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ヨコハマアートサイト2024
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- 会社から地域へまるごとギャラリー2024(金沢区)
- OUTBACKアクターズスクール(神奈川区・戸塚区・中区)
- 2024「路上の身体祭典H!」新人Hソケリッサ!寿町プロジェクト(中区・西区)
- 第11回あっぱれフェスタ(旭区・中区)
- oowaアートプロジェクト(西区)
- おりおり!おるおる!2024(緑区・青葉区)
- 第24回手づくり紙芝居コンクール(西区・南区・都筑区)
- ことぶき「てがみ」プロジェクト(中区)
- あおばりあふりーコンサート2024(青葉区)
- 性暴カサバイバービジュアルボイス(中区・青葉区・西区・戸塚区・南区)
- のんびりアートデイ(青葉区・港北区・緑区・都築区)
- SLOW CIRCUS FESTA(中区)
- みんなの横浜朗読フェスティバル(西区・神奈川区)
- 虹色畑クラブ 畑でアートプログラム(港北区・中区)
- Love Ball 30-1994 年の国際エイズ会議とアート-(中区)
- 視覚障害児と一緒に作り出すインビジブルアートの開催(旭区・中区)
- ほってみる(中区・金沢区・神奈川区・保土ケ谷区)
- 「何ができるか」を試すプロジェクト:アート?(港北区)
- まちなか立寄楽団の「たちよってつくるコンサート2024」(中区)
- インクルーシブダンスワークショップ「のはらハみどり」第6期(緑区)
- 山の音楽舎アートでつながる2024in YOKOHAMA(南区・青葉区・西区・中区)
- 寿町フリーコンサート(中区)
- 多世代交流拠点 まちかど劇場プロジェクト(中区)
- 「ロジウラート!」アートでつながれ!(都筑区)
参加事業
会社から地域へまるごとギャラリー2024(金沢区)

小林光男作品「まだまだ走るよ電線空リール」東海シアリング株式会社 展示

上野彰子作品「ぐんぐん進む」有限会社協和タイヤ商会 展示

コントオル作品「鳥様のジャングルジム」山陽印刷㈱ 展示

巾崎知佳作品「たからのちず」鶴見金網㈱ 展示
金沢区シーサイドライン沿線は、住宅地と産業団地が分かれています。そのうち工場建造物が並んでいる地帯を舞台にしたこの企画は、12回目の開催となりました。
今回もアーティストと協働し、印刷会社、紙箱の製造会社、金属加工会社、石材会社など展示に協力してくれる会社・工場と長浜ホールの計14会場の屋外スペースで新作を展示しました。 展示とあわせて、展示の協力各社を紹介したシートを各展示会場に掲示しました。ここには、各社の大まかな業務内容の説明のほか、各社のウェブサイトに誘導するQRコードも載せ、来場者に会社の業務内容が分かるように工夫しました。
コロナ禍以前に行っていたオープニングイベントも5年ぶりに開催し、その中でフォトグラファーによるワークショップ「photowork+walk」を実施しました。企画を中継するかたちでFMラジオにライブ出演し、展示作品への案内も行いました。
意識しているのは、作品を楽しんでもらうだけではなく、来場者に界隈の魅力のスポットを見渡してもらうことです。そのため飲食店やお土産が買える場所なども載せた回遊MAPをつくって近隣施設などに配布しました。また、参考となる作品の回遊コースをYouTubeにて公開し、初参加のアーティスト2名のインタビューや長浜ホールの紹介動画をアップしました。
ウェブサイトには過去のプロジェクトの記録の資料を公開しました。今回はそれらに加え、FMラジオやケーブルテレビ、地元の話題を取り上げているYouTubeチャンネル・マリラジなどにも出演したことで、多くの人に発信ができ集客数も伸びた感触があります。実際に現地で、MAPを片手に作品を鑑賞する人たちに出会う機会も増えました。
今後は、若手のアーティストの参加を進めるために公募形式にすることを検討し、認知を広げていきます。また、アートワークの充実を目指して、地域との連携の可能性を考えていきます。
| 参加アーティスト | 上野彰子、大森牧子、小林光男、コントオル、田中清隆、巾崎知佳、ワタナベノリ、天野浩子(企画・運営にて参加)、阿部祥子(グラフィックアドバイスにて参加) |
|---|---|
| 会期 | 2024年10月26日~12月1日 |
| 会場 | 【金沢区】長浜ホール、横浜シーサイドライン(幸浦・産業振興センター・福浦・市大医学部前)~各駅周辺 |
| 主催 | アーティストネットワーク+コンパス |
| 共催 | 横浜市 長浜ホール |
| 後援 | 横浜市金沢区役所、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団 |
| 協賛 | 山陽印刷株式会社、JCOM株式会社 |
| 協力 | 株式会社冲セキ、関東プリンテック株式会社、株式会社共立紙器製作所、有限会社協和タイヤ商会、山陽印刷株式会社、有限会社竹内紙器製作所、株式会社坪倉興業、鶴見金網株式会社、東海シヤリング株式会社、株式会社メルヘン、株式会社柳川タイヤ、株式会社山装、株式会社ヨコハマ機工 |
| URL | http://www.anc3434.com/ |
| TEL | 045-785-3434(担当:昼間) |
| t-kiyota@jn4.so-net.ne.jp(担当:田中清隆) | |
| SNS |
OUTBACKアクターズスクール(神奈川区・戸塚区・中区)

演劇公演「ひきこもっていいとも!」photo:佐藤光展

演劇公演「ひきこもっていいとも!」photo:佐藤光展

演劇公演「ひきこもっていいとも!」photo:佐藤光展

演劇公演「ひきこもっていいとも!」photo:佐藤光展
精神疾患・精神障害当事者14人が集まり、地域ケアプラザなどでワークショップを重ね、あかいくつ劇場での演劇作品発表につなげました。
今回のテーマは「ひきこもり」に設定しました。ひきこもりは障害でもなければ、病気でもありません。しかし精神疾患・障害を抱えている人の多くが、ひきこもりを経験しています。今回は一般的な定義に捉われず、それぞれの固有の経験を尊重し、参加者間で共有しながら、11回のワークショップを行いました。
参加者は、大学生やふだんは仕事をしている人など一般社会で病気を抱えながら生活している人たちも加わりました。そうした人たちが参加者に混ざることで、障害という枠にとどまらず一般的な話題として、病気やその周辺のことがらを取り扱い、向き合うことができました。
ワークショップを経てできあがった作品は「バラエティーショーひきこもっていいとも!」。今年度は参加メンバーの体調を考慮し、1回のみの公演としましたが、少しでも多くの観客に届けるため、本番当日にプレビュー公演を実施しました。
「バラエティーショー」という、昭和のなつかしいテレビ番組のスタイルを劇の枠組みとして取り入れたことで、より親しみをもって観客に受け入れてもらえました。精神疾患・障害というと、どうしてもネガティブな印象を感じたり、距離を感じたりされますが、今回の仕掛けはそのイメージを転換するものになり、観客層にも広がりが出たと思われます。
当初はポータブルな作品づくりと市内の病院や施設での上演を検討していましたが、出演者の体調や病院の体制により実現しませんでした。病院の患者との関わりは、劇場の飾り付けをしてもらうというかたちで実現しました。
私たち市民団体が公共的課題をどのように捉え、経済的に、効果的に、そして持続可能な形で活動できるかをあらためて検討する必要があると感じています。
| 参加アーティスト | 前原麻希、オノマリコ、西井夕紀子など |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月7日~2024年12月1日 |
| 会場 | 【神奈川区】反町地域ケアプラザ【戸塚区】戸塚区民文化センター・さくらプラザ【中区】あかいくつ劇場 |
| 主催 | OUTBACKプロジェクト |
| 協力 | 紫雲会横浜病院 |
| 助成 | 神奈川県マグカル展開促進補助金 |
| URL | https://outback-jp.com/ |
| outback.info.2021@gmail.com | |
| SNS |
2024「路上の身体祭典H!」新人Hソケリッサ!寿町プロジェクト(中区・西区)

寿町パフォーマンス photo: 岡本千尋

寿町パフォーマンス photo: 岡本千尋

横浜美術館前パフォーマンス photo: 岡本千尋

横浜美術館前パフォーマンス photo: 岡本千尋
プロジェクト3年目となる今年度は、寿町では月1回の定期無料ワークショップと年に一度の公演を行い、都心部では横浜美術館前で公演を実施しました。
寿町では地域向け広報を強化するため、公演のみならず毎月のワークショップでもポスター掲示を行いました。その結果、近隣住民の参加が増加し、協力団体との連携も深まりました。また、地域外からの参加者も増え、多様な背景をもつ方々が訪れるようになりました。台湾から関心を持ち参加された人もいて、さまざまな環境で生活する身体/存在が踊りを通じてつながる場を創出できたと感じています。
団体として3回目の寿町公演は、横浜市寿町健康福祉交流センター前広場で実施しました。これまではメンバーのみで踊っていましたが、今回はワークショップ参加者との共演が実現しました。初の試みのため、ワークショップ参加者の出演は今回は寿公演公演のみとしましたが、今後の展開も期待しています。公演前後に話しかけてくださる方も増え、まちの日常により深く入り込んだ感覚がありました。積み重ねの成果を実感しています。
都心部での公演では1月に横浜美術館前にて公演を実施しました。ダンサー/振付家の伊藤キムとの共演が話題を呼び、広々とした空間を活かした演出となりました。上演で使用する大道具は、横浜拠点のアーティスト西原尚に、楽曲制作は音楽家・あだち麗三郎に依頼し、内容の充実を図りました。美術館と商業施設に挟まれたエリアのため、準備段階から多くの方が足を止め、夜の本番には寒さにもかかわらず多くの観客が集まりました。
寿町での継続的な活動と、都心部での公演活動の連動については、さらなる工夫の余地があると考えています。トークや展示を通じた活動紹介や、連続性を持たせた企画設計を引き続き模索していきます。また、今後も焦らず、参加者の負担や心理的安全性を考慮しながら、丁寧に発展させていきたいと考えています。
| 参加アーティスト | 新人Hソケリッサ!(平川収一郎、伊藤春夫、渡邉芳治、山下幸治、西篤近、浜岡哲平、高田丈、アオキ裕キ)、伊藤キム、あだち麗三郎、西原尚 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月21日~2025年1月25日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター 多目的室、横浜市寿町健康福祉交流センター前広場【西区】グランモール公園 美術の広場 |
| 主催 | 任意団体アオキカク |
| 協力 | 横浜市ことぶき協働スペース、認定NPO法人ビッグイシュー基金、公益財団法人横浜市寿町健康福祉交流協会 |
| 助成 | 神奈川県マグカル展開促進補助金 |
| URL | https://sokerissa.net/ |
| aokikaku2021@gmail.com | |
| SNS |
第11回あっぱれフェスタ(旭区・中区)

事業所が参加したコラボステージには、他の出演者や会場の子どもたちも飛び入り photo: 飯塚聡

劇団れん「銀河鉄道の連 ジョバンニとカンパネルラはどこへ行く?」のワンシーン photo: 飯塚聡

はっぱオールスターズのコント。歌あり踊りありのにぎやかなステージ photo: 飯塚聡

ミュージックビデオを上映した第2まどかの撮影風景 photo: 飯塚聡
あっぱれフェスタは、障害のある人たちや彼らが通う福祉事業所について、市民に知ってもらうことを目的とした啓発イベントです。各事業所で行った「舞台表現ワークショップ」と「ものづくりワークショップ」の成果発表を中心に開催しています。
第11回となる今年度は、舞台表現ワークショップを障害福祉事業所など8つの施設で計23回実施し、アーティストを招いて障害のある人たちとともに創作に取り組みました。また、ものづくりワークショップは、11の障害福祉事業所から招いたスタッフを対象に5回開催しました。
フェスタ当日は、舞台表現ワークショップの成果として、障害のある人たちによる舞台表現を「あっぱれオンステージ」として発表。7団体が舞台に出演し、2事業所は映像作品で参加しました。今年度は各パフォーマンスの上演時間を延ばしたことで、作品の質がさらに向上しました。サポートアーティストの貢献はもちろんですが、それ以上に、アーティストと参加者が長く関係を築いてきた成果が表れたといえます。さらに、複数の事業所が合同で取り組む「コラボステージ」も実施し、大きな盛り上がりを見せました。
ものづくりワークショップの成果は、フェスタの製品販売コーナーで発表されました。今年度は、利用者や事業所の魅力をどのように伝えるかを掘り下げ、ディスプレイに工夫を凝らしました。その結果、各事業所の特色が色濃く反映された展示となり、「一人ひとりを肯定する」というテーマが着実に表現されていると感じます。
団体としてはあっぱれフェスタ以外でも地域の福祉事業所にアート活動が根付いていくことを目指しています。地道に続けてきた結果、少しずつではあるものの、自主事業として予算化する事業所も増えました。これからも活動を通して、地域の日常にアートと福祉の関係が根付くことを期待しています。
| 参加アーティスト | 伊神柚子、市川フー、岩井秀人、笠木泉、加藤未礼、倉品淳子、白神ももこ、中野敦之、長谷川優貴、夕田智惠、若鍋久美子 |
|---|---|
| 会期 | 2024年8月27日~2025年1月30日 |
| 会場 | 【旭区】第2まどか、活動ホームふたまたがわ、むくどりの家、サポートセンター連、夏の空、辻のあかり、活動ホームあさひ、マインド葦、若葉台地域ケアプラザ、川井地域ケアプラザ、旭区役所、ぱれっと旭(旭区社協)、二俣川地域ケアプラザ、コープ白根店、旭公会堂【中区】就労支援B型IKIIKIカンパニー |
| 主催 | あっぱれフェスタ実行委員会 |
| 共催 | 旭区役所・旭区社会福祉協議会 |
| 後援 | 旭区地域自立支援協議会 |
| 協力 | 旭区内の地域ケアプラザの地域交流コーディネーター連絡会 |
| 助成 | 神奈川新聞厚生文化事業団 |
| apparefestaasahi@gmail.com | |
| TEL | 045-360-9778 |
| FAX | 045-360-7004 |
| URL | Youtubeチャンネル |
| SNS |
oowaアートプロジェクト(西区)

えんげきのがっこう photo: Ayami Kawashima

Hallospace photo: Hajime Kato

Hallospace展 photo: Hajime Kato

特別支援教材をつくる会 photo: Hajime Kato
今年度 oowa では、活動の日常化をテーマに、定期的な活動を行いました。単発のイベントではなく、毎週や毎月といった継続的なかたちで実施することで、活動が地域やコミュニティの日常に入り込むことを目指しました。昨年は参加者だった人がスタッフとして関わるケースが増え、新たなプログラムも誕生するなど活動の幅が広がりました。こうした参加者とスタッフの主体性が、定期的な活動につながりました。
造形のプログラム「Hallospace」は、隔週の予定で開始しましたが、子どもたちの要望で毎週の活動に変更しました。テーマに沿った課題制作と自由制作を交互に行い、1月には展覧会も開催しました。「oowaYOGA」はヨガを通じた交流の場として、支援学級や近隣小学校の保護者が集まり、情報交換の場としても機能しました。
「oowa room」では、毎月のダウン症の親の会のほか、療育手帳用写真館として証明写真の撮影イベントを実施しました。また、西区地域子育て支援拠点 スマイル・ポートと共同でイベントを開催し、ダウン症児の出生数が減少するなか、駆け込み寺としての機能も果たすことができました。「えんげきのがっこう」では、演出家・萩原雄太とともに演劇に限らず、衣装や舞台制作、楽器づくり、ちんどん屋活動など、子どもたちの興味に寄り添いながら活動を行いました。「怒る」では、戯曲作家・演出家の藤原佳奈とともに、特別支援教育における情緒教育のリサーチを行いました。横浜国立大学の教員向け情緒教育講座への参加、特別支援学校の先生方との意見交換、 oowaに通う特別支援学校の子どもたちとの交流も実施しました。「特別支援教材をつくる会」では、長年受け継がれてきた木製教材を図面化し、誰もがつくれるように工具や道具を準備しました。
活動を日常化したからには、それを継続する責任があります。助成期間外でも運営できるサイクルの構築を進めています。日常的な“ケ”としての活動が安定してきたので、日常を開く“ハレ”としてのイベントにも取り組んでいきたいと考えています。
| 参加アーティスト | 萩原雄太、清水穂奈美、竹中里来、藤原佳奈、劉功眞、加藤甫、小澤亮太 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月2日~2025年1月28日 |
| 会場 | 【西区】Studio oowa |
| 主催 | 一般社団法人oowa |
| oowa.studio@gmail.com | |
| SNS |
おりおり!おるおる!2024(緑区・青葉区)

まんまる織りを織る子どもの手と教える大人の手

みんなで卓上織り機をリレー式で織り体験します

福の市でのオリオリオルオルブース全体像

すすき野地域ケアプラザでのワークショップ
今年度は、糸づくりや糸巻きなど織りの以前の工程をワークショップにしたり、織りのバリエーションを設けたりする工夫で、参加者の特性や好みに合わせた手仕事を楽しんでもらうことができました。
みどり福祉ホームでは、「糸を巻く、糸を紡ぐワークショップ」として、かせ糸を玉状に巻く作業と、羊毛を単糸に紡ぐ作業を行いました。手作業に歌を取り入れたことで、スタッフも参加者同士も一体感が生まれ、教える側と教えられる側という関係性でない、互いに対等な立場で時間を共有できました。寺家田んぼとすすき野地域ケアプラザでは、「まんまる織りワークショップ」を開催しました。丸い台紙に縦糸を張り、毛糸や裂き糸を織り込んで丸い織りものを作成しました。毎年の継続により参加者との関係が深まり、子どもたちの成長も感じられました。子育てで自分の時間を持ちづらい保護者にとっても、手仕事に没頭する気晴らしの時間となったようです。ケアプラザでの実施では、正確に織ろうと考える人も多かったのですが、技術を磨くのではなく表現を楽しんでもらうよう声をかけました。織り間違いがあっても、味わいとして受け入れることで独自の表現となり、参加者同士にも自然なコミュニケーションが生まれていました。あおば支援学校では「あおばフェスタ」に参加し、卓上織り機と玉巻き機の体験コーナーを出店しました。同校とは継続的に関わりを続けており、授業内で裂き糸づくりを行うなど、関係性をつくっています。フェスタでは保護者とも顔を合わせながら、ともに体験をしてもらえました。たまプラーザテラスステーションコートでは「ふれあい福の市」に出店し、ハンドメイド作品の販売とまんまる織りワークショップを実施。多くの団体が集まる場で異業種の方々とつながり、今後の活動の可能性が広がりました。
今後の課題は新たなスタッフの発掘・育成です。織りの技術がありつつ、表現としての楽しみ方を共有できる人材が必要だと感じています。思いもかけず団体の事業が通年に渡って拡張したこともあり、来期の予算計画には抜本的な見直しが必要であるとも感じています。
| 会期 | 2024年10月10日~2025年1月17日 |
|---|---|
| 会場 | 【緑区】みどり福祉ホーム【青葉区】寺家ふるさと村内の田んぼ、神奈川県立あおば支援学校、たまプラーザテラス、すすき野地域ケアプラザ |
| 主催 | オリオリオルオル |
| 後援 | 青葉区自立支援協議会 |
| 協力 | 神奈川県立あおば支援学校、寺家田んぼ“○むすび”(おむすび)、NPO法人みどり福祉ホーム、まざーる実行委員会 |
| TEL | 080-5010-3054 |
| orinas2022@gmail.com | |
| SNS |
第24回手づくり紙芝居コンクール(西区・南区・都筑区)

紙芝居の歌で実演審査会がにぎやかに開幕 photo: 小幡崇

可能性広げる実験的な作品が一般の部大賞 photo: 小幡崇

入賞を逃しプロの作家からアドバイス

急増した作品にコメントを書くボランティア
全国の手作り紙芝居制作者たちの創作の目標でもあるコンクールを中心に関連事業を充実させ、多くの人の学習や発表の機会を増やすことを目標にしました。
今年度のコンクールは応募数が急増し、全251点になりました。とくにジュニアの部は昨年比1.5倍となり、家庭、図書館などの講座からの応募も増えました。保育や国際理解を目的とした高校や大学からの新たな団体応募もあり、紙芝居文化が着実に根づいていることも感じました。
作品審査期間中の3日間は南図書館との共催とし、公募の鑑賞者も含めた作品展示会を行いました。都筑区の歴史博物館では審査会後の手作り紙芝居ライブで受賞作品等を披露し、博物館所蔵の街頭紙芝居の実演を楽しむ企画も実施しました。
なにより実演審査会に若い観客が多数来場したことが成果です。ジュニアの部はユニークな世界がのびのびと実演され、一般の部では熱演が続きました。大賞を受賞した台詞のない実験的な作品の実演では、会場全体が不思議な世界に魅せられ大喝采となりました。
このほか、学校での活動を希望する人が多く参加した指導者研修会や、幼児から高齢者までが自由な発想で作品を作る手づくり紙芝居講座、入賞を逃した作品が主役となるプレイベントなどを行いました。病後のアーティスト方や遠方の方も受講できるよう、オンラインでの紙芝居クリニックを開催し、画面を間近に見ながら具体的主催紙芝居文化推進協議会な質疑応答や意見交換をできる機会を設けました。
生成AIが普及する現在ですが、コンクールがきっかけの一つとなり、創作の喜びや交流の楽しさを満たしてくれる紙芝居の認識が広まっているのを感じます。
今後は、安定した自主財源の確保が課題です。だれでも気軽に応募できるよう出品料は徴収しませんが、入会や寄付の呼びかけに応えてくれる応募者は毎年増えてきています。他事業や講座・公演などで収入を地道に積み重ねていくと同時に、共感してくれる個人や団体からの支援も得られるよう模索していきます。
| 参加アーティスト | 長野ヒデ子、やべみつのり、ときわひろみ、宮﨑二美枝、山本祐司 |
|---|---|
| 会期 | 2024年8月10日~2025年1月26日 |
| 会場 | 【西区】横浜市西区福祉保健活動拠点、神奈川県立青少年センター【南区】横浜市南図書館【都筑区】横浜市歴史博 物館、ZOOM、Youtube |
| 主催 | 紙芝居文化推進協議会 |
| 共催 | 神奈川県立青少年センター |
| 後援 | 神奈川県図書館協会、神奈川新聞社、子どもの文化研究所、神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、川崎市教育委員会、横須賀市教育委員会、横浜市にぎわいスポーツ文化局、一般財団法人出版文化産業振興財団 |
| 協賛 | ぺんてる株式会社、三菱鉛筆株式会社 |
| 協力 | 横浜市歴史博物館 |
| TEL | 080-5504-6168 |
| URL | https://kamibunkyo.jimdofree.com/ |
ことぶき「てがみ」プロジェクト(中区)

歩く木 photo: 南阿沙美

歩く木 photo: 南阿沙美

歩く木 photo: 南阿沙美

歩く木制作風景
ワークショップでは2020年に団体で制作した「歩く木」の話をもとに「歩く」という行為について掘り下げて考えました。デイケアメンバー、スタッフ、看護師が参加し、ファシリテーターの花崎攝から毎回テーマを提示してもらいながら、グループごとに互いに話を聴きあい、最終的に各自でモノローグを構成し、作品をつくりあげました。「歩く」という行為は、精神疾患を抱えるデイケアメンバーにとって大きな意味をもちます。それを表現することで、各自の存在がより立体的に感じられるようになりました。今回は唯一の女性メンバーが参加したことも重要な一歩となりました。
また舞台制作に積極的に関わるメンバーが増えたことも大きな変化でした。例年同様、アーティスト・山田裕介による協力を得て、2023年度に使用した「木」を再構成し、メンバーとともに組み立て・着色するワークショップを実施しました。また新たに関わるアーティストとともに影絵を制作しました。劇中歌は音楽家の岩崎佐和が作曲した曲にデイケアメンバーが作詞を試みました。発表会は寿町健康福祉交流センターで行いました。アフタートークでは、医師の朝倉崇文と花崎攝の対談を行いました。発表とトークの記録映像はYouTubeで配信し、記録冊子も作成しました。
一般参加ワークショップでは、関屋光泰(山梨県立大学人間福祉学部講師)によるまち歩きが行われました。かつてのドヤ街・労働者のまちというイメージから、福祉ニーズの高い単身者のまちへと変容しつつある視点を共有し、参加者と活発な意見交換が行われました。ワークショップをきっかけに、発表会へ出演する参加者も現れました。
現在、ファンドレイジングや会計を担当するスタッフを募集中ですが、課題も多い状況です。寿町では徐々に認知が広がっていますが、今後は生活支援施設や介護事業所の職員にも積極的にワークショップへの参加を呼びかけていく予定です。
| 参加アーティスト | 松尾慧、岩崎佐和、豊田一也、花崎攝、山田裕介 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月7日~2025年1月31日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター、Youtube |
| 主催 | ことぶき「てがみ」プロジェクト実行委員会 |
| 協力 | 医療法人ことぶき共同診療所、横浜市中区寿町健康福祉交流センター |
| URL | Youtube |
| tegamiproject@yahoo.co.jp |
あおばりあふりーコンサート2024(青葉区)

コンサートの様子

すてっぷさんのパン販売の様子

あおばりあふりーコンサート秋の様子

あおばりあふりーコンサート夏終演後の集合写真
支援学校での文化祭と連携した参加型コンサートと、障害のあるなしや年齢にかかわらず誰もがリラックスして楽しめる音楽会を実施しました。神奈川県立あおば支援学校との連携は4年目です。これまでは学校の児童と先生方のみが対象でしたが、今年は地域に開かれた学校行事「あおばフェスタ(文化祭)」に組み込まれ、保護者や生徒のきょうだい児、支援員、地域の方も参加できました。体育館での演奏に加え、校内を練り歩きながら演奏も行い、喜んでもらえたようです。
また、学校を卒業した大人の障害者のフォローアップとして「あおばりあふりーコンサート」にも取り組みました。今回は、都筑区の放課後等デイサービス・レインボースマイルのみなさんが団体で来場するなど、認知されてきたように思います。障害のある児童が自ら情報を手に入れ、音楽ホールという社会とつながる地域の場へでかけるアクションを起こすことは、彼らの未来にとっても大きな一歩となるはずです。終演後に、私たちの活動に共感し協力してくれる方へ募金のお願いをしたところ、想像以上の支援金が集まりました。アンケートからは、私たちの活動のリピーターが着実に増えていることも見えてきました。
今回も障害のある子どもと保護者に体験コーナーで使うエッグシェイカーの配布などのスタッフワークを手伝ってもらいました。ふだんノリノリで楽しんでくれる子どもが、その日は緊張した面持ち。話を聞いてみると今日はお仕事だから自分が楽しんでいいのか迷ったのだそうです。状況を理解し責任感をもって向き合ってくれていることに感動し、成長を感じました。
今後の継続に向けて資金調達が課題ですが、参加者の状況を考えるとチケット価格を大幅に上げることも難しい状況です。また多くの施設がバリアフリーの面では改善の余地も見受けられます。ユニバーサルトイレの設置や車いす用座席の充実などの環境づくりに期待するとともに、団体としてもアクセシビリティの向上に取り組んでいきたいです。
| 参加アーティスト | 木村有沙、倉内理恵、髙橋朋子、富田真以子、永井嗣人、山本茜、永野仁美 |
|---|---|
| 会期 | 2024年8月20日~2024年11月6日 |
| 会場 | 【青葉区】神奈川県立あおば支援学校、横浜市青葉区民文化センターフィリアホール |
| 主催 | しましまのおんがくたい |
| 共催 | 横浜市青葉区民文化センターフィリアホール |
| 協力 | 神奈川県立あおば支援学校、あおば地域活動ホームすてっぷ |
| URL | https://shima-on.com/ |
| info@shima-on.com | |
| SNS |
性暴カサバイバービジュアルボイス(中区・青葉区・西区・戸塚区・南区)

ワークショップの様子

朗読会当日の様子

フォーラム南太田での写真展の様子

ギャラリートークの様子
フォトワークショップは、今年度も例年どおり6回実施することができました。参加者は講師から出されるテーマをもとに、それぞれの視点で写真を撮影し、思いを作品に表現しました。また、毎年恒例のギャラリートークでは、ワークショップ参加者が展示作品に込めた思いを語り、観客も温かく見守る穏やかな時間となりました。本プロジェクトを通じて、サバイバーの自己肯定感を高め、安全に表現できる場を提供できたと考えています。
今年度は、新たな試みとして県民センターで開催されたAIDS文化フォーラムでも写真展を実施しました。この展示では、トークイベントも開催し、代表と副代表が登壇しました。参加者からは活発な質問や意見が寄せされ、対話の場となりました。AIDS文化フォーラムでは、性教育や依存症からの回復など、さまざまなテーマに取り組む団体が展示や講座を実施しており、当団体の活動にも多くの関心が寄せられました。
また、今年度は写真展のキャプションを題材にした朗読会を実施しました。ワークショップには7人のサバイバーと、パフォーミングアーツDAYAのパフォーマーが参加し、それぞれの思いを表現しました。朗読会では何度も練習を重ね、本番に臨んだことで、より深い交流ができたと思います。この取り組みは各紙にも取り上げられ、次年度のイベント開催を希望する施設も現れました。
さらに、展示作品のレンタル事業や講演活動も少しずつ進展し、昨年よりも収益を得ることができました。今後も各地のセンターや団体とつながり、さらなる写真展やイベントの開催、活動資金の確保につなげていきたいと考えています。
今後課題として運営に携われる人材の不足が挙げられます。負担が偏らないよう、多くの人が無理なく主体的に関われる体制を整えていきたいと考えています。年間の予定表を作成や仕事内容のマニュアル化などを進め、スムーズな運営を目指します。
| 参加アーティスト | 公募で集まった性暴力サバイバー写真家、大藪順子 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月13日~2025年1月25日 |
| 会場 | 【中区】青少年育成センター【青葉区】男女共同参画センター横浜北 アートフォーラムあざみ野【西区】かながわ県民センター【戸塚区】男女共同参画センター横浜フォーラム【南区】男女共同参画センター横浜南 フォーラム南太田 |
| 後援 | (公財)横浜市男女共同参画推進協会 |
| 協力 | Picture This Japan、DAYA |
| URL | https://standstill.jimdofree.com/ |
| standstilljapan@gmail.com |
のんびりアートデイ(青葉区・港北区・緑区・都築区)

のんびりアートデイ・ワークショップ

のんびりアートデイ・ワークショップ(出張)

のんびりアートデイ・ワークショップ
今年度も「のんびりアートデイ」としてアートワークショップとフリースペースの時間を月2~3回、場を開放しました。ワークショップでは絵の具だけでなく、さまざまな素材や道具を使用して、障害の有無や世代にかかわらず楽しめる内容を目指しました。講師は近隣の大学や地域でアート活動を行われている方に加え、福祉作業所の利用者にも依頼しました。福祉作業所の利用者の方々にとって、外部に出かけることで出会いの幅が広がったり、自身が教える側になることがよい体験となっています。1月には「れいんぼー&のんびりアートデイ」展として横浜市地域訓練会れいんぼーと共催し、スペースナナにて作品と日々の活動の様子を展示しました。
今年度は新たなチャレンジとして出張型のワークショップを5回行いました。近隣の地域活動拠点や支援拠点、障害児の訓練会、未就学児の青空保育へ出張したり、地域のお祭りへ出店して、アートのワークショップを実施しました。多様な参加者と出会うことができたり、近隣地域の活動団体や拠点の運営者同士のつながりをつくることができました。また車いすや医療的ケアが必要な子どものいる家庭など、地域へ出かけるハードルが高い人にも届けられたことは成果でした。
スタッフ自身も子連れで参加しており、参加者も一緒になって準備や片付けを手伝うなど、ともに場をつくっていることを実感できることが、どんな親子にとっても安心して過ごせるアットホームな雰囲気づくりや、関係性を育む場づくりにつながっています。出張ワークショップの依頼も増えており、地域に広がりを見せています。地域の子どもと関わることは、次の世代へ地域活動やコミュニティを継いでいくことにも寄与できると感じています。
活動の範囲が広がり、対応できるスタッフを増やす必要があるので、継続して参加している親や、関心のある地域の方々に声をかけて、スタッフや講師を養成していきたいです。
| 参加アーティスト | 中畝治子、本間久仁子、中尾聡志、坂口潤子 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月14日~2025年1月29日 |
| 会場 | 【青葉区】スペースナナ、横浜市くろがね青少年野外活動センター、藤が丘駅前公園【港北区】横浜ラポール【緑区】緑区地域子育て支援拠点いっぽ【都筑区】つづき地域活動ホームくさぶえ |
| 主催 | 主催特定非営利活動法人スペースナナ |
| 共催 | ナナ食堂実行委員会、NPO法人青空保育ぺんぺんぐさ、横浜市地域訓練会れいんぼー、NPO法人森ノオト |
| 協力 | 東京都市大学、緑区地域子育て支援拠点いっぽ、横浜市くろがね青少年野外活動センター、横浜地域活動支援センターHIKARI、社会福祉法人同愛会つづき地域活動ホームくさぶえ |
| art.day.nana@gmail.com | |
| TEL | 045-482-6717 |
| FAX | 045-482-6712 |
| URL | https://www.spacenana.com/ |
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SLOW CIRCUS FESTA(中区)

パフォーマンス「Throw slowly」の様子 photo: 長谷川裕美

サーカス体験 photo: 長谷川裕美

MARUIROワークショップの様子 photo: 長谷川裕美

トークショー photo: 長谷川裕美
スポーツとアートの良いとこどりをしたサーカスに、ソーシャルというメソッドを加えた「ソーシャルサーカス」。その普及を目的としたSLOW CIRCUS FESTAを開催し、3,500人が来場しました。提供するコンテンツも多種にわたったため、来場者の滞在時間も長かったようです。
このフェスタでは、サーカス技術を学ぶことで、協調性や問題解決能力、コミュニケーション力などを育むことを目的とする研修プログラムであるSLOW CIRCUS ACADEMYの3期生が、成果発表のパフォーマンスを行いました。また、SLOWCIRCUS団員有志のパフォーマンスもありました。
このほか、横浜市内を中心に学校や施設などで実践しているプログラムや海外との交流活動の紹介をトークショー形式で行いました。
また、SLOW CIRCUSの団員と触れ合えるジャグリング体験コーナーや、国内外の芸術祭で活躍するアーティストが考案した手のひらサイズの織り機によるワークショップも実施し、来場者が見るだけでなく体験して楽しめる場となりました。
さらに、各地の拠点の一つであるSLOW LABEL徳島が、とくしま障がい者就労支援協議会に加盟する施設とともにマルシェを出展したことで、地域間の交流にもつなげることができました。
今回の出演者、スタッフは障害(身体、知的・発達、聴覚など)があったり、多国籍であったりと多様なメンバーで構成されていました。象の鼻テラスという開放的な場で、年齢・国籍・障害の有無にかかわらず、誰もが交流・発信できるプログラムをつくることで、活動を周知することができました。
活動に手ごたえを感じる一方、定期的に開催できる場所や資金の獲得が課題です。公的資金に頼りすぎず持続的に活動をするためにも、企業や支援者を育成する学校などと連携して、地域に貢献できる仕組みづくりの方策を見い出していきたいです。
| 参加アーティスト | 栗栖良依、目黒陽介、鈴木彩華、かいしゅー |
|---|---|
| 会期 | 2024年12月1日~2024年12月1日 |
| 会場 | 【中区】象の鼻テラス |
| 主催 | 認定特定非営利活動法人スローレーベル |
| 共催 | 象の鼻テラス |
| 協力 | なごみの会(手話通訳協力) |
| TEL・FAX | 045-642-6132 |
| contact@slowlabel.info | |
| URL | https://www.slowlabel.info/ |
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みんなの横浜朗読フェスティバル(西区・神奈川区)

フェスティバルみんなで読みましょうのコーナー

フェスティバルプロ作品朗読劇出演者

フェスティバル出演者一人読み(点字朗読者)

朗読劇稽古風景
今年度は初の試みとして一般公募で誰でも参加できる「みんなの横浜朗読フェスティバル」を開催しました。20代から80代まで幅広い参加者が集まり、初めて朗読で舞台に立つ方の参加もありました。またバリアフリーでだれでも参加できる朗読ステージを作るという目標がありましたが、点字朗読をする出演者が一人参加してくれました。パンフレットも点字版を作成しアクセシビリティを高めました。
朗読劇は3チームでしたが、それぞれが十分に練習連絡先を重ねることができました。スタッフや参加者同士で意見を交換しながら練習したことで世代間交流も生まれました。またすべての朗読劇にアーティストによるギターの生演奏がついたことでモチベーションも上がりました。一人読み作品はそれぞれが個人で練習し、リハーサルでスタッフとともにブラッシュアップすることで作品を作り上げました。
「みんなの横浜朗読フェスティバル」では、朗読劇作品を4作品、一人読み作品を7作品、そして、最後に活動もある。「みんなで読みましょう」のコーナーを設け客席のみなさんも一緒に読んで声を出す楽しさを体験する機会を創出しました。また一般参加者だけでなくプロによる公演も行いました。
当日は、参加者の知り合いや家族なども来場したことで、これまで朗読を聴きに来たことがないという人にもリーチすることができました。公演を楽しんだという声が多数寄せられたとともに、朗読をすることに興味を持った方の問合せも複数ありました。幅広い方に朗読の良さを届けることができました。入場料が無料であったことも、多くの方が朗読文化に触れることにつながったと思います。
今後は、さらに誰でも参加できることを広く周知し、多世代のさまざまな方がともに表現する場にしたいです。そのために、障害のある人や生きづらさを抱えている人も出演できる環境づくりや当事者が参加したくなる工夫を検討したいです。
| 参加アーティスト | 小磯一斉、小川さこ、渡辺郁也、今井裕樹、吉川雅子、石山理 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月28日~2024年9月14日 |
| 会場 | 【西区】県民サポートセンター、スタジオペンタ横浜店、クラウドナインスタジオ横浜北口店【神奈川区】神奈川公会堂会議室、神奈川区民文化センター・かなっくホール |
| 主催 | NPO法人声物園 |
| 後援 | 特定非営利活動法人横浜市視覚障害者福祉協会、一般社団法人ゆめ創造アシスト協会 |
| 協力 | earth&Y合同会社、株式会社SSP、タイムリーオフィス |
| URL | https://seibutsuen.jp/ |
| info@seibutsuen.jp | |
| TEL | 090-8490-3332 |
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虹色畑クラブ 畑でアートプログラム(港北区・中区)

広い麦畑で大地を感じるワークショップ

藍の生葉のたたき染め

藍の生葉のたたき染め

玉ねぎの皮の絞り染め
今年度は近隣で畑を通した居場所づくりを行うチャコ村と連携したイベントを実施しました。これは昨年度のヨコハマアートサイトラウンジを通した出会いがきっかけで、お互いの畑を行き来するなどの交流が生まれたことで開催に至りました。「藍で遊ぼう!」ではチャコ村で育った藍を使って、チャコ村に通う染色家のレクチャーのもとで手ぬぐいを染めました。生葉を手ぬぐいに叩く叩き染めも体験しました。この藍の染色体験を通して、「自分も玉ねぎ染めができますよ」と虹色畑クラブのサポート会員が申し出てくれたことにより、「玉ねぎの皮で絞り染め」の開催ができました。当団体が石川町の居場所事業で毎週火曜日に開いている居場所「カドベヤで過ごす火曜日」にて、玉ねぎの皮でトートバッグに絞り染めを行いました。
1月に開催した「大地を感じるワークショップ」ではカドベヤでの活動でかかわりのある舞踏家を講師に呼び、麦踏み(麦の苗を踏む農作業)とともに、身体を動かすワークショップを行いました。広大な麦畑を舞台に大きな空と大きな大地を存分に味わえるよう、周りを気にせず大きな声を出したり、みんなで輪になって天を仰いだり、土を感じながら歩いたりと全身を動かして身体表現を楽しみました。大寒波到来と、麦の生育の遅れで一度延期になり、天候に左右されることから屋外での実施に難しさも感じましたが、アーティストやはり外で土や植物に触れる喜びを大事にしたいという思いがあるため、今後は実施時期を検討したり、前もって予備日をつくるなど改善したいです。
全体を通して心の病など生きづらさ当事者をはじめ、不登校のお子さんを持つお母さん、保育士、児童発達や福祉関連の支援者など多様な人に参加してもらえたことは成果です。今後も自然とのかかわりや人と人とのかかわりを大切に活動を続けていきたいと考えています。
| 参加アーティスト | ZOU、柏崎久恵、ながい順子、木檜朱美 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月14日~2025年1月26日 |
| 会場 | 【港北区】藤田農園、下田地域ケアプラザ【中区】カドベヤ |
| 主催 | NPO法人タネとスプーン | hatake.club2016@gmail.com |
| URL | https://ameblo.jp/niji-iro-hatakeclub/ |
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Love Ball 30-1994 年の国際エイズ会議とアート-(中区)

Love Positive 30 – 1994年の国際エイズ会議とアート 砂山典子さん、Madame Bonjour JohnJさん、アキラ・ザ・ハスラーさんによるトーク photo: 間部百合

Love Positive 30 – 1994年の国際エイズ会議とアート展示資料のポジフィルム photo: 間部百合

Zineワークショップ制作風景

「彼のいない八月が」上映上映後のシネマ・ジャック&ベティ
1994年にパシフィコ横浜で行われた市民活動を振り返り、現在とのつながりを考えるイベント「Love Ball30ー1994年の国際エイズ会議とアートー」を開催しました。当時、HIV感染はエイズ発症と死を意味し、差別や偏見が強い状況でした。アジア初の国際エイズ会議には130ヵ国から約12,000人が参加し、会場外では若いアーティストたちがパーティーを開催し、アートの発表も行われました。
本イベントでは、当時の貴重な記録資料を紹介し、当時を知るアーティスト3名に加え、現在HIVの影響を受ける人々が実体験を共有しました。参加者からは「当時の話を直接聞けて良かった」「30年前の出来事が今につながった」「現在も残る問題に気づいた」などの声が寄せられました。悪天候にもかかわらず100名近い参加者が熱心に話を聞き、関心の高さがうかがえました。
また、HIVやAIDSの影響を受けていると感じる人やイベントの参加者を対象に、Zine(小冊子)制作ワークショップを開催しました。事前にオンラインで準備を行い、対面で3時間の制作と発表、Zineの交換を実施。終了後には、イベントの感想や話せなかった思いを少人数で共有し、思考を深める機会となりました。
さらに、30年前にフジテレビで放送された是枝裕和氏のドキュメンタリー「彼のいない八月が」をシネマ・ジャック&ベティで上映しました。HIV感染を公表したゲイ男性・平田豊さんを主題とした作品で、2日間で150名以上が来場。上映後には平田さんと面識のあった演出家・関根信一氏が当時を語り、また参加者同士の意見交換の場を設けました。若い世代は映画を通じて現在とのつながりを実感し、当時を知る世代はこれまでの自分を振り返る場となったようです。
本事業を通じて、多様な人々が切実な話に耳を傾け、横浜の土地と歴史を振り返る機会を持つことができました。今後もこのような機会を継続し、対話を続けていくことが重要だと考えています。
| 参加アーティスト | 砂山典子、Madame Bonjour JohnJ、アキラ・ザ・ハスラー、金井冬樹、Super-Kiki |
|---|---|
| 会期 | 2024年8月31日~2024年10月27日 |
| 会場 | 【中区】象の鼻テラス、波止場会館、シネマ・ジャック&ベティ |
| 主催 | ノーマルスクリーン |
| 共催 | 株式会社エデュイットジャパン |
| 協力 | No Rain No Rainbow、Visual AIDS、アジアン・カルチュラル・カウンシル日本財団、分福、テレビマンユニオン、エイズ文化フォーラム in 横浜、横浜AIDS市民活動センター、特定非営利活動法人ぷれいす東京 |
| normalscreen@gmail.com | |
| URL | https://normalscreen.org/ |
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視覚障害児と一緒に作り出すインビジブルアートの開催(旭区・中区)

集合写真

DRUM&ROLL体験

ノールック書道体験

ノールックみゅーじあむ会場写真
見えない子どもたちの表現や制作スタイル自体に焦点を当て、私たちが当たり前だと考えているアートの概念を変えるプロジェクトを行いました。
子どもたちの作品創作は、神奈川県ライトセンターで行いました。マラカスやピコピコハンマーなど音の出る素材、トゲトゲしたたわし、ふわふわしたローラーなど触覚にアプローチできる素材を使いました。
この作品展示とあわせて、ひよこの会メンバーの作品を展示する「ノールックみゅーじあむ」を象の鼻テラスで開催しました。作品制作工程の様子を映像で紹介したことで、子どもの年齢や障害の程度などがきちんと伝わり、来場者にも展示物への関心が深まったようです。また参加者には視覚障害児についてはじめて正しい知識を得た、障害へのイメージが変わったという人もいました。「楽しそう」「躍動感がすてき」とはげまされる言葉ももらいました。
会場では啓発活動の一環としてワークショップを行い、読み書きの障害、移動の障害、社会参加の障害の3つを体験してもらいました。目隠しをして書道を行う「ノールック書道」では、視覚に頼らず感覚や心の中のイメージを頼りに書くことで新たな気づきを得ることができました。2種類の点字ブロックでコースを作成し、ゴールにたどり着けるかを体験する「点字ブロックリレー」や、視覚状態に関係なくことばで相互理解を深めるボードゲーム「グラマ」も好評でした。このほか、展示物の鑑賞のアクシビリティを高める、網膜投影機を使った展示の鑑賞体験も行いました。
会場にたまたま通りかかった弱視の女の子から、目についての相談なども受けることができ、新しいつながりも持てました。
今回の経験を通じ、作品の説明文をより充実させる必要性を感じました。単一障害か重複障害かなど、作品を制作した子どもたちの背景を詳しく伝えることで、表現力の可能性をより強く感じてもらえるのではないかと考えています。
| 参加アーティスト | 葵雋卿(Aoi Shunkei)、鈴木舜 |
|---|---|
| 会期 | 2024年8月20日~2024年11月28日 |
| 会場 | 【旭区】神奈川県ライトセンター【中区】象の鼻テラス |
| 主催 | ひよこの会 |
| 助成 | 神奈川県マグカル展開促進助成金 |
| 協力 | 葵雋卿(Aoi Shunkei)、一般社団法人ビーラインドプロジェクト、株式会社QDレーザー |
| URL | https://hiyokonokai-kanagawa.jimdofree.com/ |
| hiyokonokai.kanagawa@gmail.com | |
| SNS |
ほってみる(中区・金沢区・神奈川区・保土ケ谷区)

ほる遠足~みかん狩り

ティーンのための写真ワークショップ

ぐるり自転車18区~神奈川区・保土ケ谷区

夏休みの宿題手伝います
地域には、さまざまな背景を持つ子どもたちが暮らしています。外国につながる子どもやヤングケアラーなど、家庭の事情で自由に遊ぶ時間をもてない子どもも多いのが現状です。友達と遊ぶ約束も断って親のための通訳や翻訳をする、アルバイトをする、家族のケアをする。私たちはそんな風に日々を過ごす子どもたちが持つ、些細な願いを拾い上げプログラムとして実現してきました。
プログラムでは、遠出の経験が少ない子どもたちと出かける「ほる遠足」や、市内18区の公共施設を自転車で巡る「ぐるり自転車18区」、花火大会、ポートレート撮影、バケツプリン作りなどを開催しました。また、アーティストなどの団体の拠点に出入りしている大人たちが子どもたちのためにプロジェクトを行いました。たい焼きを焼きながらバイトの苦労話を語り合う「ヤング労働者相談会」、塾講師を招いた寺子屋では、労働者の権利や将来に向けた準備など、子どもが大人になっていくときに知っていてほしいことを少しずつ伝えました。さらに、先生方との「本当はこうしたいのにミーティング」を通じて、学校ではできないけど本当はどんな教育がしたいか話すことで、子どもだけでなく大人も社会について考える場を提供しました。
今年度は、子どもたち自身が発案するプロジェクトも生まれました。「べっこう飴の作り方を研究したことがあるから披露したい」「アイススケートをやりたい」といった声が上がり、子どもたちが主体的に活動を企画する動きが見られるようになりました。また、費用がかからない企画も増え、自主的な活動の可能性が広がっています。
ほってみるの活動全体を通して、参加者が抱える事情を考慮すると繊細になる部分が多々あります。継続のためには原点に立ち返り、慎重に考える必要があります。今後も、子どもたちの声を尊重しながら、持続可能な形でプロジェクトを展開していきたいです。
| 参加アーティスト | 青山るりこ、小手川望、門脇篤、ArtLabOva、福田依子、服部典子、ラファエル・リマ・イトウ |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月20日~2025年1月26日 |
| 会場 | 【中区】横浜パラダイス会館、若葉町ウォーフ、富士見川公園【金沢区】野島公園周辺、海の公園周辺【神奈川区】神奈川スポーツセンター、横浜銀行アイスアリーナ【保土ケ谷区】保土ケ谷スポーツセンター ※オンライン、Youtubeにて動画公開 |
| 主催 | ほる実行委員会 |
| 共催 | ArtLabOva |
| artlabova@gmail.com | |
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子どもと大人が自分と地域のために「何ができるか」を試すプロジェクト:アート?(港北区)

吉川さんと『森の人作り』@Kさんの森で

吉川さんと『欅乃散歩』の一日

太尾緑道でゴミ拾い
フードパントリーのお手伝い
今回のプロジェクトでは、子どもたちと大人たちが、道、公園、個人宅の森、横浜アリーナ、大倉山記念館、大倉山ミエルなど、さまざまな場所で地域に関わる活動に参加しました。
アーティストによる「欅乃散歩」では車輪のついた欅の木の棒を転がしながら歩きました。また「森の人」では師岡町の個人宅の森の木をつかって人形をNPO法人街カフェ大倉山ミエルつくるワークショップを開催しました。アーティストとの活動では社会の物差しにしばられない自由な価値観を子どもも大人も共有できたと思います。
「ゴミ拾い+展示」では、子どもたちがまちを歩きながらゴミを拾いました。これは子どもたちのどんぐり拾いの遊びがゴミ拾いに発展したことから生まれた企画で、ゴミ拾いを遊びとして捉える面白さがありました。また、「横アリ君祭り」では、横浜アリーナの団体のブースにて、的あてゲームを通じて商売体験を行いました。これも子どもたちの提案を採用したものです。
例年団体が大倉山記念館で開催している「アートジャム冬2024」では今回のプロジェクトを一般に開くイベントを行いました。プロジェクトの記録の展示では遊びから始まる社会参加の大切さや、一人ひとりのタイミングを尊重することの重要性などを伝えようとしました。子どもに寄り添い、その姿を記録し、展示することで、多くの大人が子どもの自然な姿に触れ、考える機会を持つことができました。いくつかのワークショップは展示会場でも実際に行い、体験してもらいました。
子どもとの関係づくりは始まったばかりであり、継続が必要だと感じています。来年も継続し、子どもと遊ぶことのアート性や社会性を考えていきたいです。子どもを大切にする社会を目指す中で、子どもの気持ちを理解することの難しさを感じる場面もありましたが、アートを通じて子どもの気持ちを引き出す試行を続けていきたいと考えています。
| 参加アーティスト | 吉川洋一郎 |
|---|---|
| 会期 | 2024年10月14日~2025年1月14日 |
| 会場 | 【港北区】大倉山ミエル、森Lab、Kさんの森、太尾堤緑道、横浜アリーナ、大倉山記念館 |
| 主催 | NPO法人街カフェ大倉山ミエル |
| 共催 | 大倉山記念館 |
| 後援 | 港北区 |
| URL | https://cafemiel.jimdofree.com/ |
| miel.okurayama@gmail.com | |
| TEL | 045-717-6778 |
| SNS |
まちなか立寄楽団の「たちよってつくるコンサート2024」(中区)

広場での呼び込み演奏

お客さまも巻き込んでしまうコンサート

集合写真

ワークショップでは話しながらコミュニティボール作り
私たちは音楽を通じて気軽にふらっと立ち寄れる場をつくることを目指しています。日々の暮らしで感じたことを音楽でつくることを音楽に昇華する過程で、多様な価値観を認め合ゆるやかな居場所いながら、柔軟な関係性を築くこと。さらに、地域内外のコミュニティとゆるやかにつながり、交流の機会を生み出していくことを考えています。
今年度も音楽にまつわる4回のワークショップを開催し、集大成としてコンサートを実施しました。最初の2回では哲学者を講師に迎え「ことばと出会うワークショップ」を行いました。異なる背景をもつ人たちが集まる中で、対話を通じて自分との違いを楽しめるようになるため「相手の声に耳を傾ける」をテーマに、みんなで一緒に学びました。具体的には会話をしながら毛糸でボールをつくるコミュニティボールのワークと、ネガティブな内容をテーマに相手にインタビューして詩をつくるワークを実施しました。コンサートではこれらの詩を音楽の演奏とともに朗読しました。楽団の曲は明るくポジティブなものが多いため、ネガティブなテーマの詩により表現の幅が広がりました。「相手の声に耳を傾ける」という点にはまだまだ課題がありますが、ネガティブな内容でも安心して話せる場づくりの大切さを共有できました。
コンサートでは、ユースコレクティブ「下町編集室OKASHI」の移動式本棚の展示とカフェの出店や、就アーティスト労継続支援 B型事業所「ギッフェリ」のお菓子販売が行われ、他団体との交流もできました。また、メンバー主催まちなか立寄楽団が会場設営や装飾、プログラムの提案などにも積極的に関わり、演奏以外の面への意識も高まりました。今後、SNSを通じた発信など、準備期間からの運営にも関わって下さる方が増えたらと考えています。
今年は楽団で地域の飲食店のイベントにも参加し、新たなつながりが生まれました。投げ銭をいただく機会もありますが活動資金の調達については課題もみえました。地域の中で応援してくださる方を増やしつつ、継続の仕組みをみんなで考えていきたいです。
| 参加アーティスト | 岩崎佐和、長澤浩一、山森裕毅 |
|---|---|
| 会期 | 2024年9月14日~2024年11月10日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター |
| 主催 | まちなか立寄楽団 |
| 後援 | 公益財団法人 横浜市寿町健康福祉交流協会、LOCAL GOOD YOKOHAMA、ヨコハマ経済新聞 |
| 協力 | 横浜市ことぶき協働スペース(運営:NPO法人横浜コミュニティデザイン・ラボ)、社会福祉法人恵友会就労継続支援B型事業所 ギッフェリ |
| 助成 | 公益財団法人音楽文化創造 |
| machinaka.tachiyori@gmail.com | |
| SNS |
インクルーシブダンスワークショップ「のはらハみどり」第6期(緑区)

「オープン・デー」パフォーマンス発表の様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド

「オープン・デー」パフォーマンス発表の様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド

「のはらハみどり」第6期ワークショップの様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド

「のはらハみどり」第6期ワークショップの様子 Photo: NPO法人みんなのダンスフィールド
世代や経験の差、障害の有無にかかわらず、すべての人が自分の体で自由に創造し、表現できるインクルーシブダンスのワークショップを、月に一回のペースで実施しました。会場は、コミュニティに根ざした文化施設である緑区民文化センター・みどりアートパークです。
2022年の立ち上げから2年間の試行錯誤を経て、第6期は年齢やコースによる区分をやめ、多世代によるワークショップの実施に挑みました。そうすることで、1歳から70代までが集うワークショップを実現することができました。誰もが参加できるワークショップを企画することで、表現活動を通した、コミュニティのDEI(多様性・公平性・包括性)促進に寄与できたのではないかと考えます。
初回は「ぼうけん・のはら」をテーマとした即興表現から創作を試み、第2回は、ワークショップを通して生まれた作品を持ち寄った衣装を身に付けて踊りました。3回目は、作品が自然な進行となるようにつなぎ合わせ、ステージで発表です。最終回は、発表を映像で振り返ると共に、ファシリテータ養成講座「のはらカレッジ」の受講生との交流ワークショップを行いました。連続のワークショップとしたことで、参加者同士のコミュニケーションが活発になり、回が進む毎に、年齢や障害の有無といった差異が、壁ではなく個性として実感され、表現に活かされていく様子が見て取れました。
みどりアートパークのオープンデーで行ったステージ発表を鑑賞した地域の方々からも、「ダンス表現を楽しむ姿を見て感動した」との感想が寄せられました。取り組みに興味を持った他の文化施設関係者の見学もあり、活動の輪が広がっています。
今後活動を拡大・普及させていく為には、ファシリテータの数を増やしていくことが必要だと考えています。また、活動を本当に必要としている方々にどう発信するのか、参加や来場に至るまでのハードルが高い方への広報及びアクセスをどう考えるのかも課題と考えています。
| 参加アーティスト | 西洋子、秋田有希湖、大村恵、遠田ひな乃 |
|---|---|
| 会期 | 2024年8月25日~2024年11月24日 |
| 会場 | 【緑区】横浜市緑区民文化センターみどりアートパーク |
| 主催 | 特定非営利活動法人みんなのダンスフィールド |
| 共催 | みどりアート&メディアパートナーズ |
| 後援 | 東洋英和女学院大学 |
| URL | https://www.inclusive-dance.org/ |
| dance.field.staff@inclusive-dance.org | |
| SNS |
山の音楽舎アートでつながる2024 in YOKOHAMA(南区・青葉区・西区・中区)

ベイビーシアターnido

アウトリーチ西区高齢者対象おどりのワークショップ

アウトリーチ西区幼児対象おどりのワークショップ

アウトリーチ西区高齢者対象おどりのワークショップ
音楽や身体表現を通し、舞台やワークショップ活動を続けている私たちは、今年度新たに人材育成や子育てし年、異世代交流を目的としたプロジェクトを立ち上げました。まず人材育成講座として乳幼児に焦点をしぼり、身体を通してどのように言語以外でコミュニケーションを取るのか、大人向けのワークショップをしました。あわせて、乳幼児の発達と場の安心安全を確保するための配慮についてのレクチャーも行いました。他者の身体を通して相手の心を感じ、他者と出会う体験をすることで、ゆるやかに人と人がつながっていく交流体験ができました。
次に、おどりのワークショップを実施しました。幼児と親子向けの回では、身体的なコミュニケーションを通して相手と出会う方法をシェアしました。保護者がリラックスして子育てに向き合う時間をつくることができたことや、保育士や担当職員が場を共有できたことは成果です。
高齢者対象のワークショップでは、音声によるダンス作品「おどりのなか、もやのなか」をベースに外側から見えるアクションだけがおどりではないという視点を織りまぜ、身体やおどりについて、参加者間で考えていきました。
そして「舞台鑑賞とゆったりひろば」と題し、24ヶ月までの乳児と親子を対象としたベイビーシアターの上演を行いました。その後、振り返りのためのおしゃべり会も設けました。
今回の取り組みは、地域の人たちに知ってもらうことからスタートしましたが、活動に興味や関心をもって取り組んでくださる団体と出会うことができました。団体として初めて取り組んだシニアワークショップは好評でしたが、参加者がほかの企画に参加するところまでつながりませんでした。今後は、個別の事業に参加した人材が交流するために会場や日程を工夫して、横の流れを生み出していきたいと考えています。
| 参加アーティスト | はらだまほ、川中美樹、鈴木隆司、甲斐ひろな |
|---|---|
| 会期 | 2024年10月6日~2024年12月21日 |
| 会場 | 【南区】フォーラム南太田(男女共同参画センター横浜南)【青葉区】あかね台光の子保育園、アートフォーラムあざみ野(男女共同参画センター横浜北)、ビオラ市ヶ尾ケアプラザ【西区】横浜市宮崎地域ケアプラザ【中区】象の鼻テラス |
| 主催 | 一般社団法人山の音楽舎 |
| 共催 | 横浜ひがしおやこ劇場、TAMおやこのひろば、あかね台光の子保育園、ビオラ市が尾ケアプラザ、横浜市宮崎地域ケアプラザ |
| 後援 | 横浜市教育委員会 |
| TEL | 044-951-2834 |
| FAX | 044-951-2821 |
| info@yamano-ongakusya.com | |
| URL | https://www.yamano-ongakusya.com/ |
| SNS |
寿町フリーコンサート(中区)

寿町フリーコンサート、渋さ知らズによる演奏の様子 Photo: 横浜寿町フリーコンサート実行委員会

寿町フリーコンサート、場内カンパの様子 Photo: 横浜寿町フリーコンサート実行委員会

寿町フリーコンサート、渋さ知らズによる演奏の様子 Photo: 横浜寿町フリーコンサート実行委員会

寿越冬闘争行事のなかで、寿地区の人々に向けた娯楽イベント 「寿越冬 新春お楽しみコンサート」の様子 Photo: 横浜寿町フリーコンサート実行委員会
「寿町フリーコンサート」は、日本三大寄せ場の一つといわれる横浜の寿町で、地域の夏祭りの一行事として1979年から続く非営利の市民イベントです。元々は、お盆に故郷へ帰らない(帰れない)人々に祭りを楽しんでもらうことを目的に、寿地区の夏祭りやコンサートが行われてきました。入場無料で誰もが観覧でき、歌や音楽を通じた寄せ場内外の根源的な交流を目指しています。
第43回目の開催となる、2024年8月14日の寿町フリーコンサートには全4組のアーティストが出演し、フリージャズ、ロック、フォーク、民謡など多彩なジャンルの音楽をみんなで楽しみました。最後は盆踊りの生演奏で踊りの輪をつくり、多様な人々が音楽を通して混ざり合う、寿町らしい締めくくりとなりました。コロナ禍で中断していたコンサートが再始動し、今後の継続へとつながる大きな一歩となりました。
今年は、寿地区内の介護施設職員、飲食店店主、市営住宅の住人がボランティアで参加しました。地域でのつながりをより深める機会となりました。今後も、誰もが共に楽しみながらつくりあげるイベントにしていきたいと考えています。
また1月には、年末年始の寿越冬闘争期間に「寿越冬新春お楽しみコンサート」を開催しました。これは、仲間とともに厳しい冬を乗り越え、あたたかな春を迎えることをテーマとしたコンサートです。会場では温かいお茶やお菓子を用意し、来場者へ配りました。寿地区の住人を対象としたコンサートのため、あえて対外的な告知は行わず、出演者と観客が近い距離感で音楽を楽しむ素朴で和やかな雰囲気となりました。
これらのイベントは、出演者と官局、そしてコンサートを受け入れてくださる地域団体や住人の理解と協力があり、これまで続けてくることができました。なお、今後の継続には、安定した運営費と実行委員会スタッフの確保なども課題となります。
| 参加アーティスト | 渋さ知らズ、川口真由美、TEIYU CONNECTIONS(テイユウ コネクションズ)、遠峰あこと爛漫社中、盧佳世(のかよ)&やのぴ~、やまだこ |
|---|---|
| 会期 | 2024年8月14日~2025年1月11日 |
| 会場 | 【中区】横浜市寿町健康福祉交流センター、横浜市寿生活館 |
| 主催 | 横浜寿町フリーコンサート実行委員会 |
| 共催 | 寿夏祭り2024実行委員会 |
| 協力 | 横浜市寿町健康福祉交流センター、横浜市寿生活館 |
| URL | https://kotobukifree.jimdofree.com/ |
| kotobukifree@gmail.com | |
| SNS | X(旧Twitter) |
多世代交流拠点 まちかど劇場プロジェクト(港南区・栄区)

食い入るように集中して観る子どもたち

人形劇をつくってみようワークショップ幼児編

まちかど劇場プロジェクトこども実行委員

糸あやつりの体験をする子どもたち
この地域では、かつて市民文庫運動を土台に、人形劇や紙芝居などの文化活動が盛んでした。しかし、共働き家庭の増加や子どもたちの放課後の自由時間の減少により、20年前から下火になっていました。今回のプロジェクトを機に小学生の親たちが、かつて活動していた50~90代のメンバーと出会い協力し合ったことで、地域の文化活動が再び活気を取り戻しました。あきらめていたが、40年前の活動が今につながっているのが嬉しいとの声も寄せられました。
まちかど劇場プロジェクト第一弾では、小学校の体育館でプロの人形劇団を招き、「おーいぺんぎんさーん」を上演。長年に渡って地域の文化を支えてきた市民図書室の方々と、小学生の親子が3世代で集まり、共に楽しみました。第2弾では、400年以上の歴史を団体紹介持つ糸あやつり人形「田能久」「橋弁慶」を上演。引きこもりがちだったが久しぶりに外出したという声も多かった高齢者と子どもたちが一緒に鑑賞しました。ワークショップも開催し、新たな交流が生まれました。第3弾では、人形劇創作ワークショップを実施。人形に興味を持った子どもや親がコミュニティカフェに集まり、創作をしました。子どもたちは放課後に熱中し、地域向けのお披露目会を目指して準備中です。未就学児の親子も簡単な人形づくりを楽しみました。
事業継続のために応援金を募ったところ、22口の寄付が集まり、地域の期待の大きさを実感しました。人形劇を通じて親同士や子ども同士のつながりが生まれ、子どもが生き生きと楽しむ様子も見られました。さらに、子どもたちは自主的に続編の人形劇をつくりはじめ、観るだけでなく創る楽しさも広がっています。
近年、子どもたちの地域との関わりも希薄になりつつあります。人形劇の普及とともに、自由な時間の大切さについても啓発していきたいと考えています。今後は横浜市全域への展開も視野に入れ、少子高齢化や文化の担い手不足といった課題に対応しながら、地域文化を次世代へつなげていきたいと思います。
| 参加アーティスト | 人形劇団クラルテ、糸あやつり人形 一糸座 |
|---|---|
| 会期 | 2024年9月28日~2025年1月29日 |
| 会場 | 【港南区】横浜市立日野南小学校、港南台地区センター、コミュニティカフェicocca、日野南小学校市民図書室、日野南コミュニティハウス【栄区】かながわ地球市民プラザ |
| 主催 | NPO法人横浜こどものひろば |
| 共催 | 横浜ひがしおやこ劇場、おやこ劇場ひのみなみ、NPO法人icoccaひのみなみ |
| 後援 | 日野南地区連合自治会、野村港南台自治会、つつじヶ丘自治会、坂のまちの交流会実行委員会、栄区役所 |
| 協力 | 横浜市立日野南小学校市民図書室 |
| TEL | 045-243-0762 |
| FAX | 045-243-0763 |
| y.kodomohiroba@gmail.com | |
| URL | https://www.yokohama-kodomo.com/ |
まちなかギャラリー2024(中区)

「波止場のヘンゼルとグレーテル」マルシェ

「波止場のふたり展」アーティストトーク(お茶会)

「波止場のふたり展」作品風景

「波止場のヘンゼルとグレーテル」朗読劇
今年度の事業ではにぎわいと安心の創出を目標に掲げ、まちに対して常に開くことと、創作と鑑賞の両面からまちの人に働きかけるという二つのミッションを意識して開催しました。実施はいずれも団体の拠点である劇場の若葉町ウォーフにて行いました。
朗読劇「波止場のふたり展」では、黄金町在住のアーティスト2名が会場の近くを流れる大岡川をテーマにした作品を展示しました。来場者は実際の川の風景と重ねながら鑑賞し、ここでしか味わえない空間を体験しました。また、アーティストと交流するお茶会や映像上映会も実施したところ、来場者との対話が活発に生まれ、盛り上がりをみせました。平日の来場者数は伸び悩みましたが、黄金町エリアマネジメントセンターの広報協力もあり、週末には多くの人が訪れました。期間中、会場を初めて訪れる人も多く、アーティストと感想を交わす姿が見られました。
「波止場のヘンゼルとグレーテル」では、アーティストが童話「ヘンゼルとグレーテル」から着想を得て大人と子どもの対話をテーマにした展示を行いました。大人と子どもが同じ空間で同じ目的を持って過ごせるような構成が工夫されました。週末には同展示会場でマルシェを開催し、にぎわいと交流の場をつくることができました。また同様の童話を横浜を舞台に翻案した朗読劇も上演しました。訪れた人々は、それぞれの視点で展示と朗読劇を体験し、自分の居場所を探すことができる空間となりました。
今回の企画を通じ、施設の認知度は向上したと実感一方で、地域住民の居場所を目指す事業としては、地域の子どもたちの来場が限定的だったことが課題です。今後は、子どもたちへのヒアリングを通じ、より気軽に立ち寄れる場を作る必要性を感じています。今回は幅広い対象に向けた企画としましたが、拠点の目標を果たすためには、地域の子どもたちに焦点を当てた取り組みも進めていくことが求められます。
| 参加アーティスト | キム・ガウン、吉本直紀、山田裕介、臼井彩子、ウッフコック号、須賀真之 |
|---|---|
| 会期 | 2024年7月19日~2025年1月26日 |
| 会場 | 【中区】若葉町ウォーフ |
| 主催 | 一般社団法人横浜若葉町計画 |
| 協力 | 黄金町エリアマネジメントセンター、アトリエ日ノ出町、パンとコーヒーマルシェ |
| TEL | 045-315-6025 |
| FAX | 045-315-6027 |
| info@wharf.site | |
| URL | https://wharf-site.amebaownd.com/ |
| SNS |
「ロジウラート!」アートでつながれ!(都筑区)

若者による広報。プラカード隊はセンター北の駅まで歩いてくれました。

「アートのプロセス」さをり織りのブースで一緒に作品づくり

今回から始まった「21th枠」の作品
さまざまなアートを、路地裏に入り込んだイメージで見つけて体験するイベントを、都筑民家園で晴天のもと開催し、620人が参加しました。今年も昨年に引き続き、アートのプロセスを共有する参加型体験の場をつくり、ものづくりの楽しさや手仕事の価値を知るきっかけとなることを目指しました。ほとんどのブースで作品展示とともにワークショップを実施し、制作の過程がわかるスケッチブックを用意するなど、アーティストとともに作品を楽しめる工夫をしました。また、イベント全体をめぐるアートラリーを行うことで、参加者は会場の古民家をくまなくまわることができました。
過去にロジウラートに参加してきた若者たちが、ユースマーケットを関連企画として開催する様子もみられました。企画、制作、広報、設営、接客を通してものづくりや手仕事の楽しさを知り、アートでつながる感覚を感じたようです。年齢層が広がったことで、開催情報をSNSから得る人も出てくるなど、来場者も変化しました。
今年は、近隣の障害者スポーツ文化センター・横浜ラポールと連携し、ロジウラートが応援するアーティスト「21th枠」の展開を新たに試みました。活動を始めた当初から掲げてきた大きな柱である、障害者のアート、不登校・引きこもりの人たちによるアートワークショップ、廃材を利用したアーティスト作品の展示の3つが、回を重ねるごとに融合してきました。その背景には、社会に多様性を受け入れる土壌が育まれてきたことと、違いを尊重するアートの特性に、深い関係があると感じています。
都筑区内では毎年とても魅力的なマーケットやマルシェ、イベントが多数開催されています。それぞれのコンセプトに敬意を持ちながらも、私たちは柔軟なアートの魅力を通して、地域が網目のようにつながるよう努めていきたいです。
| 参加アーティスト | アルミホイルアーティスト・タロウ、カプカプ川和、SOZAi循環lab、小林大介、障害者スポーツ文化センター横浜ラポール、タカヒロ、つきあかり、bau、BIG CHEESE PHOTO、つづき地域活動ホームくさぶえ、チャコ村、もかいろ工房、アート横丁、安田倫 |
|---|---|
| 会期 | 2024年12月1日~2024年12月1日 |
| 会場 | 【都筑区】都筑民家園 |
| 主催 | ロジウラート実行委員会、NPO法人都筑民家園管理運営委員会 |
| 共催 | 都筑区 |
| 後援 | 横浜市歴史博物館、都筑区ふるさとづくり委員会 |
| 協力 | 障害者スポーツ文化センター横浜ラポール |
| 助成 | 都筑ふれあい助成金 |
| artrojiurart@gmail.com | |
| URL | https://artrojiurart.wixsite.com/rojiurart |
| TEL | 090-7717-4373 |
| SNS |