。手芸を趣味とする手練れな方々にも、十分に制作の手応えと満足感を得てもらいました。寺家田んぼでは「松ぼっくりオーナメントを作ろう」を開催しました。参加者とともに手を動かす喜びを感じられ、機会の貴重さと、かけがえのない時間に感謝しています。みどり福祉ホームでは「ふわふわに親しもう」を開催し、定期的なワークショップ開催を重ねることで、参加者にとってのスモールステップが、どの程度 の内容なのかを実感することができました。施設 側との信頼関係も築くことができました。また、ス タッフ研修を行い、技術を学ぶことで不足していた技術の補完をしました。来期への展望や課題を 一堂に会した場で話し合い、3年に渡る活動内容 を共有しました。
今後は、グッズの販売をイベント時だけではなく、平時に販売可能な場所を開拓したり、ワークショップ参加費の増額を検討し、健全な収支を達成できるよう努力したいと思います。
| 会期 | 2025年7月12日〜2026年1月15日 |
|---|---|
| 会場 | 【青葉区】神奈川県立あおば支援学校、神奈川県立あおば支援学校生活体験室、荏子田太陽公園ローズハウス、寺家田んぼ 【緑区】NPO 法人みどり福祉ホーム |
| 主催 | オリオリオルオル |
| 共催 | 神奈川県立あおば支援学校、荏子田太陽公園ローズハウス、寺家田んぼ“〇おむすび”、みどり福祉ホーム |
| 協力 | ぐるーぷ・もこもこ・青葉台 |
| orinas2022@gmail.com | |
| URL | https://sites.google.com/view/oriorioruoru/ |
| SNS |
こうなん・やさしいつながりフェスタ(港南区)

「やさしいつながりフェスタ」音楽フェス(横浜医療福祉センター)出演者

芹が谷やまゆり園の事業所「うみねこワークス」の協力を得て制作したバードコール(鳥笛)

「やさしいつながりフェスタ」(横浜医療福祉センター)ステージの様子

「やさしいつながりフェスタ」(横浜医療福祉センター) 「なんやさしいつながりフェスタ」写真展(Gallery &Cafe Pono)
家族や仲良しのお友達とコンサートに行く。そんな当たり前のことも、赤ちゃんや障害者だと静かに座っていなければいけないという壁に突き当たります。そんな壁を撤廃し、泣いても歩き回っても大丈夫な、みんなが自分らしく全力で楽しむコンサートを開催しました。
港南台と日野南の地域ケアプラザでは、夏休みのイベントとして楽器をつくるワークショップを開催しました。その際には「こうなんやさしいつながりフェスタ」イベントへの参加を呼びかけました。バードコールづくりで用いる木材は、芹が谷やまゆり園の事業所「うみねこワークス」に材料のカッティング、研磨、穴開け、ボルトの調達を依頼し新しい協力体制ができました。一連の作業は、港南区在住の地域ボランティアの方によって指導されました。「こうなんやさしいつながりフェスタ」は横浜医療福祉センター港南ホールで行いました。来年度の活動に向けての広報と振り返りを兼ねて、その成果をGallery & Cafe Ponoでの写真展を開催しました。
年齢、性別、障害のある/なし等の属性をすべて外し、一堂に会して工作や音楽、ダンスを共に楽しむ機会の創出という当初の目的と事業は達成できました。コンサートでは、参加者の方々が身近に演奏を感じられるように、ステージと客席がフラットになる環境を選定しました。椅子席100席の前方には、赤ちゃんでもくつろげるマット席も設けました。コンサート終盤には、希望者全員がステージで歌い踊り演奏し、時間と空間の共有が生まれました。このコンサートによって、今までつながりのなかった地域の人々をつなぐ最初の一歩を踏み出せたことは、大きな成果といえると思います。
今回のつながりの輪を途切れることなく、さらに継続して広げるためには、企画の段階から参加してもらえる仲間づくりの場を増やし、地域の大きな運動に育てていくことができるかどうかが課題と考えています。
| 参加アーティスト | 音のリボン、保坂真弓、吉田祐美、門田佳子、辻真紀、望月咲江 |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月27日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【港南区】日野南地域ケアプラザ、港南台バーズ1階、港南台地域ケアプラザ、日野南地域ケアプラザ、横浜医療福祉センター港南、Gallery&Cafe Pono |
| 主催 | こうなんやさしいつながりプロジェクト委員会 |
| 後援 | 横浜市港南区役所、横浜市港南区社会福祉協議会 |
| 協賛 | 特定非営利活動法人GOOD JOB |
| 協力 | 横浜医療福祉センター港南、港南台地域ケアプラザ、日野南地域ケアプラザ |
「さくひん」をえんじなおす 福祉事業所の「作品」についてもう一回考えてみる(港北区)

古川友紀さん、アートかれんメンバーによる「散歩とダンスで大倉山の町をほぐす会」

井夕紀子さん、アートかれんメンバーによる福祉事業所の軒先での即興コンサート

志村鈴代さんによる「みんなのお店」の成り立ちについてのお話会

坂口佳奈さん、アートかれんメンバーによる、それぞれの「ことば」を組み合わせて文を作る会
福祉事業所における「作品」とは何かを、職員やアーティストとともに問い直しながら、商店街など地域へ開いていく可能性を探りました。
まず「みんなのお店」の成り立ちについてのお話会を実施しました。「みんなのお店」は、障害があるとされる人もないとされる人も、給料は平等であり、対等な関係を重視した実践として始まりました(現在は福祉事業所として運営)。このお話会で共有された歴史や思いをもとに、その後のワークショップへとつなげていきました。
「こくら山ほぐし会」では、福祉事業所・アートかれんのメンバーやスタッフ、地域の方々がともに身体を動かし、まちを歩くワークショップを実施しました。体操やダンス、散歩などを通し、参加者の身体と大倉山のまちをゆるやかに「ほぐす」ことを目的としたクリエイションです。まち全体が舞台のようになり、参加者は普段とは少し異なった身体のあり方を体験しました。
「ことば」を参加者同士で交換し、それらを組み合わせて文をつくりました。日常の会話とはまた違ったやりとりが生まれ、そこで生まれたことばをつなぎ合わせることで、新たな関係が立ち上がっていきました。
「のきさき即興コンサート」も実施しました。福祉事業所の軒先から商店街へ向けて歌や演奏をすると、商店街の方が様子をのぞきに来てくださったり、通りがかった人が一緒に歌い出したりする場面も見られました。最後に、映像や写真による記録展示を行い、活動の過程を紹介しました。
今後の課題は、曜日や時間帯、内容などをより 工夫し、地域とのつながりをさらに広げていくことです。商店街という場所の特性を生かし、特定の店舗と連携した企画を行うことや、こちらから出向き短い時間でも一緒に過ごす機会をつくることなど、より具体的な関わり方も考えられます。こうした点もふまえ、今後も地域の方々とゆる やかにつながる活動を続けたいと考えています。
| 参加アーティスト | 宇都口竜太、大崎晃伸、加藤瑠衣、KS、川戸由紀、坂口佳奈、品川太成、鈴木凱士、西井夕紀子、古川友紀、牧島美帆、百田佳恵 |
|---|---|
| 会期 | 2025年8月5日〜2026年1月16日 |
| 会場 | 【港北区】ギャラリーかれん、大倉山公園 |
| 主催 | こくらやま実行委員会 |
| 協力 | 社会福祉法人かれん |
| kokurayama2025@gmail.com | |
| SNS |
ことぶき「てがみ」プロジェクト(中区)

「バック・トゥー・ザ・中善寺伝助」ステージ

「バック・トゥー・ザ・中善寺伝助」

「モリへ~小山さんをさがして~」photo:南亜沙美

「モリへ~小山さんをさがして~」photo:南亜沙美
ことぶき共同診療所デイケアメンバーとのワークショップを実施し、オリジナルソングの創作、人形製作、幻燈の製作など多岐に渡る活動を展開しました。デイケアメンバーの体験をもとにした、ある男の物語「バック・トゥー・ザ・ 中 善寺伝助」をつくり上げ、発表上演を行いました。これまで培ってきたデイケアメンバーとの関係性と経験の蓄積をもとに、次世代スタッフに現場を任せ、人材育成の機会とすることができました。あわせて、デイケアメンバーにとっても新鮮な経験となりました。
また、野宿生活を送っていた女性による手記『小山さんノート』(エトセトラブックス、2023年)を読みながら語り合い、精神疾患を持つ当事者とケアスタッフ主体の公演「モリへ 小山さんをたずねて」を制作しました。これまで男性参加者が多かった本プロジェクトで、サポートに回っていた女性たちの声を表現できたのは、特筆に値すると考えます。寿町以外からのケアワーカーの参加も得て、広がりを生み出せました。有料公演に踏み切り、不十分とはいえ、活動継続資金の補填ができました。
音楽には篠笛奏者の松尾慧、トルコの伝統楽器SAZ奏者の藤井良行を迎え、舞台美術には黄金町BASEでアトリエを開く山田裕介を迎えました。プロジェクトの記録冊子の作成や記録ビデオの撮影編集、参加者の同意も得た上でビデオのYouTube 上での公開も行いました。計画していた独自の ホームページの作成までには至りませんでしたが、ブログページの公開を開始することができました。今後は、活動の広報にも十分に力を入れていきた いと考えています。
さまざまな困難を抱えている人を中心に置くプロジェクトであるため、活動資金の調達が難しい点が課題です。運営スタッフは、ほぼボランティアで活動を支えていますが、それでは若い世代が参画しにくいです。運営の負担が年々重くなっており、スタッフの増員が大きな課題です。
| 参加アーティスト | 松尾慧、藤井良行、岩崎佐和、花崎攝、都田かほ |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月27日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【中区】中区寿町福祉交流センター 【オンライン】YouTube 配信 |
| 主催 | ことぶき「てがみ」プロジェクト実行委員会 |
| 協力 | 医療法人ことぶき共同診療所、横浜市寿町健康福祉センター |
| URL | http://www.youtube.com/@kotobukitegamiproject7646 |
| tegamiproject@yahoo.co.jp | |
| SNS |
コミュニティを育むセンサリーアート事業(戸塚区・青葉区・栄区・中区)

リエゾン笠間にて、学生ボランティアが利用者に香りのアートをサポートしている様子

リエゾン笠間にて、ビー玉アートの制作の様子

象の鼻テラスにて、試み展観覧風景

象の鼻テラス試み展にて、香りワークショップの様子
センサリーアートとは、五感を刺激するアート全般を指します。グローバルアートチームLITTLE ARTISTS LEAGUEのプロデュースにより、嗅覚や触覚にまつわるプログラムを展開しました。特に嗅覚は、言葉での表現が難しい子どもたちとって言葉を超えたコミュニケーションや表現を実現する可能性につながります。五感を使って表現する機会を提供することで、従来の枠組みでは「居場所」を得られなかった子どもたちの可能性を引き出したいと考えています。
本年度は、4つの福祉施設でワークショップを実施しました。「香りのワークショップ」では10種の香りを嗅ぎ、好きな香りを選んで、自分なりの香りをつくりました。「ビー玉アートワークショップ」では絵の具をつけたビー玉を転がし、抽象画を制作しました。体力や体調、感染への配慮等から一般のイベントには参加しづらいご家庭には、アートキットを事前に送付し、オンラインでもアートワークを実施しました。講師にとっては福祉施設との初めての接点となる機会となったほか、学生ボランティアの参加もありました。香りを通じて、ケア従事者が当事者との関係性を見つめ直すきっかけになったという声も寄せられました。 象の鼻テラスで報告展示を開催し、多くの方に 本事業について知っていただきました。会場では体験ワークショップも行い、実際にセンサリーアートを体感していただきました。展示を通して、Yahoo!newsや神奈川新聞に掲載されたり、横浜市立大学の授業で本事業を知った学生が来場するなど、活動への関心の高まりを実感しました。 一方で、福祉施設との新規連携の難しさや、精 油など高価な素材費への対応が課題として残りました。一方で実際に実施してみると、非常に効果を感じていただき、また別のセクションでもやってほしいと強い要望もいただきました。今後は実施記録や展示資料を活用しながら、必要とする施設へ活動を届けていきたいです。
| 参加アーティスト | LITTLE ARTISTS LEAGUE |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月4日〜2026年10月26日 |
| 会場 | 【戸塚区】やまぶき工房 【青葉区】遊びパークリノアたまプラ 【栄区】リエゾン笠間 【中区】象の鼻テラス 【オンライン】一般社団法人みんなのレモネードの会 |
| 主催 | 一般社団法人JOAA |
| 協力 | LITTLE ARTISTS LEAGUE、象の鼻テラス、遊びパークリノアたまプラ、リエゾン笠間、一般社団法人みんなのレモネードの会、ヨコハマフォント、やまぶき工房 |
| URL | https://www.via-aroma-rieko.com/ |
| TEL | 070-1426-0418 |
| joaa.aroma@gmail.com | |
| SNS |
とびだせしましま!みんなで楽しむコンサート♪(青葉区)

「しましまフェスタ」(横浜市青葉区のフィリアホール)にて。KUKURU の皆さんと。

「しましまフェスタ」より、バルーンアート体験の様子
「しましまフェスタ」より、パン販売の様子

「あおばフェスタ」での演奏の様子
障がいの有無に関わらず、誰もが気軽に参加できるバリアフリーな音楽イベント「しましまフェスタ」を開催しました。子どもから大人まで楽しめる多彩なプログラム構成とし、手遊びやリズムに合わせて身体を動かすコーナーを交え、聴くだけでなく一緒に参加できるコンサートです。客席には赤ちゃんから年配の方がいて、私たちが目指してきた空間を実現できた手ごたえがありました。
ホワイエでは、コンサートと並行して地域との連携企画を実施しました。パン販売やバルーンアート体験などでにぎわい、コンサートをきっかけに地域の交流も深まりました。地域の方々にもサポーターとして、さまざまな役割を担ってもらいました。地域の企業や団体の協賛、商品提供、クラウドファンディングへの支援も得て、安全で温かな運営体制を築けました。次回開催への期待の声も多数寄せられています。
10月末には、近隣の神奈川県立あおば支援学校の文化祭・あおばフェスタでパレード演奏を行いました。地域学校協働本部あおばまるによるアテ ンドで、小学部から高等部までフロアの廊下を演 奏しながら練り歩きました。この学校では1月に、小学5年生の授業「みんなのじかん」で、音楽ワー クショップを実施しました。特別支援学校での音 楽の授業がどのように行われているのか、先生方 へ事前アンケートを実施し、その回答を元に、演奏家だからこそできる音楽の授業を組み立てました。聴く機会がない生演奏の鑑賞のほか、演奏にのって楽器を鳴らしながら歩いたり止まったりするアクティビティや、タンバリンや鈴等をハンドジェスチャーに合わせて鳴らす即興演奏も行いました。今回のプログラムは今後もさまざまな場面で生かせそうです。
| 参加アーティスト | 木村有沙、倉内理恵、髙橋朋子、富田真以子、永井嗣人 |
|---|---|
| 会期 | 2025年10月6日〜2026年1月27日 |
| 会場 | 【青葉区】横浜市青葉区民文化センターフィリアホール、神奈川県立あおば支援学校 |
| 主催 | しましまのおんがくたい |
| 共催 | 横浜市青葉区民文化センターフィリアホール |
| 協賛 | 株式会社KUKURU、株式会社キセキ、横浜あおば小麦プロジェクト、イベント情報サイト「よきかな」 |
| 協力 | 神奈川県立あおば支援学校、あおば地域活動ホームすてっぷ、あおばバルーンアート隊(青葉台地域ケアプラザ)、中島直子 |
| URL | https://shima-on.com/ |
| info@shima-on.com | |
| SNS |
hoshifune ほしまつり(金沢区)

Bali Moving Meditationワークショップ(称名寺境内)の様子

hoshifune 生火影絵「Me」上演の様子 photo:井島健至

レレレの二人展と井島春陶芸作品展、コラボレーション展示

目と手とレレレワークショップ、2日目の様子
金沢区のアートスペースであるAsaba Art Squareにて、「生活と共にあるアート」をテーマとして開催するイベント内で「hoshifuneほしまつり」を開催しました。主催アーティストは国内外各地で公演やワークショップを通して日本やアジアの伝統の知恵を伝えているhoshifuneです。
期間中は、hoshifuneによる影絵公演や、付近にある称名寺境内でバリ島の伝統に基づく呼吸法のワークショップを実施しました。また、身の回りのものや見捨てられてしまう素材を再生して作品を生み出すウッキー富士原・fuu fujiwara夫妻による展示とワークショップ、井島春による陶芸展、大澤真美による対話会「ことばの焚き火」など、多様なプログラムを展開しました。食も生活の中のアートたり得るという視点から、ローフードのスペシャリスト「ねこじゃら亭」や創作和食の「お食事処一路」による食事の提供も行いました。
「ほしまつり」として2年目、イベント内での企画として3年目を迎えた今年は、継続の進展が地域への浸透や集客に表われてきました。影絵公演は昨年を大きく上回る予約があって大々的な告知の前に満席となり、ワークショップや展示にも、このイベントをやっていることを認識してくれている近隣の住民が飛び入り参加するなど、地域に根づきつつある手応えを感じました。
一方で、現代におけるコミュニティのあり方についても新たな気づきがありました。地縁的なつながりだけでなく、アートを介して地域の拠点に集う「関係人口」と呼ばれる人々の存在が、今後の社会における新しいコミュニティの形として重要になると感じています。
地域社会と地縁にとらわれない人々との融和の可能性を実感しつつも、地域とどのように関わり、両者のバランスをいかに取っていくかが、今後の継続的な活動に向けた大きな課題であり、新しいコミュニティを創造していくための出発点になると考えています。
| 参加アーティスト | hoshifune、ウッキー富士原、fuu fujiwara、井島春、大澤真美、お食事処一路、ねこじゃら亭 |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月4日〜2026年7月7日 |
| 会場 | 【金沢区】Asaba Art Square |
| 主催 | ジュクン・ミュージック |
| 共催 | Asaba Art Square |
| TEL | 080-4195-1811 |
| jukung@me.com | |
| SNS |
性暴カサバイバービジュアルボイス(青葉区・神奈川区・中区)

ギャラリートークの様子

「AIDS文化フォーラムin 横浜」でのトークイベントの様子

なか区民活動センターでのトークイベントの様子

アートフォーラムあざみ野での写真展の様子
性暴力サバイバーが公に声を上げなくても表現できる場づくりを目指し、活動を行いました。 7月~10月にかけて、フォトワークショップを全6回行いました。サバイバー達は課題に沿って、自分の思いを写真で表現することにトライしまし た。選んだ写真を印刷し、その写真について語る ことを繰り返しながら自分の思いを整理し、言葉 にしづらい思い、また普段考えていることを写真を通して表現する術を学びました。同時に、講師としてアーティストを招き、それぞれの活動や、新たな表現方法を学びました。
ワークショップを経てできた作品をもとに、犯 罪被害者特別週間にあわせて写真展を行いました。展示期間中には、ギャラリートーク等を通して、安 全が守られた場所でサバイバーが自由に語る機会 をつくり、社会への啓発活動とサバイバーのエンパワメントにつなげました。
ギャラリートークでは、作品の作者が自身の写真とキャプションでは語りきれない心の奥の思いを語るだけでなく、トークに参加した人からの質問へも回答し、ディスカッションも行いました。このほか、トークイベント、ワークショップ体験を行うイベントも手がけました。
自由にそして安全に表現する場を設けること、他参加者との交流を通じたピアサポートと写真の展示を通じた啓発と、社会への提言で参加者が自らをエンパワメントすること、写真展を通して他のサバイバーへ希望を届けること、こうした取り組みが地域における性暴力防止の一助となることなどが達成できたと考えています。イベント参加者から大学の卒論で研究対象にしたいとの申し出もありました。理解者をより増やすことで、活動の発展につなげていきたいです。
今後は、安定した資金の調達と、運営を行うマンパワーの確保が重要です。あわせて、サバイバーではないが性暴力防止や被害者支援に対して同じ思いを持つ外部の人に、運営チームに加わってもらうことも検討しています。
| 参加アーティスト | 大藪順子、花崎攝、蔭山ヅル |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月12日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【青葉区】男女共同参画センター 横浜北 アートフォーラムあざみ野 【神奈川区】かながわ県民センター【中区】なか区民活動センター |
| 主催 | STAND Still |
| 後援 | 公益財団法人横浜市男女共同参画推進協会(アートフォーラムあざみ野における写真展及びギャラリートークのみ) |
| 協力 | Picture This Japan、なか区民活動センター |
| standstilljapan@gmail.com | |
| URL | https://standstill.jimdofree.com/ |
地域の竹で感動を奏でよう!第2回音の竹フェス♪(青葉区)

舞台風景。横浜市すすき野地域ケアプラザとの協業および、竹楽器奏者2人の伴走支援によって結成された地域の人たちによる「御嶽の竹楽団」を結成

ホワイエ会場に設置した地元の竹でつくった「音のピラ ミッド」

来場者が舞台上で竹楽器に触れる終演後の様子

珍しい竹楽器を介した来場者との交流風景
スパイスアップ「SOZAi循環Lab」の4年間の活動で知り合った子どもたちから企業までの多様な仲間とつくりあげる、竹の「音」に特化した音楽イベントを開催しました。インドネシア竹製民族楽器アンサンブル「Plumeria」、ケーナ演奏家の山下孝之、地域住民で結成した「御嶽の竹楽団」、総合の学習の時間で竹について学習した横浜市立茅ケ崎小学校3年3組、都筑民家園で竹林整備を行う「都筑しの笛の会」らが参加し、演奏をしました。
2回目の開催となる今回は、横浜市すすき野地域ケアプラザとの協業のもとで地域住民向けに竹楽器ワークショップを開催し、参加メンバーを中心とした「御嶽の竹楽団」を結成、竹楽器演奏家2人の伴走支援のもとで音の竹フェスに向けて演奏の練習も行いました。参加者がソロパートを担当したり、竹楽器を工夫して自作するなど、意欲的に関わってもらえました。すすき野地域ケアプラザのコミュニティ醸成の一環として、今後も御嶽の竹楽団を継続して活動することを予定しています。
昨年度に引き続き、飲食を提供することで滞留時間や交流時間を伸ばす工夫をしました。また、今年は竹楽器をつくれるワークショップに力を入れたため、自作の竹でステージ演奏に参加する来場者が増えました。アンケート結果では「竹の可能性を感じました」「感動しました」といった感想があったほか、参加してよかったこととして「主催者や出演者、出店者と交流できた」が46.2%と高く、今後につながる成果が得られました。
課題は地域メディアへの露出ができないことです。アーティストの出演料の原資として大人のみ入場料を設定していますが、有料イベントとなるため、広報が十分にできず、会場利用の兼ね合いから平日開催のイベントともなっています。ジレンマを抱えつつも、SNSの地域指定広告など新たなツールの検討も始めています。
| 参加アーティスト | Plumeria、山下孝之、都筑しの笛の会、御嶽の竹楽団、富田真以子、丸田菜穂、Sayumi、横浜市立茅ケ崎小学校3年3組「ちょうひびけ!竹のよさぐんぐん音楽隊」 |
|---|---|
| 会期 | 2026年1月20日 |
| 会場 | 【青葉区】横浜市青葉区民文化センターフィリアホール |
| 主催 | スパイスアップ |
| 共催 | 横浜市青葉区民文化センターフィリアホール |
| 後援 | 公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 |
| 協賛 | 横浜青葉温泉 喜楽里別邸、青葉台駅前郵便局、C2ラボ元石川、竹林工房遊 |
| 協力 | NPO 法人都筑里山倶楽部、オトサポ、横浜市すすき野地域ケアプラザ、動くローカルメディア「萬駄屋」、イベント情報サイト「よきかな」 |
| 助成 | 東急株式会社 2025年度『みど*リンク』アクション、一般財団法人ハウジングアンドコミュニティ財団 2025年度住まいとコミュニティづくり活動助成 |
| sozaijunkanlab@gmail.com | |
| URL | https://spiceupaoba.net/sjl/ |
| SNS |
のんびりアートデイ(青葉区・緑区・港北区)

その場に集うみんなが楽しめる内容で実施した「のんびりアートデイ」開催風景

「のんびりアート展」展示風景

出張での「のんびりアートデイ」

東京都市大学とのコラボによる「のんびりアートデイ」
ひとり親家庭や、障害児・未就学児・不登校児のいる家庭を対象に、アートワークショップの実施とフリースペースとして場を開放する「アートデイ」を開催しました。絵の具や様々な素材、道具を使用して、障害の有無や世代に関わらず、その場に集うみんなが楽しめる内容で実施しました。近隣の大学や福祉作業所の利用者の方を講師に招く他、地域で活動するミュージシャンとのコラボレーションにも取り組みました。日曜開催の際には「ナナ食堂実行委員会」と共催して、ランチの提供も行いました。「出張のんびりアートデイ」では子育て支援拠点、未就学児の青空保育団体、放課後等デイサービス、障害児の訓練会へ出張してアートワークショップを実施しました。また、作品や活動の様子をおさめた写真の展示「のんびりアート展」を行いました。
出張型ワークショップを展開したことで、スペースナナを知らない人や、従来の支援からこぼれていた層へのアプローチに取り組めたと思います。また、相模女子大学や三菱UFJ銀行から活動につい てインタビューを受け、ボランティアの協力もあおぐことができ、協働を通じた次世代の担い手育成への嬉しい手応えとなりました。活動記録をまとめた冊子の作成と配布は、参加者である不登校児や障害児の親子がその内容を喜び、自ら学校や支援機関へ配布することにつながりました。
運営面では、スタッフ謝金の増額等により、参加者や子育てが落ち着いた人たちの担い手への移行を進めることができ、地域活動の世代交代を見据えた持続的な循環を生み出しています。多様な背景を持つ人々が混ざり合い、自発的に地域課題へ視野を広げる場に育っていることは、活動を継続してきた成果だと感じています。
次年度は展示を積極的に実施し、アートを通じた心の変容や、多様な人々が支え合う「互助の本質」を、活動の外側にいる人々へ伝えていきたいです。
| 参加アーティスト | 中畝治子、本間久仁子、坂口潤子、JAZZ BATA |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月13日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【青葉区】スペースナナ、ぺんぺん畑 【緑区】緑区地域子育て支援拠点いっぽ、放課後等デイサービスCOCOON 【港北区】横浜ラポール |
| 主催 | 特定非営利活動法人スペースナナ |
| 共催 | ナナ食堂実行委員会、NPO法人青空保育ぺんぺんぐさ、緑区地域子育て支援拠点いっぽ |
| 協力 | 東京都市大学、社会福祉法人かれん、放課後デイサービスCOCOON、相模女子大学、三菱UFJ 銀行青葉台支店 |
| URL | https://seibutsuen.jp/ |
| art.day.nana@gmail.com | |
| TEL | 045-482-6717 |
| SNS |
虹色畑クラブ 畑でアートプログラム(港北区・中区)
夏野菜の断面ハンコでトートバックを彩る

畑でのアート企画 稲わらで編むしめ縄づくり

畑でのアート企画 藍の生葉を使ったシルクスカーフ 染め

バナナアートのワークショップより
継続して取り組んでいる畑でのアート企画では、昨年に引き続き、近隣にある「チャコ村」の藍の生葉を使って、シルクスカーフを染めました。参加者が日本の伝統文化を身近に感じながら創作を楽しみました。継続的な学びを通して理解も深まり、満足度の高い企画となりました。
レンタルスペース「カドベヤ」では、オクラやレンコン、ピーマンなどの横浜で採れた野菜の断面でハンコをつくり、トートバックを自由に彩りました。バナナに虫ピンでチクチクと点描で模様や文字を刻み込むバナナアートのワークショップでは、畑という屋外環境でアートを楽しむ新鮮な体験を提供できました。
畑の薪ストーブでは、焼きバナナやベーコン巻を楽しみました。また、生活支援事業所のでんぱたから提供された稲わらや赤い実、松葉などで正月飾りのしめ縄づくりをしました。
不登校経験のある参加者も多く、学校で十分に体験できなかった美術の授業のような雰囲気の中で、自由に創作し、作品を完成させる喜びを感じられる貴重な機会となりました。また、畑でのワークショップを通じ、自然とアートを結びつけた新たな表現の可能性が生まれました。里親家庭の参加もあり、多様な人々が交流できる場としての意義も確認できました。自然素材の提供を受けたことで数年前から連携が深まった団体同士での交流 活動も重視しました。
その一方で、近年の夏季の猛暑により、畑での屋外活動が安全面で大きな負担となり、参加者・運営側双方にとって厳しい状況となりました。また、スタッフの介護問題などさまざまな事情が重なり、事業運営への負担が増している現状もあります。
私たちにとって活動10年の節目でもあることから、拠点としてきた畑を段階的に整理・返却し、定期的な畑活動を一旦終了する判断に至りました。現在は不定期活動などを通じて、参加者とのつながりを継続する形を模索しています。
| 参加アーティスト | 柏崎久恵、エンドケイプ、ZOU(佐々木則子) |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月20日〜2025年12月18日 |
| 会場 | 【港北区】下田地域ケアプラザ、虹色畑クラブ【中区】カドベヤ |
| 主催 | NPO法人タネとスプーン、虹色畑クラブ |
| 協力 | 横浜・藤田農園、チャコ村●▲■、NPO法人ぷかぷか、でんぱた |
| hatake.club2016@gmail.com | URL | https://tane-spoon.com/ |
| SNS |
ミュージックブリュット・ヨコハマ2025(中区)

会場風景。素敵な音楽と笑顔に溢れた

ダンスチーム「Dance@しんよこ」メンバーのステージ風景 photo:SORASHIDO FILM

シンガーソングライターKo-sei のステージ photo:SORASHIDO FILM

「スロバラSUNZ」のライブ。放課後等デイサービスに通う子どもたちもステージに photo:SORASHIDO FILM
「ミュージックブリュット ヨコハマ 2025」は歌やダンスなど、音楽のパフォーマンスを行う障害のある方々に演奏機会と発表の場を提供し、社会参加と地域とのつながりを促進することを目的に開催したイベントです。
会場には横浜のライブ文化を支えてきた関内のライブハウス・BB STREETを選び、障害当事者のダンスチーム「Dance@しんよこ」、盲目のシンガーソングライター「Ko-sei」、埼玉県のNPO法人jogoの利用者と職員のバンド「SideWinDer」、神奈川県のNPO法人ハイテンションが運営する放課後等デイサービスの子どもたちと職員による「スロバラSUNZ」の4団体が出演しました。
出演者同士が互いの演奏を鑑賞し応援し合う姿が多く見られ、障害のあるアーティスト間の横のつながりが生まれる貴重な機会となりました。スロバラSUNZによる参加型リズムワークショップでは、ガムテープとバケツを使った即席太鼓を観客と出演者全員で演奏し、障害の有無を越え、音を共有する体験が会場の一体感を高めました。
一方、障害のあるミュージシャンの活動は一般的認知が十分でないことや、会場側の利用時間も制限もあったため、公演スケジュールがタイトになるなど運営上の課題も明らかになりました。広報強化や開催時間帯の再検討など、鑑賞・参加の双方にゆとりを持てる環境づくりが必要です。
障害のあるアーティストが主体となり、来場者が音楽を通して交流する時間を創出することで、地域の音楽文化に新しい価値を提示する場となりました。演奏者・観客の双方が互いの特性を尊重しながら音楽を楽しむ姿は、障害理解を深める体験となり、共生社会を考えるきっかけとなったと考えています。さらに老舗ライブハウスでの開催によって「障害者の奏でる音楽」という新しいジャンルを地域の音楽コミュニティへ紹介し、横浜の文化的多様性を広げる一歩となりました。今後も継続的な企画運営を通じ、誰もが音楽を通してつながれる場づくりを進めていきたいです。
視覚障害児と一緒に作り出すインビジブルアートの開催(旭区・中区)

KYON.Jさんによる凸凹で表現された写真の鑑賞風景

「ノールックみゅーじあむ」展示風景

「ノールックみゅーじあむ」展示風景

ノールック書道体験の様子
見えない子どもたちの表現や制作スタイルが私たちに与えてくれる発見に焦点を当て、ユニークな発想やスタイルで創作していく様子を展示するプロジェクトを実施しました。
子どもたちの絵画作品創作にはマラカスやピコピコハンマーなど音の出る素材、たわしやふわふわしたローラーなど、触覚にアプローチできる素材を用いました。
また展覧会「ノールックみゅーじあむ」では、子どもたちの絵画作品に加え、ひよこの会メンバーによる絵画・写真作品、写真家によるチャリティー作品や触って鑑賞できる写真などを展示し、制作の様子を動画で紹介しました。ワークショップでは、視覚障害における三大不自由(読み書き・移動・社会参加)をテーマに、視覚情報を遮断した書道体験「ノールック書道」や、協力型ボードゲーム「グラマ」、凹凸で表現された写真を用いた鑑賞体験、3Dプリント模型に触れて理解する体験等さまざまなプログラムを実施しました。網膜投影機を活用した展示鑑賞を行い、展示のアクセシビリティ向上を図りました。
「見えにくさ」は単なる視覚の問題にとどまらず、社会とのつながり方や情報へのアクセス、自分らしく生きることに深く関わります。今年はそうした“見えない不自由” に光をあて、共に感じ、考える時間を共有しました。
昨年の反省を活かし、キャプションには作者紹介や制作意図を記載しました。鑑賞者からの質問が減り、作品理解につながりました。取材や記事掲載の反響も多く、活動への応援の声も聞くことができました。子どもたちの主体性も高まり、展示やワークショップに対して積極的な意見や協力が見られました。
視覚障害者と晴眼者が共にアートを体験することで、参加者の多くから新鮮さや気づきを得たという感想が寄せられました。共生社会への理解促進や感覚の再発見といった成果が見られたと考えています。
| 参加アーティスト | ひよこの会の子供たち、平井幹(ひよこメンバー)、Syun(ひよこメンバー)、葵雋卿(Aoi Shunkei)、KYON.J |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月29日〜2026年10月7日 |
| 会場 | 【旭区】神奈川県ライトセンター 【中区】象の鼻テラス |
| 主催 | ひよこの会 |
| 協力 | 葵雋卿(Aoi Shunkei)、一般社団法人ビーラインドプロジェクト、株式会社QDレーザー、KYOU.J、NPO 法人Curascopium |
| URL | https://hiyokonokai-kanagawa.jimdofree.com/ |
| hiyokonokai.kanagawa@gmail.com | |
| SNS |
泡玉 at 仲乃湯VoI.2(南区)

「仲乃湯で遊ぼう」イベント、店長とクイズ photo:Liu Shujia

オープニング記録写真、特別上映中 photo:Liu Shujia

「仲乃湯で遊ぼう」イベント、占いと来場者 photo:Liu Shujia

特別短編アニメーション上映会、来場者と作品 photo:副島しのぶ
「お風呂に入りながらアートを見ることで、私たちの心はより裸になれるのではないか」。そんな妄想を抱きながら、私たちは銭湯にアートを持ち込み、展示や鑑賞の新しいあり方を模索しています。本年度は、横浜市南区の歴史ある銭湯、仲乃湯での現代アートの展示を2週間行いました。実力のある新進気鋭のアーティストたちを招き、この場所に合わせた作品を制作してもらいました。銭湯の常連客だけでなく、アートに関心のある人も楽しめる展示となりました。
展示のオープニングイベントでは、来場者がおしゃべりできる交流の場を設け、女湯エリアではビデオアートの上映も行いました。「仲乃湯で遊ぼう」と題したイベントでは、銭湯のオーナーである高野さんが恒例の知識クイズを行い、3問正解した参加者にはアーティストによる手相占いを無料で提供しました。特別短編アニメーション上映会は、EU-日本レジデンシープログラムの作品を紹介しました。水や色・形にインスパイアされた映像実験作品を特集したプログラムや、愛、特に自己愛とその個人的・社会的な障壁をテーマにした作品などを上映しました。
去年から引き続き地域住民だけでなく、近隣に住む海外からの滞在アーティストや留学生といった国際色豊かな客層が際立つイベントとなりました。地域のアーティストや学生等への宣伝は強化されている一方で、近くに住む地域住民がより立ち寄りやすいイベントになるようにイベントを設計し、宣伝をしていきたいです。
これまでイベントを開催してきた仲乃湯は、2026年2月一杯を持って閉業することが、イベント開催中に決まりました。私たちが目的とする、地域とアートをつなぐ活動は、仲乃湯との共同企画により実現してきたため、来年以降は他地域の銭湯との連携が必要になります。横浜や、横浜以外の銭湯を舞台に、今後地域との連携を図っていきたいと考えています。
| 参加アーティスト | 大竹舞人、片岡純也+岩竹理恵、中島裕子、宮地祥平 |
|---|---|
| 会期 | 2025年10月4日〜2026年10月18日 |
| 会場 | 【南区】仲乃湯 |
| 主催 | Bubba Bubble |
| 後援 | 特定非営利活動法人黄金町エリアマネジメントセンター |
| 協賛 | 仲乃湯 |
| SNS |
ほってみる(旭区・中区・金沢区・神奈川区)

「ほる合宿」キャンプファイヤー

「ほる遠足」みかん狩り

しめ飾り作り
モデル写真を撮影する
日常的な出会いの中で浮き上がる疑問、不満、願望をすくい上げ、提示したり、話し合ったり、具現化するなどのアプローチを試み、その過程で見えてくる世の中に触れるプロジェクトです。
今回の企画では、横浜市長選を前に18歳前後のこどもたちと選挙について考える勉強会や、求人募集広告の読み方、ブラック企業の見分け方など、働くことにまつわるルールを知るための「就職活動超入門」を開催しました。自分達の置かれている立場から眺めてみたり紐付けてみることで、こどもたちが政治や就職についての疑問や質問を投げかけてくるようになり、選挙権や労働者の権利についての自覚が高まったと感じます。
今年は、合宿やミカン狩りの写真や動画をこどもたちとともに編集しました。体験記録としての映像や音に向き合うことで、音楽に苦手意識を持っている子が制作のために自ら歌ったり奏でたりするなど、こどもたちの視点の変化や能動性が発揮され、可能性を感じました。
また、長期休暇中や定期テスト前の勉強会や、大阪・西成のホルモンと皮革にまつわる話を聞く会、先生たちと学びを語る会も開催しました。
日常にある些細な能動性を拾い上げ「出来事」として外在化・関係化させる。そのプロセスを通じて、一人ひとりが自ら掘り下げるべき問いを見出してみること。そこにこそ創造性、すなわちアートの本質があり、イベントそのものが目的では無いという意識は重要だと考えます。
| 参加アーティスト | 青山るりこ、小手川望、門脇篤、ArtLabOva、福田依子、服部典子、テン・ヴァン、鈴木順也、グルング・ラムラジャ |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月29日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【旭区】横浜市こども自然公園青少年野外活動センター 【中区】横浜パラダイス会館 【金沢区】柴シーサイドファーム、横浜海の公園バーベキュー場 【神奈川区】横浜銀行アイスアリーナ 【オンラインなど】ほってみるyoutube |
| 主催 | ほる実行委員会 |
| 共催 | ArtLabOva |
| URL | https://www.youtube.com/@horuhole |
| artlabova@gmail.com | |
| SNS |
子どもと大人が自分と地域のために「何ができるか」を試すプロジェクト:アート? Part2(港北区・西区)

「アートジャム2025冬@大倉山記念館」にて、彫刻家の吉川陽一郎さんを招いた「『公園の人』を作ろう」WSに見いる子ども

「東急車両基地探検2025」専用車両で運行表の説明をうける子ども達

大倉山ミエルのフードパントリーを手伝う子ども達

「秋のヨコアリくんまつり2025」より、子ども達が射的・スムースづくりで商売
子どもと大人が自分と地域のために「何ができるか」という問いを立てた企画を今年度も継続しています。今年度の作戦会議では「自分と地域のために」というテーマをどう考えるか、子どもたちとさまざまなディスカッションを重ねました。こうした議論をもとに、地域でのさまざまな場所での体験活動へ出かけました。
9月は、東急電鉄の元住吉車両基地探検を行いました。菊名駅と元住吉車両基地で、親子で職業体験を楽しみました。その後、アーティストのパフォーマンスに子どもたちと参加しました。11月 には横浜アリーナで開催された「秋のヨコアリくんまつり2025」にブース出展し、子ども企画の的当てゲーム等で商売を体験しました。
こうした活動を経て、年末には「アートジャム2025冬@大倉山記念館」で発表を行いました。子どもたちがアーティストと出会い、対話しながら作品をつくる時間になりました。アーティストが 使う道具や材料に目を丸くして見入っている子どもや大人の様子が印象的でした。プロジェクトに関わった恥ずかしがり屋の子どもたちのインタビュー映像も会場で公開しました。子どもに出会い子どもと触れ合うこと、それを記録し展示することで、大人に普段の自然な子どもの様子にふれてもらう機会を増やしました。
プロジェクトを通じ、子どもと学ぶということではなく「子どもと遊ぶ」という言葉の方がふさわしいものだと実感しました。今後も活動を継続することで、子どもと遊ぶことのアート性、社会化に向けて試行したいと考えています。子どもの自主性を大切にする社会を目指す中で、子どもの気持ちを知ることのむずかしさも実感しているので、アートを通じて接近する試行を続けます。
また、来年度以降もアーティストの参加を得て、子どもや大人への普段とは異なる価値観との出会いをつくることが、新たな展開に欠かせないと考えています。参加費や自主財源を増やして活動を続けていきたいです。
| 参加アーティスト | 吉川洋一郎 |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月1日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【港北区】大倉山ミエル、東急電鉄菊名駅、元住吉車両基地、横浜アリーナ、横浜市大倉山記念館 【西区】ArtCenter NEW |
| 主催 | NPO法人街カフェ大倉山ミエル |
| 共催 | 横浜市大倉山記念館 |
| 後援 | 横浜市港北区 |
| 協力 | 港北区子ども若者支援団体交流会、よこはま 子ども・若者が孤立しない地域づくり研究会、こうほく市民ジャーナル | URL | https://cafemiel.jimdofree.com/ |
| miel.okurayama@gmail.com | |
| SNS |
たちよってつくるコンサート2025(中区)

コンサート当日はお客さんも一緒に練り歩き! photo:小林璃代子

レパートリーは楽団のオリジナル曲がほとんど。「たちよってつくるコンサート2025」 photo:小林璃代子

今年も新しい歌詞が加わった「おたちよりのうた」 photo:小林璃代子

「たちよってつくるコンサート2025」より、全員で踊るマイムマイム photo:小林璃代子
誰でもふらりと立ち寄って参加できるコンサートづくりに取り組んでいます。本年度は着物を着て寿町を音楽とともに練り歩くワークショップを事前に実施し「衣装」「魅せること」「動きと音の関係」「まちとのつながり」を学びました。
3回のワークショップの中では、着付け講師の松本しゃこを迎え、衣装について考えました。地域特性から衣装に予算をかけにくい参加者も多い中、さまざまな着物から好みの色柄を選び、着こなしを工夫する時間は大いに盛り上がりました。しっかり着る人、洋服と組み合わせる人など多様なスタイルを互いに褒め合う時間は、個々の違いを認め合うプロセスとなりました。着物姿で寿のまちを練り歩き、まちの人々の視線や反応から、自分たちの演奏や佇まいが地域に影響を与える実感も肌で感じました。
コンサートに向けては新たにPAスタッフが加わり、前日のセッティングやマイクの使い方を学ぶことができました。安定した音響環境により、コンサートの聴きやすさが向上しました。当日の練り歩きでは多くの住民が足を止め、会場に初めて車椅子で来場した方もいました。最後の「マイムマイム」は全員で輪になって踊りました。多世代交流が生まれ、昨年度以上にまちの方々とコンサートを楽しめたと感じています。
また、楽団5周年を記念して冊子を発行しました。メンバーとの座談会を通じて、これまでの活動や今後の展望について話す機会も設けることができました。同じ地域で活動するアートサイト関連団体との座談会では、まちの現在のアート活動を記述する役割を果たせたと考えています。
一方で、地域店舗への協賛依頼など資金確保の動きには人手不足から十分に取り組めず、今後の課題として残りました。また、新規メンバーや飛び入り参加者が増えた一方で、運営や制作を担うメンバー育成の必要性も高まっています。特別さや規模拡大を追い求めすぎずに活動を継続していきたいです。
| 参加アーティスト | 岩崎佐和、長澤浩一、松本しゃこ |
|---|---|
| 会期 | 2025年9月14日〜2025年10月19日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター |
| 主催 | まちなか立寄楽団 |
| 後援 | 公益財団法人横浜市寿町健康福祉交流協会、LOCAL GOOD YOKOHAMA、ヨコハマ経済新聞 |
| 協力 | 横浜市ことぶき協働スペース(運営:NPO 法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)、ミナトノアート実行委員会、オールジェンダースナックさくら、下町編集室OKASHI、社会福祉法人恵友会就労継続支援B型事業所ギッフェリ |
| 助成 | 公益財団法人音楽文化創造 |
| machinaka.tachiyori@gmail.com | |
| SNS |
ヨコハマジャズ100年の編纂(中区・南区)

「街の記憶と記録」展示風景。街の記憶と全国のジャズ喫茶マッチを展示

出張ジャズ喫茶

出張ジャズ喫茶

「街の記憶と記録」トークイベント
横浜市内各地のホールでの音響機器メーカーとの協業で、老舗ジャズ喫茶ちぐさのレコードを試聴する企画を行いました。貴重なレコードを100年前の蓄音機で試聴する「出張ジャズ喫茶」イベントを行いました。日本全国のジャズ喫茶のマッチと映像の展示は、関内にある防火帯建築である常 盤不動産ビルや泰生ビルのバーやオープンスペース、関内のリスニングバーで行いました。その他にもライブイベントや、今回の展示企画の際のジャズ喫茶マッチをスタイリングした写真家のトークショーも開催しました。
「出張ジャズ喫茶」では、中区・関内の屋外イベントや南区の神社でのイベントに参加をし、多くの方に貴重なレコードの音を届けることができました。特に戦後に米軍が慰問のために兵士に配布した「V-Disc」をかけた際には戦後の横浜の歴史などと重なり合わせた話を参加者とすることができました。ビンテージビル内での展示企画では、遠方からも客足があり、横浜への誘客に役立てたと感じました。特に泰生ビルでの開催は6日間のオープンで述べ人数約400人が来訪、再開発の進むエリアでの開催でしたが、昭和の建築物を楽しむ機会ということもあり注目していただけたようです。また、地域のバーにも展示をし、そちらにも来訪者を案内したりと連携がうまくできました。
ビンテージビル内での企画ということで再開発地区との対比もテーマにありましたが、今後は再開発地区とも共存する形でもう少しエリアを俯瞰した企画につなげられるようにしたいです。地域のバーやホテル等にも展示場所として協力依頼しましたが、作品にスタッフの目が行き届かないなど防犯の観点や、高額な賃料で実現が難しかったです。事前にもっとコミュニケーションを取っておくべきでした。協力していただいたバーでの展示についても広報が弱かったので、次回開催の際には告知の方法も工夫したいです。
| 参加アーティスト | 佐伯誠、松本祥孝、松岡杏奈、小川恵理沙、千葉岳洋、市川莉子 |
|---|---|
| 会期 | 2025年7月1日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【中区】関内桜通り、ミュージッククロニクルYokohama、泰生ビル1F I’m home、泰生ポーチ、Listenning Bar Antibody 【南区】お三の宮日枝神社 |
| 主催 | ミュージッククロニクルYokohama |
| URL | https://mcy-yokohama.studio.site/ |
| mcy.yokohama@gmail.com | |
| SNS |
インクルーシブダンスワークショップ「のはらハみどり」第7期(緑区)

「オープン・デー」パフォーマンス発表の様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド

「オープン・デー」パフォーマンス発表の様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド

「のはらハみどり」第7期ワークショップの様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド

「のはらハみどり」第7期ワークショップの様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド
世代や経験の差、障害の有無にかかわらず、すべての人が自分の体で自由に創造し、表現できるインクルーシブダンスのワークショップを、月に一回のペースで実施しました。会場は、コミュニティに根ざした文化施設である緑区民文化センター・みどりアートパークです。
2022年の立ち上げから2年間の試行錯誤を経て、第6期は年齢やコースによる区分をやめ、多世代によるワークショップの実施に挑みました。そうすることで、1歳から70代までが集うワークショップを実現することができました。誰もが参加できるワークショップを企画することで、表現活動を通した、コミュニティのDEI(多様性・公平性・包括性)促進に寄与できたのではないかと考えます。
初回は「ぼうけん・のはら」をテーマとした即興表現から創作を試み、第2回は、ワークショップを通して生まれた作品を持ち寄った衣装を身に付けて踊りました。3回目は、作品が自然な進行となるようにつなぎ合わせ、ステージで発表です。最終回は、発表を映像で振り返ると共に、ファシリテータ養成講座「のはらカレッジ」の受講生との交流ワークショップを行いました。連続のワークショップとしたことで、参加者同士のコミュニケーションが活発になり、回が進む毎に、年齢や障害の有無といった差異が、壁ではなく個性として実感され、表現に活かされていく様子が見て取れました。
みどりアートパークのオープンデーで行ったステージ発表を鑑賞した地域の方々からも、「ダンス表現を楽しむ姿を見て感動した」との感想が寄せられました。取り組みに興味を持った他の文化施設関係者の見学もあり、活動の輪が広がっています。
今後活動を拡大・普及させていく為には、ファシリテータの数を増やしていくことが必要だと考えています。また、活動を本当に必要としている方々にどう発信するのか、参加や来場に至るまでのハードルが高い方への広報及びアクセスをどう考えるのかも課題と考えています。
| 参加アーティスト | 西洋子、秋田有希湖、大村恵、遠田ひな乃 |
|---|---|
| 会期 | 2025年9月14日〜2026年1月12日 |
| 会場 | 【緑区】横浜市緑区民文化センターみどりアートパーク |
| 主催 | 特定非営利活動法人みんなのダンスフィールド |
| 共催 | みどりアート&メディアパートナーズ |
| 後援 | 東洋英和女学院大学 |
| URL | https://www.inclusive-dance.org/ |
| dance.field.staff@inclusive-dance.org | |
| SNS |
アートでつながる2025in YOKOHAMA(南区・青葉区・西区・中区)

ベイビーシアター作品「nido」上演中の様子

乳幼児親子のためのおどりのワークショップ「からだの ことばでおしゃべりしよう」おやこワークショップの様子

「乳幼児親子が集う場所を創るスタッフのためのレクチャーワークショップ」おどりのワークショップの様子

「乳幼児親子が集う場所を創るスタッフのためのレクチャーワークショップ」レクチャーの様子
乳幼児向け・シニア向け企画と育て支援、異世代交流を目的としたプロジェクトを立活動を支える人材の育成ち上げました。まず人材育成講座として乳幼児に焦点をしぼり、身体を通してどのように言語以外でコミュニケーションを取るのか、大人向けのワークショップをしました。あわせて、乳幼児の発達と場の安心安全を確保するための配慮についてのレクチャーも行いま一般社団法人山の音楽舎した。他者の身体を通して相手の心を感じ、他者と出連絡先会う体験をすることで、ゆるやかに人と人がつながっていく交流体験ができました。
次に、おどりのワークショップを実施しました。幼児と親子向けの回では、身体的なコミュニケーションを通して相手と出会う方法をシェアしました。保護者がリラックスして子育てに向き合う時間をつくることができたことや、保育士や担当職員が場を共有できたことは成果です。
高齢者対象のワークショップでは、音声によるダンス作品「おどりのなか、もやのなか」をベースに外側から見えるアクションだけがおどりではないという視点を織りまぜ、身体やおどりについて、参加者間で考えていきました。
そして「舞台鑑賞とゆったりひろば」と題し、24ヶ月までの乳児と親子を対象としたベイビーシアターの上演を行いました。その後、振り返りのためのおしゃべり会も設けました。
今回の取り組みは、地域の人たちに知ってもらうことからスタートしましたが、活動に興味や関心をもって取り組んでくださる団体と出会うことができました。団体として初めて取り組んだシニアワークショップは好評でしたが、参加者がほかの企画に参加するところまでつながりませんでした。今後は、個別の事業に参加した人材が交流するために会場や日程を工夫して、横の流れを生み出していきたいと考えています。
| 参加アーティスト | はらだまほ、川中美樹、鈴木隆司、甲斐ひろな |
|---|---|
| 会期 | 2024年10月6日~2024年12月21日 |
| 会場 | 【南区】フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)【青葉区】あかね台光の子保育園、アートフォーラムあざみ野(男女共同参画センター横浜北)、ビオラ市ヶ尾ケアプラザ【西区】横浜市宮崎地域ケアプラザ【中区】象の鼻テラス |
| 主催 | 主催一般社団法人山の音楽舎 |
| 共催 | 横浜ひがしおやこ劇場、TAMおやこのひろば、あかね台光の子保育園、ビオラ市が尾ケアプラザ、横浜市宮崎地域ケアプラザ |
| 後援 | 横浜市教育委員会 |
| TEL | 044-951-2834 |
| FAX | 044-951-2821 |
| info@yamano-ongakusya.com | |
| URL | https://www.yamano-ongakusya.com/ |
| SNS |
寿町フリーコンサート(中区)

寿町フリーコンサート会場全景。オルケスタ・ナッジ!ナッジ!演奏の様子photo:横浜寿町フリーコンサート実行委員会

「寿町フリーコンサート」テレビ大陸音頭演奏の様子 photo:横浜寿町フリーコンサート実行委員会

「寿町フリーコンサート」タブレット純演奏の様子 photo:横浜寿町フリーコンサート実行委員会

「寿越冬新春お楽しみコンサート」演奏の様子photo:横浜寿町フリーコンサート実行委員会
寿町フリーコンサートは、日本三大寄せ場の一つといわれる横浜・寿町で、1979年から続く非営利の市民イベントです。お盆に故郷へ帰らない(帰れない)人々に祭りを楽しんでもらうことを目的に始まり、入場無料で誰もが参加できる場として、歌や音楽を通じた寄せ場内外の交流を育んできま した。
第44回目となる今回のコンサートでは、ロック・歌謡曲・民謡等の多彩なジャンルの音楽が町に響きました。寿地区内外から多くの方にご来場いただき、会場は観客で一杯になりました。観客のリクエストに応えて即興で演奏する場面や、懐かしい音楽に肩を組み一緒に歌う姿も見られ、自由に心から音楽を楽しむ光景が広がりました。
今年も寿地区内の介護施設職員、診療所職員、飲食店店主、市営住宅の住人がボランティアスタッフとして参加しました。地域の方々が積極的に関わることでつながりが深まり、現在の寿町を知る大切な機会となっています。また、会場に面した道路の交通整理を地域消防団との連携により実施 しました。より安全な運営のため、今後も熱中症対策や救急対応に取り組みます。初めて訪れた方にも町の歴史や変遷を感じてもらえるよう、会場に過去のコンサート写真を掲示しました。当日配布のパンフレットには出演者紹介のほか、寿町の歴史やコンサートのあゆみと目的を掲載し、関心を深めてもらう工夫をしました。
1月には「寿越冬新春お楽しみコンサート」を開催しました。仲間とともに厳しい冬を乗り越え春を迎えることをテーマに、小規模なアコースティックコンサートを実施しました。寿地区の住人を対象とし、あえて対外的な告知は行わず、出演者と観客が近い距離で音楽を楽しみながら交流することを目指しました。来場者アンケートも実施し、貴重な意見を得ることができました。
運営面での課題はありますが、寿町でコンサートを続ける意味を問い直しながら、これからも活動に取り組んでいきたいと思います。
| 参加アーティスト | 寿[kotobuki]、テレビ大陸音頭、タブレット純、オルケスタ・ナッジ!ナッジ!、ソウル・フラワー・モノノケ・サミット、川口真由美、バラッドショット、遠峰あこ |
|---|---|
| 会期 | 2025年8月13日〜2026年1月12日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター、横浜市寿生活館 |
| 主催 | 横浜寿町フリーコンサート実行委員会 |
| 共催 | 寿夏祭り2025実行委員会 |
| 協力 | 横浜市寿町健康福祉交流センター、横浜市寿生活館 |
| URL | https://kotobukifree.jimdofree.com/ |
| kotobukifree@gmail.com | |
| TEL | 045-641-5599(寿生活館4階) |
| SNS |
多世代交流拠点 まちかど劇場プロジェクト(鶴見区・港南区)

人形劇公演「おしいれのぼうけん」公演の様子

にんぎょうげきワークショップ「大きなかぶ」人形を使っての交流タイム

人形劇公演「パンチ君 おおあばれ」受付の様子

人形劇公演「リスおとかめ吉」公演の様子
人形劇の上演を中心とした「まちかど劇場」を地 域とともに開催しました。鶴見区の「まちかど劇場プロジェクト・てらお」では、人形劇ワークショップの会場となる東寺尾図書館の歴史を共有し、地域について理解を深めました。人形劇ワークショップでは、オリジナル人形を作成、歌を練習し、発表会にのぞみました。家族や友人だけでなく、近隣のデイサービスの利用者やスタッフにも観覧してもらいました。段ボールやガムテープを使った秘密基地をつくったり、地域の大人たちによる人形つくりワークショップを経て、人形劇公演を開催しました。ここまでの企画で交流した人も巻き込んで、飾りつけや受付を行いました。
同じ鶴見区の「まちかど劇場プロジェクト・うしおだ」では、近隣の子どもや大人たちと、潮田地区センターの人形劇公演会場で飾るため、万国旗をさまざまな画材で描く事前準備をしました。人形劇公演は、外国人住民の多い地域のため、言葉が分からなくても大丈夫な内容でみんなで笑い合える作品を選び、好評でした。
港南区の「まちかど劇場プロジェクト・ひのみなみ」では、ポスターやチケットづくりから、4歳から10歳の地域の子どもたちとともに半年前から準備を始めました。公演を自分たちが企画するというわくわく感を持てたと思います。人形劇公演にあわせ、当日の会場飾りや工作コーナーも作品に出てくるドングリを使うことで、地域の子育て世代の人が仲間をつくれるよう工夫しました。
いずれも観て終わりではなく、終演後に参加者間で交流できたので、子どもだけでなく親たちも楽しんでいました。今年度からは、地域ケアプラザやおやじの会が後援に加わったのは成果だと考えています。たった一人で「地域の文化を支えるために」と杖をついて参加してくださった80歳の方もいて、勇気づけられました。
同じ地域でも町内会ごとに、文化芸術に対する理解の違いがあります。継続して事業を続けることで理解者が地域に増えていくのだと感じます。
| 参加アーティスト | 演劇集団円:冠野智美、牛尾茉由、人形劇団ひとみ座:松本美里、中村孝男 |
|---|---|
| 会期 | 2025年8月13日〜2026年1月12日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター、横浜市寿生活館 |
| 主催 | 特定非営利活動法人横浜こどものひろば |
| 共催 | 横浜きた・おやこ劇場、横浜ひがし・おやこ劇場、おやこ劇場ひのみなみ、NPO 法人 icoccaひのみなみ、つるみ子育て・個育ちフォーラム運営委員会、横浜市寺尾地区 センター、横浜市潮田地区センター、てらお「福まち」協議会 |
| 後援 | 鶴見区、NPO 法人つるみままっぷ、東寺尾中部町内会、日野南地区連合自治会、 港南つつじヶ丘自治会、野村港南台自治会、坂のまちの交流会実行委員会、日野南小 おやじの会、日野南地域ケアプラザ |
| 協賛 | 有限会社 鈴建 |
| 協力 | 東寺尾図書館、日野南小学校市民図書室、多世代交流kodomonoie |
| URL | https://www.yokohama-kodomo.com/ |
| y.kodomohiroba@gmail.com | |
| TEL | 045-243-0762 |
| FAX | 045-243-0763 |
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詩で紡ぐ地域の記憶「臨場〜私の中の横浜を詠う」(中区)

路上と屋内で行った詩の朗読

キックオフイベントの様子

記憶を探索し、詩のキーワード探し

読み終えた詩の感想をやりとり
詩作・朗読ワークショップから、共感と連帯のコミュニティを育むことを目標にしたアートプロジェクトを立ち上げました。
8月のキックオフイベントには、前橋ポエトリーフェスの代表を招きました。横浜をベースに詩や俳句など言葉の表現を行っている人、これからチャレンジしようとしている人が集いました。
その後、詩作ワークショップを開催しました。ここでは、横浜への想いを掘り起こし、パーソナルな記憶を言葉にしました。 思い出の地図づくり、場所の物語シェア、失われたものへの手紙 執筆等を通して記憶を言葉にしました。また朗読ワークショップでは、参加者が作った詩をマイクを通して朗読し、参加者同士で共有しました。
10月の発表に向けた作品プロトタイプの制作場面では、幼児から元気なシニアが集まり、自作の詩を思い思いの絵や板、和紙等に肉筆で描いていく作業を行いました。一文字ひともじを自分の手で別の表現にしていくプロセスを、集まった人たちが会話をしながら楽しみました。
詩の朗読・発表は、11月の関内・桜通りを一部歩行者天国にしたイベント「関内桜テラス」で行いました。コミュニティスペース・泰生ポーチフロント屋内では詩画の展示と朗読、路上では「関内・横浜の思い出の風景」を通りすがりの人に書いてもらいました。路上でも参加者が自作の詩を読み、まち中に言葉を届けました。
企画に参加したのべ60人のうち詩を初めて書く人が8割でしたが、いずれも詩作ワークショップの時間で緊張がほぐれ、安心して自分の懐かしい感情と記憶を詩にすることができました。発表では、堂々とポエトリーリーディングをする参加者の姿がありました。自分の詩を他のコミュニティで朗読してみたという人もいます。小さな自己表現の芽を大切にして、継続したいです。
一方で運営体制のリソース不足もありました。安定的なチームをつくっていくことが課題だと感じています。
| 参加アーティスト | 稲吉稔、渡辺梓 |
|---|---|
| 会期 | 2025年8月13日〜2026年1月12日 |
| 会場 | 【中区】ことぶき協働スペース、泰生ポーチフロント、似て非ん家末吉、泰生ポーチフロント関内桜通り |
| 主催 | NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ |
| 共催 | 一般社団法人似て非works |
| URL | https://yokohamalab.jp/ |
| info@yokohamalab.jp | |
| TEL | 045-664-9009 |
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まちなかギャラリー2025(中区)

「映画の実験室」会場写真

「映画の実験室」会場写真「

「映画の実験室」会場写真

「ヨコハマキネマストリート」会場写真
本年度は「映画」をきっかけとして地域のポテンシャルを再発見することを目標とし、かつて映画館が集まっていた横浜若葉町の記憶と文化を掘り起こす企画を開催しました。
「キネマストリート」では横浜にゆかりのある映画監督の作品上映会と、横浜シネマリン館長の八幡温子を招いたトークイベントを実施しました。「映画と街」をテーマに、若葉町と映画をめぐる文脈を掘り下げるドキュメンタリー映像の制作も行いました。当初の想定であった高齢層だけでなく、予想を上回る多くの若年層が来場したことが大きな収穫です。世代を超えた関心を集めることができ、地域社会における文化的なニーズに応えることができました。初めて「映画」という切り口で企画を構成しましたが、地域の方々から「こういう企画を待っていた」という温かい声をいただくなど、街との親和性が非常に高い試みとなりました。
映画制作ワークショップと上映会を行う「映画の実験室」では、一般公募で集まった俳優たちとともにまち歩きを実施し、地域の課題や魅力を共有した上で映画制作を行うワークショップを開催しました。完成した作品の上映会を通じて、参加した若者が街を深く知るための「門戸」となる場を創出しました。単なる作品づくりにとどまらず、近隣映画館との連携も意識し、映画を通じていかに街に目を向けさせるかという視点を重視した構成としました。外部から来た若者がワークショップを通じて街の課題を自分事として捉え、表現に落とし込むプロセスを実現しました。この取り組みにより、街の魅力を発信する新たな担い手の育成と、施設が地域社会と外部をつなぐハブとしての機能を強化できたと評価しています。
二つの企画を通じて、有志の協力者も現れており、次年度以降もこの流れを継続していく手応えを感じています。一方で、今後の事業継続と質の向上を図るためには、運営組織として持続可能な体制を構築することが課題となっています。
| 参加アーティスト | 須賀真之、吉本直紀、鈴木順也、林海象、足立正生、山野真悟、八幡温子、高岡志帆、齋藤大雅、佐藤信 |
|---|---|
| 会期 | 2025年9月1日〜2026年1月31日 |
| 会場 | 【中区】若葉町ウォーフ |
| 主催 | 一般社団法人横浜若葉町計画 |
| 協力 | 横浜シネマリン、シネマ・ジャック&ベティ、黄金町エリアマネジメントセンター |
| URL | https://wharf-site.amebaownd.com/ |
| info.wharf01@gmail.com | |
| TEL | 045-315-6025 |
| FAX | 045-315-6027 |
| SNS |
楽器の国のフシギな舞踏会~日用品楽器とオーケストラ 奇跡の共演!~(磯子区)

当日の出演者の様子

地域のアーティストとの共演

ペットボトルを楽器として演奏

杉劇リコーダーずのパフォーマンス
フライパン、水道管、トイレの清掃道具、はたまたペットボトルからつくられた伝説の楽器たちが、オーケストラと奇跡の共演を繰り広げる、笑いと驚きを詰め込んだナレーション付き公演「楽器の国のフシギな舞踏会」を開催しました。
杉田劇場との連携をきっかけに、地域で活動するアーティストとともにオリジナルの演目をつくりました。磯子区で人気の美空ひばりや昭和歌謡を今回の公演内容に取り入れました。杉田劇場が力を入れているオペラでの童謡メドレーにも挑戦しています。また、地元で活躍しているアーティストとの共演は、今後当団が磯子に根付いた活動を展開するための大きな足がかりになりました。杉田劇場を拠点に活動する地域参加型のリーコーダーアンサンブル「杉劇リコーダーず」との共演もしました。経験や年齢を問わず地域の人が集い、演奏活動や公演を通して自分たちの居場所をつくる彼らと共演することで、学びがありました。
公演では「高価な楽器を持っていなくても、アイデア一つでこんなにも音楽を楽しむことができる」ということを伝えることができたと思っており、当団の異色性への興味関心を持っていただけました。また、子どもの感性の豊かなときに、スピーカーの音ではない、人がつくり出す「生の音」を聞いてほしいと思っています。コンサートや生演奏を行うことで、一つの会場で演奏者と鑑賞者が一緒になり、同じ喜びや驚きを共有し合うことで、はじめて感動が生まれるということを伝えることができたのではないかと思います。
300席の会場で満席に近い動員ができたことは、大変嬉しく思っています。その一方で、公演告知に関しては、難航を極めました。また、無料の招待枠も多く、収益としては厳しいものになりました。今後は草の根的な広報が必要で、そのために地域との連携が必須と考えています。地元の方々とともに企画を進める実行委員会形式化も検討しています。
| 参加アーティスト | ルロット・オーケストラ(鈴木智子、井上文乃、井口信之輔、濱川慎司、吉田宏志、海野茜、松岡健)𠮷村恵(メゾ・ソプラノ)、有希乃路央(音楽案内人・歌)、杉劇リコーダーず(20名) |
|---|---|
| 会期 | 2026年1月31日 |
| 会場 | 【磯子区】杉田劇場 |
| 主催 | ルロット・オーケストラ |
| 共催 | 横浜市磯子区民文化センター杉田劇場(チーム杉劇、横浜市芸術文化振興財団、アイコニクス、ニックスサービス共同事業体) |
| URL | https://www.roulottes.net/ |
| salon.roulottes@gmail.com | |
| TEL | 045-315-6025 |
| FAX | 045-315-6027 |
| SNS |
「ロジウラート!」アートでつながれ!(都築区)

第4回「ロジウラート」。アーティストと対話しながら作品と触れ合う

第4回「ロジウラート」より、「さをり織り体験」のブース

アートな仮装(今年は点心シリーズ)をしたプラカード隊

第4回「ロジウラート」より、主屋の板の間に展示された作品
アートをツールにしてまちが豊かになるためのつながりづくりを続けている「ロジウラート」は第4回となる今年も晴天のもと、開催しました。
当初想定していた障害者アート、不登校支援、地元資源利用アーティストという3つの軸に融合し、赤ちゃんから高齢者までさまざまな人たちが自然に交流する光景が見られました。
これまで同様、アートのプロセスを大事にしており、参加体験型ワークショップで手仕事の面白さや価値を共有する場を設け、SNSによる発信も活用しました。会場には若者たちの参加が増えており、彼らによるユースマーケットの開催や、小学生中心のプラカード隊が仮装アートでまちを練り歩く等の活躍がみられました。
また、障害者スポーツ文化センター横浜ラポールの協力を得て、今年もロジウラートが応援するアーティストの作品展示が実現しました。今年は飲食できるブースを増やしたことで出店者の特徴を活かした物が提供でき、参加者の滞在時間も伸びました。そのほか福祉施設によるオブジェを設置して、そこから派生して創作したフォトスポットを会場に配置しました。来場者にとって分かりやすく親切な場所づくりにも注心しました。
今年は、企画に共感して一緒に手伝いたいと希望する人が増えたこと、企画がきっかけでいろいろなところにつながれたという感想が聞かれたこと、障害があり思うよう制作できない人たちの発表の場として好評を得たことが成果です。アートを主語にした会話が会場で多発していたことも記憶に残ります。
今年の参加者数は、初年度の倍です。主催者側が常に楽しんでまちの人たちとともに成長できることは面白いことです。来年度に5年目を迎えるロジウラートは、当事者たちにとっての特徴やミッションがだんだんハッキリとしてきて、大きな曲がり角です。地元の文化施設との連携を広げるか、内部充実を高めていくか、今後の進め方についても考えているところです。
| 参加アーティスト | つづき地域活動ホームくさぶえ、カプカプ川和、小林大介、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール、タカヒロ、bau、ロジウラの母、チャコ村、アート横丁、安田倫他 |
|---|---|
| 会期 | 2025年11月30日 |
| 会場 | 【都筑区】都筑民家園 |
| 主催 | ロジウラート実行委員会、NPO法人都筑民家園管理運営委員会 |
| 共催 | 都筑区 |
| 後援 | 横浜市歴史博物館、都筑区ふるさとづくり委員会 |
| 協力 | 障害者スポーツ文化センター横浜ラポール |
| artrojiurart@gmail.com | |
| TEL | 090-7717-4373 |
| SNS |