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ヨコハマアートサイト2020

参加事業

参加事業

会社まるごとギャラリー2020(金沢区)

天野浩子作品「海の記憶Ⅰ」展示「㈱冲セキ」

天野浩子作品「海の記憶Ⅰ」展示「㈱冲セキ」

松尾玲央奈作品「Please choose …」展示「鶴見金網㈱」

松尾玲央奈作品「Please choose …」展示「鶴見金網㈱」

竹本真紀作品「ラックのキオクを集める旅」展示「㈱武居商店」

竹本真紀作品「ラックのキオクを集める旅」展示「㈱武居商店」

田中清隆作品「ReBorn Egg」展示「㈱HIGASHI-GUMI」

田中清隆作品「ReBorn Egg」展示「㈱HIGASHI-GUMI」

金沢区の工業地帯で得た廃材を利用した作品を、工場や会社に展示するプロジェクト。8回目となる今年はコロナ禍に向けて、テーマを「世の中を明るく元気に楽しませる」に設定しました。タイトルは「Reborn=リボーン」。この苦境から学び成長していけるようにという願いが込められています。

参加者はインターネットでダウンロードした地図を見て工場地域を周遊し、工場のまわりに展示されたアート作品を鑑賞しました。ふだんは訪れる機会の少ない工業地帯もアートと融合することで宝探しのように楽しめる場所になります。

例年行われていた、ワークショップやギャラリーツアー、オープン・クローズパーティーなど対面での参加者との関わりはコロナ禍の影響で断念せざるを得ませんでしたが、この状況下でも楽しめるように工夫が凝らされました。ひとつは、ウェブサイトでのオンラインギャラリーです。「WEBでまるギャラ」と題しておうちでも展示を楽しめるように作品の写真が掲載されました。過去の展示作品のアーカイブもまとめられ、展示に足を運べなかった人たちからも大変喜ばれました。

また、密を避けるために作品の展示は屋外のみに絞りました。木材が幾重にも連なった大きな作品や、金属で出来た双 葉が土から芽ぶいているような作品など、屋外ならではの作品が集まりました。屋外という環境では日々の見回りが必要でしたが、その記録をSNSにアップすると反応が得られました。感染症対策でメイン会場を設置しなかったことが功を奏し、例年メイン会場に集まりがちだった客足が分散したため、工場を周遊してほしいという本来のねらいも実現出来ました。

回を重ねて地域での知名度も上がり、開催を楽しみにする声もたくさん届きました。協力企業の数も着実に増えています。今後も工場をはじめ、地域とのつながりを強めていくことを目標に活動を続けていきます。

参加アーティスト 上野彰子、川名マッキー、小川敦子、天野浩子、松尾玲央奈、コントオル、竹本真紀、岡典明、田中清隆
会期 9月26日~10月31日
会場 【金沢区】山陽印刷株式会社など協力工場13社の社屋内外※そのほか、オンラインで開催
主催 アーティストネットワーク+コンパス
協力 山陽印刷株式会社、株式会社坪倉興業、株式会社山装、鶴見金網株式会社、有限会社協和タイヤ商会、株式会社中込 製作所、株式会社ヨコハマ機工、東海シヤリング株式会社、有限会社竹内紙器製作所、株式会社共立紙器、株式会社武居商店、株式会社冲セキ、株式会社HIGASHI-GUMI
後援 金沢区役所
URL http://www.anc3434.com/
E-mail info@anc3434.com
TEL 045-785-3434
SNS

アート・フォー・コミュニティ~アートが人と地域コミュニティをつなぐためのステップ事業~(中区)

ハロウィンコンサート

ハロウィンコンサート

クリスマスコンサート撮影風景

クリスマスコンサート撮影風景

クリスマスコンサート

クリスマスコンサート

ムギーとギータが教えるコロナウイルス感染防止対策ムービー

ムギーとギータが教えるコロナウイルス感染防止対策ムービー

今回の実施拠点である中区・麦田町では2年目の活動となります。昨年は地元在住の子どもの参加が少なかったため、より地域に届けたいという思いから、今年度は親子向けのイベントも企画しました。「ミニチュア版ムギーとギータを作ろう!」では、美術家がデザインした町の妖精キャラクター「ムギーとギータ」のミニチュア制作キットを販売し、親子が家で作り方動画を見ながら制作する企画にしました。

作ってもらった作品は持参してもらい、ハロウィンやクリスマスのコンサート、コロナウイルス感染防止対策ムービーなどに登場させ、映像配信につなげました。キャラクターの知名度を上げることができるとともに、一年を通してつながりのあるイベントにすることができました。また、動画でのイベントだったため映像として残るものとなり、参加者が作った町のキャラクターの動画や制作キットは今後も使っていただけることになりました。コミュニティとのコミュニケーションの一助となり、若手アーティストが地域と直接つながる機会としても、コンサートは意義深い機会になったと感じています。

一方、動画イベントだったため参加者の顔が見えず、どのような方が動画を見てくれたのか分からず目に見える成果は制作キットの購入者数と動画の再生回数のみで、成果や効果の体感を受け止められなかったのは残念でした。

今年度はコロナ禍で多くのイベントが中止になる中で、地域での取り組みができたのは、地域の組織・麦田町発展会と前向きに話し合うことができたからです。地域貢献できるイベントに今後は力を入れていきたいという発展会からの話を受け、すでに来年度の企画を進めています。対面でのイベントには不安も残りますが、何年も続けて行えるアート企画でできる地域貢献の形を考え、持続可能な仕組みを考えることが課題だと考えています。

参加アーティスト 楢原いちご、田中愛実、降籏真理子、藤川玲菜、于景
会期 7月1日~1月31日
会場 【中区】麦田地域ケアプラザ、大谷家電、津ノ国屋材木店※主にオンラインで開催
主催 NPO法人あっちこっち
共催 麦田地域ケアプラザ
協力 麦田町発展会、大谷家電、株式会社津ノ国屋材木店
助成 公益財団法人パブリックリソース財団 J-Coin 基金
URL https://www.acchicocchi.com/
E-mail info@acchicocchi.com
TEL 090-1261-1308
SNS

あいさつシリーズVol.2 こんにちは ぼくの あたりまえ きみの あたりまえ(磯子区)

浜マーケットからこんにちは

浜マーケットからこんにちは

武松商事株式会社アップサイクル企画「廃材楽器づくりワークショップ」

武松商事株式会社アップサイクル企画「廃材楽器づくりワークショップ」

オンラインタップダンス

オンラインタップダンス

いそかつ製作所

いそかつ製作所

磯子区障害者地域活動ホームでは当事業で、これまで、アートを通じて障害のある人も、そうでない人も垣根無く関わり、支える/支えられるという関係ではない相互的な関係が生まれていくことを目的に活動してきました。

今回の企画では、磯子区の商店街・浜マーケットの中にある公共スペースを拠点にして、地域の人たちにあいさつをすることから始めました。そして、商店街のご店主やお客さんなどと顔を合わせながら、イベントに向けた準備を進めていきました。当日は「いそかつ製作所」と題して、イベントスペースに装飾をつけたり、屋台を立てたり、メンバーの描いた絵のカレンダーを配布して商店街を盛り上げました。商店街をモチーフにした大型ぬりえ看板を設置すると、近隣の子どもたちがやってきて一緒に色付けを楽しんでくれました。

また、イベント内では「廃材楽器 製作ワークショップ」を行いました。ミシンの糸巻きの芯や、プラテープ、ベッドのスプリングや缶のキャップなど、ふだんはガラクタと呼ばれるモノたちが素敵な楽器に変身しました。最後に完成した楽器をみんなで演奏し、楽しいひとときを共有できました。商店街や地域の人々から、またイベントを行って欲しい、明るくにぎやかに人が集まる機会になったとの声を受け取りました。

今年はオンラインでの取り組みも行いました。コロナ禍で多くの福祉施設がイベントの中止を余儀なくされている中、オンラインならば実施できると考え「あしおとの輪」と題してタップダンスのワークショップを行いました。声をかけると全部で6つの団体が参加してくれました。当日は盛り上がって最後には一体感が生まれ、みんなが笑顔に包まれました。参加者は束の間の非日常を味わうことができたと、とても好評でした。オンライン化がなかなか進まない福祉業界で新しい様式を取り入れる機会になればと期待しています。

参加アーティスト おどるなつこ、大山田千弘、メッセンジャーズ、塩田久人、ERECTLOGIC、いそかつ
会期 11月2日~1月31日
会場 【磯子区】磯子商店街商業協同組合、磯子区障害者地域活動ホーム、NPO法人夢・コミニティ・ネットワーク【金沢区】武松商事(株)エコクルファクトリー【南区】地域活動支援センターたんぽぽ、南福祉ホームむつみ【港南区】港南福祉ホーム※そのほか、オンラインで開催
主催 磯子区障害者地域活動ホーム
協力 磯子商店街商業協同組合、武松商事株式会社、NPO法人夢・コミュニティネットワーク、障害者支援センター(社会福祉法人横浜市社会福祉協議会)、生活介護支援事業所のびやか
URL http://npo-arata.yokohama
E-mail npohama2007@ybb.ne.jp
TEL 045-751-7055
SNS

カドベヤ・オープンDAY―つどおう・かたろう・つながろう(中区)

皆で自分のタグを作ろう

皆で自分のタグを作ろう

ハロウィーンの切り絵を作ろう

ハロウィーンの切り絵を作ろう

からだとこころの冒険

からだとこころの冒険

「創造力とコミュニティ研究会」パンデミックの中で自分と向き合う

「創造力とコミュニティ研究会」パンデミックの中で自分と向き合う

さまざまな背景を持つ人の居場所として開き続けてきた居場所「カドベヤ」は今年で10年目になりました。人とのふれあいの中で居場所を育んできましたが、コロナ禍においてみんなで身体を動かしたり、共に食事をとることが世の中では困難になりました。緊急事態宣言下では閉室というかたちをとった時期もありましたが、任意でスペースに居ることはできるようにしました。それは真に居場所を必要とする人たちのためでした。家に居場所がない、まともに食事をする場所がないという参加者のため、また参加者の健康や精神の見守りのために、感染対策を徹 底したうえで小さく場所を開きました。

今年度の取り組みテーマであったコミュニティ・ダンスについて、慶應義塾大学の実験授業の実施は不可能となりましたが、カドベヤのワークショップの中でシリーズとして開催することが可能となりました。毎月1回ずつのペースで、コロナ禍で受けた心身の思いをみんなで身体を使って表し、それを受け止めるというワークショップを行いました。特に身体的距離をとりながら、ダンスというツールでつながる方法を模索できたことは、今後のワークショップの手法としても踏襲したいと感じています。

感染症の拡大が下火になった頃からは人数を制限し毎週火曜日の居場所の運営と夕ご飯の提供を再開できたことに加え「創造力とコミュニティ」研究会を3回開催できました。この研究会での議論は、コロナ禍での芸術と居場所の意義を考え直す機会を与えてくれました。そして10月から認定NPO法人あっちこっちとの協力で、寿町健康福祉交流センターにおいて「子ども食堂とアート体験」のイベントの運営に月1度かかわることでカドベヤの運営のノウハウを外部に活かすことができました。また、10周年の記録として報告書も作りました。

参加アーティスト 赤津正人、厚地美香子、シャー・勝間田・真理子、寒川明香、瀬野美佐、手塚千鶴子、徳永彰、松元康太、湊祐典、若狭英雄
会期 7月7日~1月26日
会場 【中区】居場所「カドベヤ」、寿町健康福祉交流センター
主催 居場所「カドベヤで過ごす火曜日」運営委員会
後援 慶應義塾大学教養研究センター
協力 コトラボ合同会社、一般社団法人地唄舞普及協会、黒沢美香&ダンサーズ、The Dance Times、認定NPO法人あっちこっち
助成 慶應義塾大学教養研究センター部門内調整費
URL https://ameblo.jp/kadobeya2010/
E-mail chacky@keio.jp
TEL 090-4722-8001

We Trees 鶴見 The Base(鶴見区)

キービジュアル Photo: Hajime Kato

キービジュアル Photo: Hajime Kato

1/20 デモンストレーション体験会、メッセージ発表

1/20 デモンストレーション体験会、メッセージ発表

1/27 キービジュアル撮影会 Photo: Hajime Kato

1/27 キービジュアル撮影会 Photo: Hajime Kato

1/20 デモンストレーション体験会、全体の様子

1/20 デモンストレーション体験会、全体の様子

We Trees 鶴見 The Base は、鶴見小野駅周辺エリアを舞台に、再び活気を取り戻し、世代や垣根を超えた豊かな関係性を育てることを目的に立ち上げた事業です。海外アーティストを招聘し、リサーチやプログラム実施を予定していました。しかしコロナ禍の影響を受けて、計画の変更を余儀なくされました。2020年9月から随時プログラムを開催し、その後に集大成のフェスティバルを開催する予定でしたが、フェスティバルは2021年10月への延期を決定しました。

今年度は、まず地域の交流拠点となるコミュニティースペースの整備と運用開始をする予定でした。対面で集まれる拠点の整備を優先しましたが、コロナ禍により、地域のステークホルダーの理解を得るための活動が思うように進まなかったため実現に至りませんでした。そのため、今後活動を共に推進していく地域のステークホルダーとの合意形成を図ることを目標に、活動主旨の説明と、主要な参加アーティストによるデモンストレーション体験会を行いました。あわせて、情報発信のためウェブサイトやSNSを開設しました。キービジュアルは今後推進するプロジェクトの一つ「Circles and dots」(so+ba)のイメージです。

キービジュアルの撮影で地域を訪れた際、道ゆく人が関心を持って声をかけてくれたり、注目を浴びました。小さくても頻繁に出来事を起こすことで、活動への理解を広げていけるはずだと思います。一方で、物理的制約を受けつつも懸命なコミュニケーションの結果、地域のプログラムとして、地元中心にとどまることなく、鶴見区、横浜市の理解を得、人的バックアップをいただきながら、本案件を拡張する動きが加速化しています。ここからは資金調達、人材集めともに行政、地元一体となって、他地域/ステークホルダーへの働きかけを行い、まずは2021年度秋に向けて周知をしていく準備に入ります。今年度事業の目標であった拠点形成も継続的に目論見ながら、様々なポテンシャルにあふれた本エリアをかつてない魅力あふれる地域にしていく予定です。

参加アーティスト so+ba、齊藤真菜、原倫太郎、島田篤、Michael Kress
会期 1月21日~1月31日
会場 【鶴見区】鶴見小野駅周辺エリア【中区】象の鼻テラス※そのほか、オンラインで開催
主催 WeTT 実行委員会
E-mail ts-info@wetrees.net

大岡川アートプロジェクト「光のぷろむなぁど2020」(南区)

木のオブジェとともに

木のオブジェとともに

光の中でヨガ

光の中でヨガ

画面越しのオブジェ

画面越しのオブジェ

さまざまなキャンドル

さまざまなキャンドル

2008年に南区・吉田町から南太田界隈の大岡川周辺に光のアートを展開することを目指してはじまったこのプロジェクトですが、今年はコロナ禍のため大きな計画変更を迫られました。当初は感染症の拡大防止対策を講じながら、例年通りの開催を計画していました。しかし、町内会活動などで蒔田公園の使用を自粛していた地元の人たちの意向を考慮して、会場として想定していた公園を使ったアート作品の展示、コンサート、屋台出店などのイベントの実施は、中止しました。

そのため、これまでの継 続性を大切にしようと、過去に制作した作品を再構成して撮影し、南区さくらボランティアの会のみなさんが桜の木で作ったギターの演奏などとあわせ、動画配信する取り組みに切り替えました。限られた空間に作品を配置し、それを動画で撮影して編集する試みとなりました。当日は公園の一角にさまざまなキャンドルを並べ夜が更けるのを待ち、小さな光のプロムナードを作りました。コロナ禍に対応するために働き続けている医療従事者に向けた応援やお礼のメッセージを込めたキャンドルも制作しました。作品は動画サイトで公開し、多くの方が視聴しました。

これまで私たちは、イベントへ向けた準備を通して町内会や学校、商店、施設などとのつながりを構築してきました。またコロナ禍で発表の機会がなくなった団体に対して、作品発表の場を提供するという主旨での期待も寄せられていましたが、それも叶いませんでした。今まで行なってきた公園でのアートイベントにこだわらない発想も必要になるかもしれません。アートを通して地域と地域、地域と人のつながりを作ることが、私たちの活動目的です。コロナ禍でそうしたつながりの必要性は再認識されはじめています。対面での活動として実現できなかったのは残念ですが、ふたたび活動を前へ進められるように取り組んでいきたいと考えています。

参加アーティスト 南区さくらボランティア、aburabito、ふじたおさむ
会期 12月6日~1月31日
会場 【南区】蒔田公園※主にオンラインで開催
主催 大岡川アートプロジェクト実行委員会
URL http://ohokagawaart.blog45.fc2.com/
E-mail ohokagawaart.koho@gmail.com
SNS

おとむすび「トークショー」(泉区)

入口看板とちらし

入口看板とちらし

おとむすびトークショーvol.1「地域をつなぐ音楽の話」

おとむすびトークショーvol.1「地域をつなぐ音楽の話」

おとむすびトークショーvol.1「地域をつなぐ音楽の話」

おとむすびトークショーvol.1「地域をつなぐ音楽の話」

おとむすびトークショーvol.2「地域をつなぐ音楽の話パート2」

おとむすびトークショーvol.2「地域をつなぐ音楽の話パート2」

おとむすびは、人と音楽をむすぶ、音楽で人と人をむすぶというコンセプトで、2019年に地域の音楽サロンとして泉区にオープンしました。多様な人たちが「音楽する」という共通の目的で同じ場所を共有することによって、ゆるやかな接点が生まれることも期待しています。

場所に足を運んでもらうきっかけづくりの企画を続けた前年度を受け、住民同士のニーズの発掘、多様な住民の共生に向けてこの場所が果たせる可能性について、トーク企画を2回行いました。1回目は「住民の多様性と地域での居場所づくり、そのために音楽が出来ること」がテーマ。子ども・子育ての中間支援の専門家と音楽家が登壇しました。スペースに来る人の意識が、消費者としてサービスを受ける感覚にならないよう「地域の居場所」をゆるやかに保つための工夫について、事例を交えて議論が行われました。人の心の垣根を超え、短い間に距離を縮められる、音楽の場に期待が寄せられました。

2回目は、フリーペーパーの編集長と音楽家によるクロストーク「コロナ禍で私たちができること」を行いました。「ひとりひとりが大きな影響力を持った存在なんだ」という思いを、プログラムだけではなくさまざまな形で相手へのメッセージにつなげていくことが重要だとの意見が出ました。オンライン形式で少人数の会でしたが、市内の福祉関係者や地域のボランティア団体、近隣住民の参加もありました。遠方の方や時間的事情、移動手段の都合のある方にも扉を開けたと考えています。

終了後にオンライン会議室を開放していたところ、残った方が自発的に情報交換などを行い始め、自主的な交流が生まれていたのも、うれしい成果でした。自ら発信したい参加者も多かったと思われるので、今後はボトムアップ的な活動を展開したいと考えています。トークショーという形態は今後も検討していきます。

参加アーティスト 米田佐知子、三宅博子、本間克之、赤羽美季
会期 11月7日~1月31日
会場 【泉区】音楽スペース おとむすび ※主にオンラインで開催
主催 音楽スペース おとむすび
URL https://www.otomusubi-yokohama.com/
E-mail otomusubiyokohama@gmail.com
TEL 070-4343-6698
SNS

黄金町BASE(中区)

黄金町BASEでものづくりをする子どもたち

黄金町BASEでものづくりをする子どもたち

黄金町BASEでものづくりをする子どもたち

黄金町BASEでものづくりをする子どもたち

黄金町BASE 2Fスペースで集う子どもたち

黄金町BASE 2Fスペースで集う子どもたち

黄金町BASEで生まれた作品

黄金町BASEで生まれた作品

黄金町エリアにアトリエを構えるアーティストたちの協力で集めた廃材を利用し、子どもたちが自由にものづくりができる場所を作るプロジェクトです。集まる子どもたちの主体性を重視し、アーティストは指導者ではなく子どもたちを手助けする存在として位置づけられています。

コロナ禍で活動を継続するか、リスクをどう考えるかは悩みました。一方で子どもたちから「場を開けて欲しい」という声も多くあり、このような時だからこそ開く意義があると考え、開催日を週1日に減らしてのべ24日、運営を行いました。自由にものづくりをする「かいだん広場」での活動に加え、昨年整備した2階のスペースで子どもたちが勉強をし、本を読み、ゲームをして集う場づくりもできました。

子どもたちがつくった作品の一部は、成果発表としてオンラインで公開しました。物理的に作品を保管するのには限界がありますし、でき上がった作品を子どもたちが持ち帰るケースも多いため、オンラインで記録を残していきたいと考えています。また発展的なアイディアとして、それぞれの作品にまつわるストーリーを、プロジェクトを運営するアーティストから見た視点で文章にし、作品写真と一緒に掲載することで「記憶」を残していけないか検討していきたいです。

今年度は、黄金町以外の場所に出かけてワークショップを行う「出張BASE」の実施や、アーティストを招いたワークショップ企画は断念しました。その一方で、青少年育成活動・ボランティア活動支援のよこはまユースと連携し、夏休み期間の高校生ボランティアの協力を得られました。

運営メンバーを取り巻く環境には開始当初から変化があり、安定的に運営をしていくために、どのような体制で事業を継続していけるか検討していきます。また出張BASEの運用を軌道に乗せるための方策も考えていきます。

参加アーティスト 山田裕介、杉山孝貴
会期 7月4日~1月29日
会場 【中区】黄金町BASE※そのほか、オンラインで開催
主催 黄金町BASE
協力 黄金町エリアマネジメントセンター
URL https://www.koganechobase.com/
E-mail koganechobase@gmail.com

ことぶき「てがみ」プロジェクト(中区)

てがみ〈男性篇〉「青空ポスト」1

てがみ〈男性篇〉「青空ポスト」1

てがみ〈男性篇〉「青空ポスト」2

てがみ〈男性篇〉「青空ポスト」2

てがみ〈女性篇〉「のぶえさんとよしえさんのてがみ」1

てがみ〈女性篇〉「のぶえさんとよしえさんのてがみ」1

てがみ〈女性篇〉「のぶえさんとよしえさんのてがみ」2

てがみ〈女性篇〉「のぶえさんとよしえさんのてがみ」2

ことぶき「てがみ」プロジェクト実行委員会は、ことぶき共同診療所デイケアのメンバーや、横浜中区寿町に繋がる人たちと、「てがみ」を書く・読む・聞くワークショップを開催しました。手紙を書く相手は過去の自分や、もう会えなくなった人までさまざまです。そこで書かれた「てがみ」をもとに構成された演劇作品を発表しました。

9月はデイケアに関わる支援者の女性2人に焦点をあてた「のぶえさんとよしえさんのてがみ」を上演しました。彼女たちの人生の節目に触れながら、物語が進みました。12月はデイケアに通う男性たちによる「青空ポスト」が上演されました。大切にしていたモノや、心に残っている人へ誰にでも届けてくれる青空ポストへ投函される手紙のお話しです。

ワークショップでは参加者に、これまでの人生や今の生活のことまで、さまざまなことをお話ししてもらい、スタッフがそれを聞きながら演劇の構成ができていきます。デイケアに通うメンバーのワークショップでは、プロジェクトのスタッフとデイケアスタッフが連携を取りながら、体調に配慮しながら丁寧に話を聴きました。劇中で読む手紙も参加者自身で書き上げます。

コロナ感染症防止対策として、客席を設けることはできませんでしたが、録画配信というかたちで上演を続けました。その結果、寿地区で働くさまざまな職種の方、他の精神科デイケアでも録画配信を観てもらうことができました。

デイケアメンバーにとって、自分の思いを安心して語り、病の有無を問わず、話を聞いてもらう機会は大変貴重なものです。医療の役割では負い切れない個人のさまざまな思いを、あたたかな他者のまなざしの中で語れることは、大変に有意義なことであったと思います。今後も、精神疾患を持つ方々を中心に参加者の体調に留意しながら、プロジェクトを進めていきます。事業の継続のためにオンライン化も視野に入れています。

参加アーティスト 花崎攝、都田かほ、松尾慧
会期 7月1日~1月31日
会場 【中区】寿町健康福祉交流センター、若葉町ウォーフ※そのほか、オンラインで開催
主催 ことぶき「てがみ」プロジェクト実行委員会
協力 医療法人ことぶき共同診療所、若葉町ウォーフ
TEL 045-651-2602(ことぶき共同診療所デイケア)

さかえegaoフェスティバル(栄区)

たまねぎの皮を使った草木染のワークショップ

たまねぎの皮を使った草木染のワークショップ

アーティストと子どもたちの想像から生まれた魚たち

アーティストと子どもたちの想像から生まれた魚たち

三角や四角で自分の街を表現するワークショップ

三角や四角で自分の街を表現するワークショップ

クラフトテープでブローチづくり

クラフトテープでブローチづくり

8回目を迎えた「さかえegao フェスティバル」はコロナ禍を受けオンラインを中心に展開しました。

パフォーマンス作品の公募には、さまざまなジャンルや年齢層から16作品の応募がありました。そのうち13作品は出張撮影で対応しました。出向くと「引きこもりがちだったが、コロナへのおそれから、ますます外出ができなくなってしまっていた」「人との交わりを求めていた」などの声が聞かれ、多くの人が人とのふれあいや発表の場を求めていることを再確認しました。配信映像には実際のステージのようなMCも入れ、さらに臨場感を出しました。

一般公募したアート部門では、小・中・高校生から大人まで、障害のあるなしにかかわらず例年と同様に103作品の応募がありました。絵画、造形、映像など多岐にわたった作品の中には、今回のテーマである「あなたの街 どっち? あっち?」のテーマに即して地域を愛し紹介する作品や、遠く大阪からの出展もあり、今までとは違う出会いもありました。

福祉事業所とアーティストがコラボレーションして作品を作る「We ×artist 展」のワークショップでは3か所に出向き、製作に取り組みました。参加者の慣れた場所や素材でアーティストと作品づくりを楽しむことができたほか、会場に来づらい当事者の方々もゆっくり作品を楽しむことができました。

自宅で製作を楽しめる「お家でワークショップ」ではアーティストによる染 色、パイスケ(竹かご)、マグネットを題材とした三作品の映像を配信しました。予想より反響があり、参加した 方の映像提供をもとに「作ってみた」映像をあわせて配信 するなど、ワークショップの新しい方法に出会えました。

アート作品のみならず全てのコンテンツへのコメントを集める機能を使い双方向性を高め、ステイホームを十分に楽しめるフェスティバルを提供できました。次年度以降はオンラインを大切にしつつ、対面でも開催したいです。

参加アーティスト 岡典明、川本みつこ、松本光世、ASADA、高橋寛行、石黒陽子、栗原俊子、カイフチエリ
会期 11月1日~1月31日
会場 【栄区】わーくくらぶ・さかえ、豊田小学校、栄区生活支援センター、地域活動支援センターegao、本郷台キリスト協会、栄スポーツセンター、パンとカレーの店ぷらさんぬ、合同会社つながるわ※主にオンラインで開催
主催 さかえegaoプロジェクト
後援 栄区役所
URL http://ega-oproject.com/
E-mail chikatuegao@wind.ocn.ne.jp
TEL 045-392-7601
SNS

性暴力サバイバー ビジュアルボイス(青葉区)

STAND Still 性暴力サバイバービジュアルボイス写真展2020 チラシ

STAND Still 性暴力サバイバービジュアルボイス写真展2020 チラシ

ワークショップの様子

ワークショップの様子

ギャラリートークの様子

ギャラリートークの様子

メンバー作品「ベンチから、続く道」photo:Nobu

メンバー作品「ベンチから、続く道」photo:Nobu

STAND Still は、さまざまな背景や被害体験を持つ性暴力サバイバーたちが中心となって立ち上げた団体です。写真という表現方法を通して自分と向き合い、表現できる場所としてフォトワークショップを実施し、その作品の展示を行っています。活動の目的は、性暴力サバイバー自身による安全な自己表現と相互エンパ ワメント、性暴力サバイバーの思いを社会へ発信、啓発することです。

全6回のワークショップの中では、まず講師より示されたテーマに沿って撮影を行います。同じテーマであっても、参加者によってテーマの捉え方は異なり、それぞれの個性が現れます。次に、展示する写真の選定を行います。自分で撮った写真の中から、今度は誰かに伝えるための作業として選定を行います。組み合わせや順序によって見え方が大きく変わったり、ストーリーが生まれることもある重要な作業です。また、写真展に出す、出さないという選択も参加者に委ねられており、それぞれの向き合い方が優先されました。最後にキャプションの作成です。もう一つの作品ともいえる言葉。何度も推敲を重ね、慎重に選ばれた言葉が並びました。写真展では、ギャラリートークも行われ、撮影した本人たちの思いを聞く機会となりました。それぞれの写真の背景にある経験や、それぞれの人生にとって写真がどのような意味をもったのか、さまざまな角度から語られました。性暴力サバイバーのみならず、多くの人にとって貴重な時間となりました。

性暴力サバイバーには自由な行動が制限される方もいます。さまざまな状況下のサバイバーに繋がるために来年度はオンラインの更なる導入や対面以外での手法を模索していくことが課題です。また、プロジェクト自体は2年目となり運営のノウハウが身についてきたため、新規ワークショップの開拓や、横浜の人権に関わる団体との連携も視野に入れつつ可能性を広げていくことを目標としていきます。

参加アーティスト 公募で集まった性暴力サバイバー写真家
会期 7月11日~12月12日
会場 【青葉区】男女共同参画センター横浜北(アートフォーラムあざみ野)
主催 STAND Still
協賛 Picture This Japan
URL https://standstill.jimdofree.com/

広げよう!深めよう!!水彩でアートの輪!!!(中区、西区)

ワークショップ「水彩で描くws ハガキでつながる横浜の海と空」の様子

ワークショップ「水彩で描くws ハガキでつながる横浜の海と空」の様子

会場の様子

会場の様子

ギャラリートークの様子

ギャラリートークの様子

シンポジウムより

シンポジウムより

蒼昊美術會はワークショップや展示を通して水彩の魅力を横浜から発信してきました。定期開催している「公募かながわ水彩ビエンナーレ展」は今年で5回目となりました。1部では作者を伏せて展示された全作品の投 票と審査が行われ、2部では受賞作品と作者を公開しての展示が行われました。

今年は初のオンライン展示を試みました。出品者の年齢層が高く、コロナ禍で外出できない方も多かったので大変好評でした。最高齢の方で97歳の方が参加したり、病気を患った方が30号もの大きな作品を仕上げて参加し、ネットで 作品を観ることができたということもありました。また、初のオーディエンス審査投票も取り入れ、こちらもオンラインで投票が出来るようにしました。オンラインを導入したことで、より多くの人に活動が広まり、約470名もの人が投票しました。また、これまで関りの少なかった若年層からの反応もありました。

会期の最後には「横浜と水彩――そして今展示を考える」と題してシンポジウムを行いました。横浜に水彩が伝わってきた歴史や、コロナ禍における展示の在り方などが語られました。

水彩を体験したことのない人に身近に感じてもらうための取り組みとして、「水彩で描くWS~ハガキでつながる横浜の海と空」という水彩のワークショップも行いました。福祉施設や区民活動センターなど、全5か所での開催となりました。コロナ禍により活動の幅を広げることが難しかったので、新規参加の施設は1か所でしたが、横浜市民協働推進センターの新しい会場でワークショップを行うことができました。ワークショップでは、ハガキの水彩紙に、水彩専門の絵の具を使い、サランラップ・塩などを用いた技法で海と空を表現します。参加者はふだんは料理に使う材料を水彩に使うことに驚きながらも、生み出されるさまざまな質感や、選ぶ紙によってもさまざまに変わる表情を存分に楽しみました。

参加アーティスト 成澤朱未、広瀬美帆、川村良紀、浅野康則、王凱、土方明司、味岡義人、猿渡紀代子、森下隆 ほか蒼昊美術會会員会友
会期 8月1日~11月22日
会場 【中区】神奈川県民ホールギャラリー、アトリエみずの絵、横浜市民協働推進センター、デイサービスぱれっと、なか区民活動センター【西区】にしとも広場※そのほか、オンラインで開催
主催 蒼昊美術會
後援 神奈川県、神奈川県教育委員会、横浜市文化観光局、横浜市教育委員会、公益財団法人横浜市芸術文化財団、神奈川新聞社、神奈川新聞厚生文化事業団、tvk(テレビ神奈川)
協力 アトリエみずの絵、O!MORO LIFE プロジェクト
URL http://sohkoh.art.coocan.jp
E-mail sohkoh-art@nifty.com
TEL 045-232-4341
SNS

こころに響く打楽器作っちゃお♪(戸塚区、中区、南区、西区)

緊急事態宣言後久しぶりのイベントを親子で楽しむ

緊急事態宣言後久しぶりのイベントを親子で楽しむ

YouTubeチャンネル、Instagramライブをママのおうち癒し時間へ

YouTubeチャンネル、Instagramライブをママのおうち癒し時間へ

ソーシャルディスタンスを保ちながらのホールコンサート

ソーシャルディスタンスを保ちながらのホールコンサート

視覚障害児とその保護者、長きにより当団体と協働

視覚障害児とその保護者、長きにより当団体と協働

何らかの問題を抱える母親たちに向けて、音楽やアートの力で子育てをもっと楽しいものにするきっかけづくりを目的とした活動を続けています。コロナ禍で彼女たちは悩みを抱えているかもしれない、母親同士もっと話し合いたいかもしれない、情報交換をしたいのかもしれない、子どもたち同士ももっと話し笑いあいたいのかもしれない。そう考えながらも場を設けることが難しく、試行錯誤が続きました。

今年度は、放課後キッズクラブや子育てサークルボランティア、視覚障がい児とその保護者の会、学校不登校の小・中・高校生が通う施設、里親家庭や養子縁組家庭の団体、DVからの隔離や経済的困難を抱える母子が生活している施設などと連携しました。

感染症拡大防止対策を万全に行いながら施設側と入念な打合せを行い、親子が安心して参加でき、明日から子育てをがんばろうという気持ちになってもらえるよう努めました。楽器や飾りつけは「おうちでも楽しむコンサート」との一環としてお土産プレゼントとして喜ばれました。

もう一つのコンサートの形としては、団体としては初の試みである動画配信コンサートを行いました。映像の限定公開という形で音楽を届けました。保護者や施設側からも喜ばれ、団体としても新たなファン層との交流により活動の場所を広げるきっかけとなりました。

コロナ禍では母親、保護者、施設側いずれも疲れ切っているように思えました。私たちも事業開催がなかなか決まらず、音楽の持つ力の無力ささえ感じられました。しかし、徐々にこの時代だからできることに向かい各団体と協力しあう中で、母親たちの悩みや状況の把握、アートでできることの感触が見えてきました。対面やオンラインといった形態を変えながらも、子どものこころの成長に向けた音楽の発信を続けていこうと考えています。

参加アーティスト 池野ひとみ、半谷麻意子、神本愛子、浜谷安里
会期 9月6日~1月29日
会場 【南区】浦舟地域ケアプラザ、大岡地域ケアプラザ、ハートフルみなみ、母子生活支援施設くらき、南吉田小学校放課後キッズクラブ、睦母子生活支援施設 睦ハイム【中区】新山下地域ケアプラザ、竹之丸地区センター、中区地域子育て支援拠点のんびりんこ、保育園ばんびーな【青葉区】プレスクールあおば【泉区】いずみ野地域ケアプラザ、泉区子育て支援拠点すきっぷ【金沢区】金沢区地域子育て支援拠点とことこ、金沢公会堂【栄区】ひよこの会【都筑区】こどもみらい横浜、新栄地域ケアプラザ【戸塚区】下倉田地域ケアプラザ【保土ケ谷区 】今井地域ケアプラザ※そのほか、オンラインで開催
主催 NPO法人打楽器コンサートグループ・あしあと、ひよこの会、社会福祉法人横浜市福祉サービス協会、新栄地域ケアプラザ、中区地域子育て支援拠点のんびりんこ、みなみ青少年地域活動拠点ハートフルみなみ、保育園ばんびーな、いずみ野地域ケアプラザ、泉区子育て支援拠点すきっぷ、新山下地域ケアプラザ、今井地域ケアプラザ、母子生活支援施設くらき、睦母子生活支援施設、プレスクールあおば、こどもみらい横浜
共催 下倉田地域ケアプラザ、金沢区地域子育て拠点とことこ、親と子のつどいの広場ふきのとう、関東学院親と子のひろば おりーぶ、親と子のつどいの広場たんぽぽ、親と子のつどいの広場ままのわ、金沢区役所、南吉田小学校放課後キッズクラブ、竹之丸地区センター
協力 和泉北部子育て支援ネットワーク、泉区民文化センターテアトルフォンテ
助成 神奈川県文化芸術活動再開加速化事業補助金
URL http://ashiato-dagakki.jp/
E-mail info@ashiato-dagakki.jp
TEL 03-3762-6335
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パラダイスから遠く離れて〜土地の記憶に刻まれるアート〜(緑区)

窪田久美子「ダンス」

窪田久美子「ダンス」

ウィンドウアートプロジェクト ビッグマスク、マスク・マスク・マスク

ウィンドウアートプロジェクト ビッグマスク、マスク・マスク・マスク

松本力「1919-1932-1967-1976-2019」

松本力「1919-1932-1967-1976-2019」

有坂蓉子「白いメッセージ」

有坂蓉子「白いメッセージ」

これまで都筑アートプロジェクトでは、地域に埋もれた土地の記憶や風景をテーマに、展覧会やリサーチ、講座やワークショップなど、さまざまな活動を展開してきました。

今回の展示はコロナ禍の状況をこれまでの活動とどのようにつなげるかが課題となりました。議論の結果、これまで土地に刻まれてきた記憶を現在の状況と対比させて新たな表現を模索すると言う方向になりました。結果として、作家に意欲的な試みを促し、新型コロナウイルスによるパンデミックの身近な影響から歴史的な視点まで、多様な観点から迫る展覧会になりました。

コロナ禍への対応として密を避けるため会 場は活動拠点である「赤い家」は屋外の壁面展示のみとし、本会場は面積の広い「みどりアートパーク横浜市緑区民文化センター」の地下ギャラリーと1階の屋外のウインドウでも展示を行いました。

ギャラリーでの展示は絵画、ドローイング、映像、写真、インスタレーション作品、調査資料などが 配置され、多様な視点が交錯しそれぞれの作品が響き合うような効果を生みます。ウィンドウ作品は、橋村至星の作品の巨大なマスクを展示し、周囲に他の作家の作成した通常サイズのマスクを配したもので、ウィンドウ前を歩く地域の方も楽しめるよう工夫しました。「赤い家」での有坂蓉子の作品も、遊歩道を行き来する地域の方を意識した試みです。ネイティブアメリカンの言葉を表したこの作品はコロナ禍へのメッセージとして、作品を目にした人々にさまざまな問いかけを残し、地域とのつながりの可能性を広げました。

展示最終日にはアーティストトークを行い、作者の作品への思いや制作過程におけるエピソードなどを語りました。今年はワークショップの開催を断念しましたが、来年はオンラインの導入も見据えつつ、地域との関りの可能性を探っていくことが期待されます。

参加アーティスト 新江千代、有坂蓉子、襟草丁、岡典明、金井聰和、窪田久美子、タナベルン、寺田依里、とし田三津夫、橋村至星、松本力、山本麻世
会期 11月13日~12月27日
会場 【青葉区】赤い家【緑区】緑区民文化センター みどりアートパーク
主催 都筑アートプロジェクト
協力 緑区民文化センター みどりアートパーク
E-mail tsuzukiartproject.jimukyoku@gmail.com
TEL 045-974-1363
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「ティーンズクリエイション2020」(栄区)

ギャラリー展示の様子1

ギャラリー展示の様子1

Eyes'さんによる歌詞づくりワークショップ「10’Lights」の歌の発表+ミニライブ

Eyes’さんによる歌詞づくりワークショップ「10’Lights」の歌の発表+ミニライブ

演劇作品「#信頼の意味」

演劇作品「#信頼の意味」

ギャラリー展示の様子2 photo:MazKen

ギャラリー展示の様子2 photo:MazKen

「ティーンズクリエイション」は、さかえdeつながるアートが母体となり、若者が自分を取り巻く環境や自分自身についてさまざまな気づきを得るために創作活動の場をつくる活動です。今回で5回目となる「ティーンズクリエイション展 Wakamono Arts Festival」の企画や準備には、栄区青少年の地域活動拠点「フレンズ☆SAKAE」に集う若者も積極的に関わっています。

会場となった栄区民文化センターリリス・ギャラリーには書道作品や絵巻物、粘土でつくった野菜、クラフトバッグ、絵画などが展示されました。中学校・高等学校、特別支援学校等の部活動や教科、課外活動の作品に加え、さまざまな経路を経て、中高生世代の作品が並びました。また、栄区に関するクイズを出す○×ゲームや演劇作品の上演、歌の発表も行われました。

○×ゲームでは映像づくりを得意とする若者が主導となりクイズ動画を作成しました。当日は映像を元に会場でクイズ大会を行ったり、観客から出題を募るなど盛り上がりをみせました。

演劇作品「#信頼の意味」は、脚本・演出・キャストの全てを若者たちで行った作品です。SNSがテーマとなり、等身大の高校生のリアルを表しました。マスクを着用して舞台に立つ姿は印象的です。

歌の発表会では「Eye’s 歌詞づくりワークショップ」の参加者が言葉を紡いで創り上げた曲を発表しました。発表1日目は歌はワークショップ講師のみ、参加者は手話のみ行い、2日目は別室で参加者が歌と手話を行い、その様子の生配信が会場のスクリーンに投影されました。対面で歌えない状況のなか、手話ならば 歌詞の内容を伝えることができるのではと考え、地域でボランティア活動をする手話の先生から教わりました。

今年はコロナ禍での状況に合わせて開催方法を切り替え、会場と綿密な打ち合わせの上無事に開催できました。展示会の開催中止の多いなか無事に実現できたことはとても大きい成果です。

参加アーティスト 佐藤良仁、本田淳、竹本真紀、Eyes’、木暮寿子
会期 9月12日~12月20日
会場 【栄区】フレンズ☆SAKAE、栄区民文化センター リリス
主催 ティーンズクリエイション組織委員会
共催 さかえdeつながるアート、栄区青少年の地域活動拠点「フレンズ☆SAKAE」、公益社団法人かながわデザイン機構、横浜市立桂台中学校「地域交流室オレンジの会」、横浜市栄区民文化センター リリス
後援 栄区役所
協賛 石井造園株式会社、公益社団法人かながわデザイン機構、株式会社ダイショー
協力 横浜市栄区中学校長会、横浜市立本郷特別支援学校、神奈川県立地球市民かながわプラザ「あーすぷらざ」(指定管理者:公益社団法人青年海外協力協会)、くらしまちづくりネットワーク横浜、株式会社タウンニュース社、J:COM
URL http://www.sakae-art.jp
E-mail sakae.art2008@gmail.com
TEL 045-898-1400(フレンズ☆SAKAE 火・水・金 15:00~20:00、土10:00~18:00)
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東横フラワー緑道映像ワークショップ(神奈川区)

商店街映像ワークショップ1 photo:斉藤隆

商店街映像ワークショップ1 photo:斉藤隆

商店街映像ワークショップ2 photo:斉藤隆

商店街映像ワークショップ2 photo:斉藤隆

シニア映像ワークショップ1 photo:斉藤隆

シニア映像ワークショップ1 photo:斉藤隆

シニア映像ワークショップ2 photo:斉藤隆

シニア映像ワークショップ2 photo:斉藤隆

東急東横線の反町駅が地下化され、線路跡地を活用した緑道が整備されて以来、横浜駅北口付近から東白楽駅付近まで 続く緑道は、地域の新しいシンボルとして定着しつつあります。それを受けて、地域の商店街主催だった「反町駅前フェスタ」を地域主体のイベントに変更し、年に4回開催しています。毎回40~50店が出店するフリーマーケットの運営主体として現在の形で活動を続けてきました。

とくに緑道の途中にある高島山トンネルではこれまで、長野県飯田市との交流事業の一環として竹灯籠を展示したり、ワインを楽しむトンネルワインフェスタを実施したり、活用に工夫を凝らしてきました。今年は、地域の子どもたちと映像づくりを通じて、地域の財産である緑道や商店街にクローズアップし、次世代に地域を発見してもらう企画を進めていました。

しかしコロナ禍のため、近隣の学校からの参加が難しく、参加者を集めるのにたいへん苦労しました。松本通り商店街の店舗を取材する「子ども映像ワークショップ」や、地域の防災パトロールの映像を子どもがつくる「商店街映像ワークショップ」など、企画を組みなおしながらの運営でした。

その一つとして、対象を高齢者層に切り替えた「シニア映像ワークショップ」では、各自が感染拡大防止対策を行ないながらという環境ではありましたが、アーティストによるレクチャーのあと、機材の具体的な活用方法を含めた活発な議論が交わされ、映像制作、上映まで行い、新たな企画の可能性を想起させるものでした。

イベントへの参加型から、子ども目線での参画型へと活動展開を広げていこうという矢先のコロナ禍で、先行きを見通すことは容易ではありません。社会状況にあわせながら、今後も町内会、自治会、商店街関係者、反町駅前ふれあいサロン関係者と協力して、地域の活性化を探っていきます。

参加アーティスト 森康祐
会期 11月15日~1月29日
会場 【神奈川区】反町駅前ふれあいサロン、反町地域ケアプラザ、松本会館
主催 東横フラワー緑道フェスタ実行委員会
共催 反町駅前通り商店街
後援 神奈川区役所
協力 NPO法人ちいき未来
E-mail papa3110t@gmail.com
TEL 090-4244-1958

トーキングキッズハイファイブスクール!“しゃべろう、うたおう、おどろう、つくろう!”(中区)

メンバーによるショートパフォーマンス

メンバーによるショートパフォーマンス

2つのパーティーのアイディアを同時にシーン

2つのパーティーのアイディアを同時にシーン

1日目の参加者やメンバーのアイディアを板書

1日目の参加者やメンバーのアイディアを板書

3日目の参加者によるアイディアのプレゼン中

3日目の参加者によるアイディアのプレゼン中

TalkingKidsHi5はダンサーやミュージシャン、タップダンサーや役者などで構成されたパフォーマンスグループです。「しゃべろう、うたおう、おどろう、つくろう!」をテーマに、踊ることや歌うことの本来的な意味や楽しさを追求し、地域との関わりを築くための活動をしています。今回は「PARTYをつくろう」と題して赤レンガ倉庫にて、3日間のワークショップを行いました。

ワークショップはメンバーのパフォーマンスから始まりました。DJが音楽をかけ、ダンサーが踊り、タップダンスや弾き語りも披露されました。その後は参加者も交えてのリクリエーションが行われました。各々が距離をとった上で、踊ったり、エアハイタッチを行ったり、コロナ禍でも相手を感じられる工夫がなされました。その後は参加者がそれぞれ自分の理想のパーティを考え、企画書を書いてみる時間が設けられました。その後の発表では多様なパーティの案が語られ、お互いに聞きながら胸を躍らせました。最後にはみんなのアイデアを一つのパーティにまとめて、実演してみるという小さな発表会がありました。

自分だけで考えていたことを、その場でみんなで考えて実現させていくことで、想像だけで終わらせずに実行することにつながりました。参加者のなかには数日中に企画を練りなおして実行しようという人もいました。TalkingKidsHi5のメンバーが先生として指導するのではなくて、協働者として一緒に考えていく姿勢でワークショップを支えました。

今回はコロナ禍のために、もともと予定していた会場が使用出来なくなったり、十分に広報が行えず参加者が 想定より少ないなど予定通りに進まない場面もありましたが、予定よりも大きな会場で開催することが出来たり、3日間同じ内容のワークショップを少数で行ったことで目標や筋道がクリアになったということもありました。今年の経験を次年度に繋げていくことが期待されます。

参加アーティスト Aokid、よだまりえ、福原冠、額田大志、米澤一平
会期 11月27日~11月29日
会場 【中区】横浜赤レンガ倉庫1号館
主催 TalkingKidsHi5
協力 横浜赤レンガ倉庫1号館、ヌトミック、プリッシマ
URL https://talkingkidshifive.tumblr.com
E-mail ninjaaokid16@yahoo.co.jp
TEL 080-1073-1011
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Picture This Japan 2020:横浜インターナショナルユースフォトプロジェクト(中区、栄区、南区)

参加生徒たち photo:大藪順子

参加生徒たち photo:大藪順子

旧市庁舎敷地に入れてもらい撮影 photo:大藪順子

旧市庁舎敷地に入れてもらい撮影 photo:大藪順子

ワークショップの様子 photo:鎌田晋明

ワークショップの様子 photo:鎌田晋明

参加者の作品 photo:早福善蔵

参加者の作品 photo:早福善蔵

2015年に川崎で起こった事件に関わったのが外国ルーツの若者だったことを受け、翌年に外国にルーツある中高生の居場所と表現の場を設けたのが、このプロジェクトの始まりです。

今年度は中高生8人、大人の講座には4人が参加しました。関わるボランティアの大人たちも外国人、外国につながる人に関わってもらい、ワークショップに来ればふだんマイノリティーである子どもたちがマジョリティーとなる環境を作り、堂々と表現できる場を作りました。コロナ禍で行き場を失った参加者は出席率がよく、感染防止対策を取りながらも、カメラを持って外に出ることが、彼にとっての息抜きとなったようで、深い関係づくりもできました。

昨年度の作品の写真展は、7月にみなみ市民活動・多文化共生ラウンジ、8月になか区民活動センターで行いました。昨年同様、写真を通して若者支援をするための人材育成講座「写真は語る」セミナーと中高生たちのワークショップを並走して行いました。フォトジャーナリストのゲストを迎えたり、いつもボランティアとして参加している写真家によるポートレート講座を開催したりと、盛りだくさんのワークショップとなりました。

緊急事態宣言下の1月でも、例年通り象の鼻テラスで写真展を開催しました。あーすぷらざでの展示会は閉館に伴い中止となりました。今回の写真展にはパーソナルな作品が並び、横浜の多文化共生社会の内側を例年よりもっと可視化できたと思います。

今年度は参加を希望する人たちの中には、コロナの影響で参加したくてもできなかった生徒がいると聞いています。オンライン導入も含め対策を考えていきたいと思います。また関連事業ですが、横浜市国際局の補助金などを通して、4月には5年間の作品を集めた写真集を出版する予定です。これをきっかけに展示物を横浜の外へ貸出し、パネル料等で活動費を捻出し、まだまだ数が少ない外国につながる10代の人たちの表現活動と居場所づくりのため、活動を継続していきたいです。

参加アーティスト 大薮順子、鎌田晋明、Renata Jaroscakova、Patrick MaNeal、Pavlo Olenchyk、Jacek Ratajczak、鈴木花、早福善蔵、Zara Strauss、Sophia Moore、Adam Damareswara、安崎貴博、大谷正利、廣野美賀子、古川俊明、彩咲りん
会期 7月4日~1月17日
会場 【中区】なか区民活動センター、象の鼻テラス【南区】みなみ多文化共生ラウンジ
主催 Picture This Japan
後援 Photo Yokohama
協力 象の鼻テラス、あーすぷらざ
URL https://www.picturethisjapan.com/
E-mail ptj1yokohama@gmail.com
TEL 080-3954-9371
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未来に繋ごう、皆んなの!!横浜の!!歴史・文化・芸術!! ~朽ちていく、再生、修復~(中区)

「朽ちていく・再生・修復」展示

「朽ちていく・再生・修復」展示

プリントした絵の上から絵を描こう

プリントした絵の上から絵を描こう

壊れてしまった絵の修復(剥離止め)

壊れてしまった絵の修復(剥離止め)

壊れてしまった絵の修復(裏打ち布を貼る)

壊れてしまった絵の修復(裏打ち布を貼る)

特定非営利活動法人美術保存修復センター横浜は、朽ちてしまった絵の修復や保存を行う団体です。絵の修復を通して歴史や文化を伝えるために、さまざまな活動を行っています。

昨年は「未来に繋ごう、皆んなの!!横浜の!!歴史・文化・芸術!!」と題して、参加者を集めて実際に絵の修復を行うワークショップを行いましたが、今年はサブテーマ「~朽ちていく、再生、修復~art thinking」というテーマに即して「壊れてしまった絵の展示」を3回に分けて行いました。「つないでいくこと」とは何かをいくつかの目線で考える機会として開催しました。

会場はもともと古い写真館だった場所をリノベーションしたカフェ・ギャラリー「やまのうえ」です。展示の内容と会場がうまくリンクしました。1回目は「朽ちていく」をテーマとし、修復前の絵を展示し、2回目の「再生」では修復途中の絵、そして最後は「修復」をテーマに修復が完了した絵を展示しました。参加者は現物をじっくり観察したり、絵が置かれていた場所がどんな場所だったか、歴史的背景を踏まえて考察し、なぜ絵が壊れてしまったのか、ここまでに至るストーリーに思いを巡らせました。また、絵の素材や、壊れた理由に合わせて修復していく過程を観察します。参加者は自然と「art thinking」をすることができました。

最後の展示ではほかに、子どもたちに壊れてしまった絵の未来を想像してもらう企画として、修復前の絵をプリントし、その上から自由に絵を描いて、自分なりの再生を施してもらった作品を展示しました。当初は対面でのワークショップを企画していましたがコロナ禍の状況を考慮して、絵を募集する形で実施しました。そのことで当初予定していた人数をはるかに超えて50人もの子どもたちがこの企画に参加することが出来ました。縮小の中のイベント開催ではありましたが、来年につなげるための大きな成果だと感じています。

参加アーティスト 大原修一、鈴木ともみ、アトリエ日の出町 生徒達約50名、横浜絵画修復教室生徒、やまのうえを訪れた方々
会期 7月26日~11月3日
会場 【中区】やまのうえ
主催 特定非営利活動法人美術保存修復センター横浜
協力 favoris
URL https://www.npo-acrc.org/
E-mail yokohama@npo-acrc.org
TEL 045-231-6006
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病院と地域とアートでつくるおまつり(神奈川区)

オンラインライブを楽しむ患者さんたちの様子

オンラインライブを楽しむ患者さんたちの様子

たのしいふゆのライブ2021の様子1

たのしいふゆのライブ2021の様子1

たのしいふゆのライブ2021の様子2

たのしいふゆのライブ2021の様子2

オンラインで病院と施設とスタジオをつないだ様子

オンラインで病院と施設とスタジオをつないだ様子

病院と地域の協働によるおまつり実行委員会は、病院で行われるお祭りを企画、実施することを目的とした実行委員会で、精神障害当事者、支援者、病院スタッフなど、精神保健福祉に関わるさまざまな立場の人たちで構成されています。

今年も当初は院内で「秋まつり」を実施する予定でした。しかしコロナ禍により開催が困難となったので事業の目標を「入院患者さんとの交流を途切れさせず、継続させること」にしました。患者さんたちは、コロナを理由に外出許可が降りづらくなり、家族との面会も出来なくなり、患者さん同士の交流の機会も減ったりと、不自由な生活を余儀なくされました。いかに外にいる人と交流を持ち、外の空気を病院の中に持ち込むかが課題でした。そこで、夏ごろはラジオ番組を作りその中での交流を2回試みました。録音したものを病院に送ったり、それに対してリアクションをもらうような形をとりました。番組では病院の患者さんが書いた手紙を歌詞に歌をつけ、ほかの福祉施設の利用者が歌ったり、詩の朗読が行われたり、恋愛を語ったりと楽しいものになりましたが、交流するという目的からは少し離れ、継続に至りませんでした。

その後、企画した院内でのミニライブが実現目前で中止になりましたが、1月にオンラインでのライブを行うことが出来ました。スタジオと病院をつなぎ、患者さんが作った歌詞にメロディーをつけたオリジナル曲や、患者さんからのリクエスト曲などをを演奏しました。オンラインツールでコミュニケーションをとりながらライブは進みました。ライブ終了後、患者さんのなかには、自分たちのことを忘れないでいてくれて嬉しく思い涙を流した方や、ライブ直後から新たな詩を書き始めた方、ずっとやめていた手芸の作業を再開された患者さんもいたそうです。

精神病院で外部の人がイベントを行うことはとても貴重な事例です。今後も活動を継続し、可能性を広げていくことが期待されます。

参加アーティスト 西井夕紀子、YUIMA、村野瑞希、三浦穣
会期 7月1日~1月19日
会場 【神奈川区】紫雲会横浜病院、せせらぎ【西区】クラウドナインスタジオ※そのほか、オンラインで開催
主催 病院と地域の協働によるおまつり実行委員会
共催 紫雲会横浜病院
協力 横浜ピアスタッフ協会
E-mail n7asami@nifty.com
TEL 090-6122-8491

本牧こどもディスコseason6(中区)

紙吹雪

紙吹雪

イベント後のポーズ

イベント後のポーズ

自宅でレッスン1

自宅でレッスン1

最後のポーズ

最後のポーズ

70年代後半から一世を風靡した本牧生まれのダンスステップ・フリーチャチャを伝えていくことを目的に2015年から開始したこのプロジェクト。今年はオンラインで展開を行いました。

こどもディスコのプロモーションビデオとして、本牧のまちを舞台にした映像作品を製作するため、これまで資金的協力をいただいてきた本牧地区の商店など16ヶ所に出向きました。なかなか発表会に足を運ぶチャンスがなかった方たちも、撮影には喜んで協力してくれ、中には一緒にステップを踏んでくれる店主もいました。大人たちから順に引き継いでいる文化だということが映像記録としても残り、本牧地域の魅力発信ができました。あわせて本牧に住む子どもたちにもアピールできたと思います。こどもディスコのオリジナル曲も作ったので、今後の活動とともにテーマソングとして育てていきたいです。

この映像作品に登場し踊ってくれた子どもたちは5年前から活動に参加しており、フリーチャチャの定番ステップを教わらなくても踊りこなせるなど、これまでの積み重ねが形になってあらわれています。

今年度のオンラインダンスレッスンに加わったのは、リピーターを中心に7人の参加者。学童の先生に声をかけられ、預かり時間中に参加した子もいました。いざ参加すると、子どもたちはオンラインの環境に慣れるのがとても早く、本当にディスコ会場にいるかのように、達成感を感じながら踊っていたように感じます。それぞれの自宅からネットでつないだ発表会も大成功でした。

フリーチャチャの今後を考えた場合、古いイメージをリブランディングする必要があるでしょう。ステップが揃うかっこよさ、誰でも踊れる気軽さ、即興で組み立てていく面白さを若者のカルチャーに届けるためにはファッション、ヘアメイク、写真などとともに、積極的に仕掛ける知恵を出したいところです。今までのディスコのイメージを壊すような取り組みが求められていると感じます。

参加アーティスト 内木里美
会期 11月2日~1月31日
会場 【中区】本牧地区の店舗など※主にオンラインで開催
主催 本牧こどもディスコ実行委員会
協力 リボンファンストリート、大鳥中学校コミュニティハウス、本牧中学校コミュニティハウス、HOCS(本牧コミュニティ・ステーション)、Yokohama FDS、ツインソウル、有限会社ナイキスタンダード、株式会社エスタディオホールディングス、有限会社小林薬局、本牧ベース、横浜ロイヤルホテル、美濃屋あられ、本牧葬儀社本牧ホール、ようせいのいたずら、本牧玉家、Honmoku Cake-ya yoko、炭火焼鳥おきまる、本牧コーヒー、森野帆布株式会社
E-mail artdisco2@gmail.com
TEL 090-3542-4422
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「街のはなし」(青葉区)

写真選考朗読会の様子1

写真選考朗読会の様子1

限定公開インタビューの様子1

限定公開インタビューの様子1

「街のはなし」7号

「街のはなし」7号

写真選考朗読会の様子2

写真選考朗読会の様子2

1960年代から造成が続くたまプラーザ・美しが丘の街を舞台に、幼稚園児から80代までの、多世代から話を収集する、冊子形式のアートプロジェクトを行いました。

今年は、オンライン公開インタビューとして11人のお話をオンライン配信で 伺いました。インタビューしたのは、この地域の焼肉屋店長、歯科医、若手フォトグラファーの登山家から中学生、園児まで総勢11人。個人的なお話も出ることを考え観客を限定する形になりましたが、街への想いにあふれた話を聞けました。数名の方から「自然」に関する話題があがったことは、コロナ禍を含めた現状へのリアクションでもあったのではないかと感じ、大切に受け止めて伝えたいと思いました。

11月には、それぞれの方の話を書き起こしたエッセイを参加者が読む朗読会と、冊子に掲載する写真の選考会をオンラインで開催しました。「朗読を聴く」という行為は、目で文字を追いつつ理解する「読む」という行為とはまた違った感性を刺激される経験です。画面越しでありながら、リアルなふれあいが感じられました。途中配信トラブルもありましたが、公開映像として記録が残っているため、遠方から参加する人や、事後に視聴したい人にとってアクセスしやすい形になりました。

映像と音の記録アーティストと地元の若手写真家をコラボレーターとして迎え、完成した冊子「街のはなし」7号は充実したものとなりました。発刊記念会ではゲストとともに、普段伝え切れないプロジェクトのコンセプトや活動の詳細をあらためて伝え、記録することができ、応援者を増やすことができました。

2014年から続けてきた「街のはなし」は、住民の声で綴る「町史」であり、次世代が担う街の未来像のリソースであり、住民が誇りを持って積極的に街に関わる基盤を築くための活動です。今後も関わってくれるメンバーを増やし、オンライン展開にも積極的に取り組んでいきたいと思っています。

参加アーティスト 谷山恭子、小池美咲、藤木和人
会期 7月15日~1月31日
会場 【青葉区】美しが丘中部自治会館、スタジオシフォン※主にオンラインで開催
主催 「街のはなし」実行委員会
協力 まちのコイン、100段階段プロジェクト
URL https://machinohanashi.com/
E-mail kyocotaniyama@gmail.com/contact@machinohanashi.com
TEL 090-7445-3040
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ロケ地で映画を鑑賞しよう!!聖地巡礼上映会『1999年の夏休み』in大倉山記念館(港北区)&『風のある道』in神奈川県立音楽堂(西区)

「風のある道」上映会の様子1

「風のある道」上映会の様子1

「風のある道」上映会の様子2

「風のある道」上映会の様子2

「1999年の夏休み」上映会の様子1

「1999年の夏休み」上映会の様子1

「1999年の夏休み」上映会の様子2

「1999年の夏休み」上映会の様子2

毎年4~5本の良質な佳作の映画作品の上映活動を続けている私たちはこの数年、中区・寿地区や、鶴見区・小野地区など映画を撮影したエリアに近いホールでの上映会も行ってきました。今回アートサイト参加プロジェクトとなった2つの上映会は、上映する会場が映画の中に登場するという本当の意味でのロケ地上映会となったことが特徴でした。映画を鑑賞した後に、映っていた場所に直に触れたり、見たりすることができます。

大倉山記念館のホールで上映した『1999年の夏休み』は熱心なファンも多く、公開から30年以上経った現在もこの映画のファンサイトが4つほどあり活動しています。映画の中で教室として使用されているのは「第4集会室」、音楽室は「第5集会室」です。本作品の監督である金子修介氏が上映会の告知をしてくれたため、早い時点でチケットは完売しました。同日に映画のファンが集会室を予約して、映画に関する展示会を開催しており好評を得ました。

神奈川県立音楽堂で上映した『風のある道』は61年前に撮影された映画でありながら、物語のクライマックスで登場する音楽堂のロビーが今とほとんど変わっていないことに、参加者は一様に驚いていました。バンドホテルや横浜日劇など、映画の中でしか見られない建造物も多くあります。歴史のある建物の保存の重要性についても考える機会になりました。作品に登場する横浜市在住の女優・芦川いづみさんにはファンがおり、多くの反響を受けました。

コロナ禍のため、大幅な席数制限を行わざるを得なかったり、公共施設でのチラシの配架が断られたりと今回は運営上の苦労が続きました。映画を楽しみにしていた方の中にも、感染リスクを考え外出を控える人もいました。やはり、コロナ禍の今後の推移が最大の課題です。そういった中でも、横浜の歴史や文化を立体的に感じることのできる聖地巡礼上映会を、今後も計画し続けていきたいと考えています。

参加アーティスト 金子修介、高崎俊夫
会期 8月10日~9月22日
会場 【港北区】横浜市大倉山記念館【西区】神奈川県立音楽堂
主催 横浜キネマ倶楽部
後援 横浜市教育委員会
URL https://ykc.jimdofree.com/
E-mail yokohama_kinemaclub@yahoo.co.jp
TEL 080-8118-8502
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横浜下町パラダイスまつり2020+よこはま若葉町多文化映画祭2020(中区、南区、西区)

近隣の多文化なこどもたちとただひたすら遊ぶ会

近隣の多文化なこどもたちとただひたすら遊ぶ会

ハッピーティハール2077~ネパールのお祭りを祝う会 photo:福田依子

ハッピーティハール2077~ネパールのお祭りを祝う会 photo:福田依子

となりにすむ人~ネパールの家族 photo:今井紀彰

となりにすむ人~ネパールの家族 photo:今井紀彰

モン族テン・ヴァン+ダンサー青山るり子「モンモン散歩」その2(再演)photo:福田依子

モン族テン・ヴァン+ダンサー青山るり子「モンモン散歩」その2(再演)photo:福田依子

中区・若葉町の横浜パラダイス会館を拠点に、今年も多彩なプログラムを行いました。

身近な「世界」について考えるよこはま若葉町多文化映画祭では、近隣在住の人々にゆかりのある国や多文化共生を描いた映画を約11本とりあげました。特に今年は日本での上映機会が少ないインドネシアとフィリピンの映画を上映し、終了後のトークも含めて立体的に両国の国民性や宗教観、世界における立ち位置を考察できました。また韓国とのオンライン交流会の会話の中から、日韓の歴史教科書を比較する企画が立ち上がり、一部展示をすることもできました。

多文化なまちの歴史や現状を考察するプロジェクトでは、近隣のネパール料理店と共にネパールの祭「ティハール」を企画しました。ネパール料理店の家族には「母国を離れて以来、多忙のために国の祭を行う機会がなかった」と喜ばれ、ネパールの祭を初体験した日本人にも好評でした。今後はほかの国の人々のニーズも聞き、さまざまな祭も企画していきたいです。

近隣在住の海外ルーツの子どもたちと共に作るプロジェクトでは、家庭と学校以外の体験の少ない子たちのために学習支援やワークショップを開催しました。今年は特に縁日などがなかったので、花火大会を企画し公園でみんなで食事をする機会を作ったところ、知らぬ間に子どもの親や祖父母なども集まってきていました。来年は予め家族にも参加してもらうことを想定して企画を考えたいです。そのほか、12年目を迎えた活動を総括するプロジェクトも行いました。

今年は感染症の影響で、先が見えずに苦労をしましたが、人が移動し、集まる企画の意味を問い直し、あらためて「となりに住む人々とどう生きるか?」を考える機会になりました。今後どのようなプロセスを経れば近隣住民たちと「自主的な」企画を開催することができるかが重要な課題になってくると思います。

参加アーティスト 来島友幸、中村剛彦、青山るり子、青山ふじ子、青山珠子、テン・ヴァン、今井紀彰、ブラジル炭火焼肉ガウシャ、スズキクリ、蔭山ヅル、岸井大輔、米野みちよ、真鍋祐子、チェ・ヒョンジュン、グルング・ラム・ラジャ、グルング・アンジュ、藤川史人、太田昌国、柴原三貴子、小川忠、クレシ愛民、梶原俊幸、箒有寛、大川景子、作田知樹、大澤寅雄、ビッグイシュー販売員イデちゃん、Art Lab Ova
会期 7月23日~1月31日
会場 【中区】シネマ・ジャック&ベティ、横浜パラダイス会館とその周辺、グリル アンド カフェ モーリーズ、ネパール料理店「ナマステ・ポカラ」※そのほか、ミリム劇場(韓国仁川)、オンラインで開催
主催 横浜下町パラダイスまつり実行委員会
共催 Art Lab Ova、横浜シネマ・ジャック&ベティ、よこはま若葉町多文化映画祭実行委員会
協力 若葉町町内会
URL http://downtownart.hama1.jp/
E-mail yokohamawakaba@gmail.com
SNS

全国ミニシアター地域交流上映会 横浜×尾道(中区)

オンライン お別れの挨拶

オンライン お別れの挨拶

オンライン お客さんからの質疑応答

オンライン お客さんからの質疑応答

ビデオレター 尾美としのりさん

ビデオレター 尾美としのりさん

会場シネマ・ジャック&ベティ入口&感染症対策

会場シネマ・ジャック&ベティ入口&感染症対策

私たちは、全国コミュニティシネマ会議2017イン横浜を契機に立ち上がった、映画に関わる人たちの情報交換と交流のためのネットワーク体です。今回は、2020年のヨコハマ映画祭第1位に輝いた大林宣彦監督の映画作品「海辺の映画館 キネマの玉手箱」と連動し、映画のまちとして知られる広島・尾道との地域交流を行う予定でした。しかしコロナ禍のため、客席数の制限をはじめとして、映画館の状況は経営的にたいへん厳しい状況が続きました。伊勢佐木町エリアにあるシネマ・ジャック&ベティや横浜シネマリンでは、応援グッズ販売やクラウドファンディング等を実施して、横浜から映画の灯を絶やさない工夫に連日追われました。

今回の企画では、緊急事態宣言下で県境の移動を控えたため、横浜と尾道それぞれの地域のミニシアターに、実際に足を運ぶことはできませんでした。その代わり、企画を縮小し映画上映のあと、シネマ尾道の支配人・河本清順さんと、ジャック&ベティの梶原俊幸さんによるトークを行いました。

シネマ尾道の活動紹介の中からは、地域の特性を活かし、地域が舞台となった映画を大切にすることで、地域に根ざした映画館の運営の道筋が明らかになっていくことが分かりました。大林作品の常連俳優である尾美としのりさんからのビデオメッセージのほか、ヨコハマ映画祭実行委員長の北見秋満さんも加わってのクロストークや、参加したお客さんからの質疑応答も行いました。

事業終了後の3月にはシネマ尾道で、横浜を舞台にした私立探偵・濱マイクシリーズの映画作品「我が人生最悪の時」の上映が行われます。オンライントークに横浜シネマネットワーク実行委員会のメンバーも参加するなど、交流を続けていく予定です。コロナ禍の収束後には、さらに地域、劇場を増やしての開催が期待されていると感じています。先の計画が立てづらく、地域間の移動を含めた事業が可能かどうかを引き続き検討していきます。

参加アーティスト 河本清順、尾美としのり、北見秋満、梶原俊幸
会期 1月23日
会場 【中区】シネマ・ジャック&ベティ
主催 横浜シネマネットワーク実行委員会
共催 文化庁次代の文化を創造する新進芸術家育成事業、一般社団法人コミュニティシネマセンター
協力 シネマ尾道、神奈川県興行生活衛生同業組合
E-mail kajiwara@eduit.co.jp

若葉町ウォーフ「まちなかギャラリー2020」(中区)

「マスクの逆襲:マスクの哀愁」の様子

「マスクの逆襲:マスクの哀愁」の様子

「壁展」の様子1

「壁展」の様子1

「壁展」の様子2

「壁展」の様子2

「壁展:とまどいの壁」

「壁展:とまどいの壁」

一般社団法人横浜若葉町計画は劇場・スタジオ・宿を兼ね備えた民間アートセンター若葉町ウォーフの運営やイベントの企画を行い、地域から海外まで多様なコミュニティや人々が交わる波止場(ウォーフ)となるべく活動をしています。「まちなかギャラリー」は昨年度と今年度で合わせて6回行い、施設内の劇場をギャラリーとして入場無料で開放し多様なアートに触れる機会を地域のみなさまに提供させて頂いています。

今年度はコロナ感染症の拡大により、若葉町ウォーフで予定していた企画は規模や方法を大きく変更することを余儀なくされました。また、2020年4月~5月の緊急事態宣言の折には施設営業を休止することとなりました。しかし、若葉町ウォーフの活動を止めてはならないと感じ、まちなかギャラリーの期間以外でも可能な限り施設内の劇場を入場無料で誰でも利用できる「町の空き地」として活用することにしました。その活動の中で近隣のアーティストの方々に声を掛けて劇場の壁に絵を描いてもらうプロジェクトを始めました。壁画は7月にまちなかギャラリー2020「壁展」として展示し、展示に合わせる形でダンスとチェロによるパフォーマンス作品「とまどいの壁」を緊急事態宣言後では初めての劇場公演として行いました。

また11月に行った「マスクの逆襲」では500個のマスク(お面)の土台を近隣のみなさまに配布し、それぞれのオリジナルマスクを作成して頂き展示しました。この展示企画を通して地域のみなさまとの新たな関係ややりとりが生まれ、地域の中にあるアートセンターとしての役割を改めて感じることが出来ました。12月に行った書道展「祈りの軌跡」では書家・渡邉麗が劇場の壁画に呼応し、時代へのメッセージを表現した書を展示しました。他の展示と少し趣が異なり、来場者が時間を掛けて書と向き合っている様子が印象的な展示となりました。関連イベントでは能楽とチェロのパフォーマンス「光の譜」を行いました。

今後はこの活動を経済的に持続可能にすること、継続的な活動に繋がる環境づくりを行うことが課題だと感じています。

参加アーティスト 竹屋啓子、五十嵐あさか、劇団ドクトペッパズ、樊天谷、渡邉麗、清水寛二
会期 7月6日~2020年12月22日
会場 【中区】若葉町ウォーフ
主催 一般社団法人横浜若葉町計画
協力 コーヒー・タロー、誠心社、公益社団法人銕仙会
URL https://wharf.site
E-mail info@wharf.site
TEL 045-315-6025

LITTLE ARTISTS LEAGUE YOKOHAMA~アートを通してグローバル思考を育むプログラム~(中区)

「カラ・ウォーカーのシルエットアート」ワークショップの様子

「カラ・ウォーカーのシルエットアート」ワークショップの様子

「フォルムの擬人化ーファウンドオブジェクトアート」ワークショップ

「フォルムの擬人化ーファウンドオブジェクトアート」ワークショップ

MASKBOOK参加者の作品「森林火災」

MASKBOOK参加者の作品「森林火災」

「世界の名画ポートレートコラージュ」アートキット

「世界の名画ポートレートコラージュ」アートキット

2020年はコロナ禍の中でこれまでの活動を新しい形に変換することに試行錯誤を重ねた一年となりました。継続的に行ってきたマンスリーワークショップは、オンラインに切り替え実施。またSNS上では、親の文化とは異なる環境で育つ子どもたちとそのファミリーからなるコミュニティーとの対話を積極的に行いました。

コロナの情報をはじめ社会動向が汲み取りにくい在留外国人の親は不安やストレスを感じており、子どもも大人も感じていることを表現に転換することがアートに求められていることだと考え、表現の場を提供し続けることに活動の意義を見出しました。

学校が再開し、感染者数が減少の傾向にあった夏頃からは、オフラインのワークショップを要望する声が寄せられ、9月からはマンスリーワークショップを再開しました。ソーシャルディスタンスを保ちながらのワークショップでは参加者が久々に顔をあわせることができ、コミュニティアートの社会的役割をあらためて実感する機会にもなりました。

例年実施していた公開イベントはオンラインギャラリーとして開催しました。8月に公開したオンライン企画「MASKBOOK」では、フランスのNPO団体「ARTOF CHANGE 21」とパートナーシップを組み、環境問題やコロナ問題をマスクで表現するプロジェクトを展開しました。メディアでも取り上げられ、多くの人が参加。ポートレート写真を特設サイトギャラリーやSNSで発表しました。秋には、自宅でワークショップに取り組めるアートキット「世界の名画をコラージュしよう」を開発 、販売。関連のワークショップも実施し、多くの参加者の作品をオンラインギャラリーで展示しました。

活動を継続するためデジタル面の強化が課題でしたが、2020年度は新しいチャレンジをもたらしてくれた一年となりました。団体の原点のミッションを再確認し、アートを通して創造性と多様性に取り組む地道なコミュニティー活動を継続していきます。

参加アーティスト MIOKO MOCHIZUKI、LUMICO HARMONY、AIMEE ISOBE、TATHINA、小山奈那子
会期 7月18日~1月30日
会場 【中区】臨港パーク※そのほか、オンラインで開催
主催 LITTLE ARTISTS LEAGUE
共催 ART OF CHANGE 21
協力 NPO 法人ザ・グローバル・ファミリーズ
URL https://www.littleartistsleague.org/
E-mail littleartistsleague@gmail.com
SNS

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